私は娘たちとの葛藤から、大切な事を学ぶ事ができました。
そのひとつが「失敗も成功もこの世の中にはない。全てが大切な経験」
という事です。
それまでの私の世界は、
善と悪。成功と失敗。勝ち組と負け組。常識と非常識。
など、すべて、あっちとこっちの2極の分離が基本でした。
日常生活の些細な事でも頭の中はいつも、そうでした。
自分の言動も周囲の人の言動も、いつも善いか悪いかの判断や評価をしていました。
「あっ、この買い物は失敗。もう、後悔。嫌になるな~。」
「あっ、あの人、バスの中であんな事をして。非常識。嫌な人を見て不愉快。」
そして、出来事にもこれを当てはめていました。
良い事が起これば、すごく嬉しい。有頂天です。
でも嫌な事が起これば、この世も終わり、と思う程落ち込みます。
そこから、なかなか抜け出すことが出来ません。
その当時は起こる出来事に翻弄されていました。
ただ、嫌なことが起こらないよう良い事ばかり起こるように祈るだけです。
もし嫌なことが起これば、自分か相手を凄く恨みます。
自分の人生なのに、なんだか、波に漂う木の葉のような気分で、上がったり、下がったりしていました。
私は娘たちとの葛藤により
「私は知らないんだ。
この世界は、いっぱい、私の知らない事や分かっていない事であふれているんだ。」
と気づきました。
それからは、出来るだけ、今までの自分の常識や考え癖を捨てるようにしました。
物事を善悪で判断する癖を捨てるようにしました。
すると、今まで失敗した事や嫌な出来事が起こったと思っていましたが、本当にそうだろうか?と思うようになりました。
人生を歩んでいけば、いろんな事が起こります。
それを、良い悪いと判定して一喜一憂しているのは私自身ではないか。
出来事を悪いと思い込み、そこに、ドップリとはまり、私の人生の全てのような気がして、もがき苦しんでいただけではないのか。
良くても悪くても、私はそこを通過する。
なら、それは、全て私の経験であり、次への糧になっているのでは。
と考え始めました。
苦労する経験もあるかもしれませんが、それが終われば、経験となり、次の扉の楽しみになる。
と考えるようになり、少しずつ、これからの人生が楽しくなり、勇気が出てきました。
「なあんだ。人生には失敗も成功もないんだ。
全て経験した、という事実だけだ。
怖れることはないんだ。」
私には、人生は途中に沢山の扉が存在する道のようなイメージがあります。
用意されている扉、自分で選んで開ける扉、色々あると思いますが、
一つの扉を開けてそれを経験したら、次の扉が開く。
今までの私は、一つの扉を開けてはその部屋に入り、その部屋だけが、自分の人生だと思い込んでしまい、そこから出ずに苦しんでいたような気がします。
全く、その部屋しか知らない分からない状態だったように思います。
「扉をたくさん開けると人生はきっと楽しい」と頭では分かっていますが、今も、扉の先が不安になる時があります。
そのため、
まだ私には、どんどん扉を開けていく程の勇気がありません。
沢山の扉があるのに、もったいないですね。
たくさん扉を開けたい。
そして、人生をもっと知りたい。
今の自分の出来る事、そして今の自分に出せる勇気を使い、挑戦中です。
少しずつですが、開ける扉が増えていくのが楽しみです。
私も娘たちのように、自分を信じて、直感でワクワク(湧く湧く)で人生を楽しむことが出来るようになりたいと思います。
勇気が萎えた時は娘たちの話しを読みます。
先日、Nahoさんが出したブログからとても勇気を貰いました。
ここに紹介させて下さい。
(→「信じることより愛すること」)
あーす・じぷしーnaho 「おとなになってもワクワクして生きていいっていったらどうする」より抜粋
『 安全なのか、成功するのか、そんなことを考える前に自分の心が反応したものに飛びこんでみる。
それを繰り返していくと、次は、
「飛び込んだということは、大丈夫だと知っている」
という確信に変わってきます^^
とても逆説的ですが、本当はそうなんですね。
そして、飛び込み続けた今はこう思うんです。
「 信じている人、知っている人から、飛びこもう。」 』
『 だから、「信じた人、知っている人 」から行動しましょう。
そして、「勇気がある人」は信じれなくても飛び込みましょう。
まだ、「勇気がない人」は、道ができたら歩きましょう。 』
あなたの扉がたくさん開きますように。
今日も読んでいただいてありがとうございます。
あなたの心に平和がありますように。
あなたがしあわせでありますように。
「父ちゃんが叱る」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160705/20/syomari0424/64/e8/j/o0300022513690195553.jpg?caw=800)
父ちゃんがいきなり俺を叱りだしたゾ。
どうしたんだよ~。父ちゃん?
ちょっと、父ちゃんにむかって吠えたらヨ~、
いつも優しい父ちゃんが立ち上がってヨ~。
顔を真っ赤にしてよ~「誰に向かって吠えてる~」
ち、大声で怒鳴るんだよ~。
なんか、読んだか?それとも母ちゃんの入れ智恵か?
「お父さん、何怒ってるの?」
「お母さんが、主従関係が大事ち、言ったじゃないか~。」
「俺はかん太になめられてるち。」
「ふ~ん、で、お父さんどう?」
「怖がって寄ってこんなった。どうしよう。」
「かん太~、こっちおいで。かん太~。もう、怒らんよ~。」
父ちゃんよ~。叱るなら、最後までビシッとしろよ。
あ~あ。嫌ってないよ。心配するなよ。父ちゃんよ。
泣くなよ~。あ~あ、仕方ない親父だな~。