『パステルカラー迷彩服乳幼児』
(アクリル絵具:ケント紙:B5)未完成
●パステルカラー迷彩服乳幼児について
神保町の美学校内の無人展示施設『棚ガレリ』にて、
2月12日~27日の間私の作品が展示されます。
もう翌日からの展示なんですが、どうして直前の告知なのかというと、
展示予定作品の一つである『カタカタ型機関銃』が如何にも習作っぽい感じなので、
(実際習作のつもりで描いた)説得力の弱さを感じ、
告知用に新たに作品を描こうとして告知が遅れてしまったというわけです。
理由のもう一つは、初日には特別何もやらないため、
直前の告知でもいいんじゃないかと思ったんですね。
でも、結局は完成しませんでした。
この後もうちょっと描き込みして背景も描く予定です。
最低限ここまでといった感じまでは仕上げました。
11日は早朝から丸1日仕事なので、この後初日まで描けないのです。
本当は『パステルカラー迷彩服乳幼児』が『カタカタ機関銃』を押している図を描き、
以前描いた『カタカタ型機関銃』の代わりとしたかったんですけど、
時間が掛かると思ったので単独に描きました。
ヘルメットは、『パーマン』のヘルメットや『ロボット8ちゃん』の『ヘリチョンボ』
からの影響を受けています。
自分で意思を持った空飛ぶヘルメットです!!
本当に作るとなれば、プロペラはもっと大きくした上に二重に付け、
お互いが逆方向に回転する様になると思います。
何故なら、『R/C 空飛ぶドラえもん』(タイヨー)ではそうなっているから。
エポック社からも『ドラえもん ひみつ道具 空飛ぶタケコプター』というのが出ていますが、
やはり二重羽。
そうしないとちゃんと飛んでくれないのでしょう。
でも、このヘルメットを被っている状態で空を飛ぶと、
首吊り状態になって大変危険だと思うので、いずれにしても飛ぶのは不可能だと思います。
あくまでデザインでプロペラが付いているだけです。
拳銃も意思を持っていますが、「拳銃の擬人化」ってそういえば無いなと思いました。
『ロジャーラビット』にあったかな?
でもあれは「銃弾の擬人化」だよな?
画像検索しても出てこない。
ヲタ世界で言う「擬人化」と私の言う「擬人化」とはニュアンスが少し異なっていて、
前者は、例えば萌え少女が被り物をするみたいな感じなんですけど、
「それって擬人化ちゃうんちゃう?」(何故関西弁?)と思うんですよ。
そういう擬人化(萌え少女が兵器の被り物をしている様なイラスト)なら出てきます。
手榴弾は、『カタカタ型機関銃』にも登場する『リンゴ手榴弾』です。
一種のスターシステム?
そういえばサルバドール・ダリも、一種のスターシステムみたいな事をやってましたよね?
『ミレーの晩鐘』にやたらと拘っていたりとか。
赤ん坊についてですが、多分「これ誰?」と訊いて来る人はいると思います。
でも、モデルは全くいません。
私は10代の時、全くモデルを使わずにハイパーリアルな人物図を沢山描いていました。
例えば『オヤジシリーズ』とか。
とてもリアルなので、「これ誰なの?」と訊かれる事は多かったです。
自分の息子に似ているという人が見たら驚くかも知れません。
ちょっとそれを狙ってます。
展示予定作品は既に決まっており、余分なスペースも無いので、
最終日にでも展示しようかな?と思います。
(追記:結局この絵も未完成のまま出しました)
●展示の趣旨
以前、当展示についての趣旨を紹介したと思うのですが、又改めて説明します。
一言で言えば、「一風変わったPEACE ART」ですね。
平和をテーマにした展覧会というと、内容的にお決まりなイメージなんですよね。
思想的にも物凄く偏ってそうですしね。
それに違和感を感じていまして、ピースアートを茶化すアイデアを色々と考えたり
していました。
で、今回の展示なんですけど、殊更ピースアートを相対化するわけではなく、
思想的なものも極力排除しました。
その上、戦争と平和の問題のみならず、日常の暴力や差別の問題までをもカバーしました。
当初は”障害者”の問題をテーマにする予定だったので、射程を広くしたのです。
目を背けたくなる様な描写はありません。
が、強烈な”皮肉”は込めました。
この世から”戦争”や”暴力”、”不当な差別”が無くなる事を願う、
私なりの”祈り”が込められているのです。
●イベント
前述の通り、オープニングレセプションはやりませんが、クロージングイベントはやります。
2月27日の19:30から、
リトアニアに出品する予定の作品の収録も兼ねたパフォーマンスをする予定。
会田誠さんからの、私のバルト三国に対する深い愛と、少数言語に対する深い愛、
それと、作曲能力を買われての注文なのですが、
とても難しい注文なので、27日までに完成するかどうかは分かりません。
完成できなかったら、イベントは無しになるか、
何か即興で別のパフォーマンスでもやると思います。
●展示情報案内
展示場:TANA Gallery Bookshelf(美学校内)
〒101-0051東京都千代田区神田神保町2-20第2富士ビル3F
会期:2011/2/12~27
クロージングイベント:2/27-19:30~
英文による紹介↓
(一見真っ白ですが、下に画像をスライドさせると文章が現われます)
http://rad-commons.main.jp/tana/
【追記】
・クロージングイベントの開催時間は19:30~となりました。
それに合わせて記事内容も変更してあります。
・結局『パステルカラー迷彩服赤ちゃん』も未完成のまま出しました。
つまり、4点出品したという事です。
何とかギリギリ4点分、展示スペースに入りました。
【TANA Gallery Bookshelfエントリー】
『ちょっとだけョ、あんたも好きねぇ』
(愛☆まどんな×穏やか)『メロウホワイト』(寺田忍)
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10725953475.html
美学校に”Tana Gallery Bookshelf”開設!!
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10714432474.html
【パロディ作品エントリー】
ウマギヌ・ニシキオオミミウサギ(習作)
(情報への接し方シリーズ・常識への接し方シリーズ)2010
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10752658069.html
ブシュッチくんとブシュッチガールズ
(Bushtch-Kun and Bushtch-Girls)2010.12.13
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10740189948.html
ウマイヌ:ウマウサギ(習作)(情報への接し方シリーズ)2010.11.13
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10729370263.html
錦海豚飛翔圖-羅須園にて(ニシキイルカシリーズ・習作)2010.11.17
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10710138899.html
ムカシブタモドキ・ミミナガイヌ・オオミミウサギ(習作)
(情報への接し方シリーズ)2010.10.16
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10704810310.html
スーティーチ!(歯痒さ解消シリーズ)2008-2010.10.31
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10693167303.html
玩具型武器:乳幼児編(Weapon Toy, Peace Art Destroy Series)
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10664293056.html
錦イルカ・習作(常識への接し方シリーズ)(2010.8.18)
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10624749564.html
自作の名刺(2007)
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10523192153.html
しすいズ(FANCY拾得)寒山拾得パロディシリーズ(2010)
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10519987947.html
爆烈樹圖(The Explosioning Tree)2010
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10502995443.html
ミミナガケナガライオン(情報への接し方シリーズ)2010
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10498052031.html
寒山拾得パロディ作品集
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10487828863.html
トゲカブトムシ(情報への接し方シリーズ)2010
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10477775411.html
刺青消しゴム(刺青パロディアートシリーズ:2)2009-2010
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10451025329.html
大塚聰のパロディ作品エントリー集