"楽音楽"の日々

音楽、映画を中心にしたエンタテインメント全般についての思い入れと、日々の雑感を綴っていきます。


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Al Jarreau、2月12日に76歳で亡くなりました。



数年前に倒れて危篤報道もあったんですが、見事に復活してステージにも立っている姿にファンとしては嬉しさしかありませんでした。

数日前にFacebookで、体調不良でツアーからの引退が発表されて、「悲しいね」を入れたばかりでした。


彼は、グラミー賞を6回受賞していて、ジャズ、ポップ、R&Bの3部門で受賞した初めてのヴォーカリストらしいです。
その彼が、グラミー授賞式当日に亡くなったのも、何かの縁かもしれません。授賞式でも追悼の言葉がありました。

私にとっては、フュージョン・ヴォーカルの世界にのめり込むキッカケを作ってくれたことで、彼の動向は常にチェックしてきました。



気が付けば、彼のCDはこんなに増えていました。



私の学生時代、偶然テレビで彼のステージの様子を見たことで、直後の来日公演に行ったのが最初でした。

Alのサイン

このジャケットにもらったサインは、私の宝物です。

コンサートの想い出については、過去に記事にしています。



Al Jarreauの想い出 (2010年4月)

その後も、彼のCDレヴューを中心にして、かなりの数の記事を書いています。



「Live In London」レヴュー (2010年4月)
「Casino Lights」レヴュー (2011年7月)
「This Time」レヴュー (2012年12月)
「Breakin' Away」レヴュー (2012年12月)
「私のお気に入り」記事 (2013年3月)
「If I Ever Lose This Heaven」記事 (2013年3月)
「Christmas」レヴュー (2013年12月)


アルバムとしては、Jay Graydonがプロデュースをしている作品は完璧なんですが、Alの魅力の基本は、やはりステージです。自由自在のヴォーカルはもちろん、観客を巻き込むステージング、観る者を笑顔にしてしまう「ハッピー・オーラ」が、彼の最大の個性であり、魅力だと思います。


「Live In London」と同じツアー(CDの音源と同じ日であるかは、不明ですが。)の動画がありました。



「Live In London '84」

一曲目は時代を反映していて、デジタルのリズムが退屈です。Charles Johnsonのギターだけが聴きものです。

2曲目からは、Alの魅力全開です。一番元気だった頃の、彼のパフォーマンスを堪能できます。



私が体験したAlのライヴは、David Sanbornがゲストで参加していたんですが、その時の興奮を思い出させる映像を見つけました。



Since I Fell For You : Al & David Sanborn '85

AlもSanbornも、熱いです!これを目の前にしてたら、燃えないワケがありません。



そして、スタジオ・ライヴの傑作「Tenderness」も、同時に映像が撮られています。



「Tenderness」スタジオ・ライヴ'94

観直してみると、メンバーの半数が鬼籍に入っていて、最早「幻のセッション」ですね。


George Bensonとの共演アルバムを出した後には、Montreux Jazz Festivalのステージでも共演しています。



George Benson & Al Jarreau Live in Montreux '07

Alのファンの間で最も人気のある動画は、90年のLive Under The Skyのものでしょう。もちろん、私も同感です。

Alが素晴らしいのはもちろん、Steve Gaddをはじめとするメンバーのプレイも、音楽ファンなら必見です。



Spain : Live Under The Sky '90





2013年に亡くなったGeorge Dukeとは、音楽学校時代にバンドを組んで活動していた友人だったそうです。

Georgeが亡くなる前年の共演ライヴがありました。



Roof Garden : Al & George Duke Trio Live at Java Jazz Festival '12

二人の仲の良さが伝わって来る素敵な動画ですね。

今頃、天国でセッションしているかもしれません。






Al、たくさんのハッピーな音楽を、ありがとう。

そして、さよなら。




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今さらではありますが...「シン・ゴジラ」です。

シン・ゴジラチケット

私が観たのは、公開から1ヶ月余り経った8月30日のことでした。

平日の昼間だったので、観客の平均年齢はかなり高かった気がします。もちろん夏休み中なので若い観客もいるんですが、私よりずっと年上の観客が多かったですねー。



で、映画のレヴューは、難しいんですよね。

特に、話題作やヒットしている作品については、どうしても「ネタばれ」になる可能性が高いので、すぐに書くのは躊躇してしまいます。その結果、半年経ってしまいました。

ブルーレイやDVDが来月に発売されるという時期に、「もう良いよなぁ。」と思ったワケです。

シン・ゴジラプログラム

基本的に、劇場で観る作品はプログラムを購入することにしていますが、「ネタバレ注意」という帯が付けられているものは、初めてです。

どれ程のものかと期待して開くんですが、期待を越えるような内容は見当たりません。

シン・ゴジラクライマックス

クライマックスの写真も、この程度。



大ヒットしたので、ネットでのレヴューも無数にあるんですが、賛否両論ですね。中間がありません。まぁ、「そこそこ」と思った人は、わざわざレヴューを書こうという気にもならないのかもしれませんね。





私は、この時一度っきりしか観ていませんが、邦画としては近年稀に見る充実した作品だと思います。大傑作だ!とは言い切れませんが。

一般的な邦画は、演劇的な「ゆっくり、はっきり」としたセリフが基本で、そのことがリアリティを感じさせずにシラけてしまうことも、しばしばあります。

それに反して、超高速のセリフが痛快です。災害対策本部や官邸内での会話劇が本編の8割を占めていますが、それだけでも楽しいです。

作り手や俳優たちに「子供たちにも楽しめるように。」という配慮(と、「子供だまし」でもOKという打算)があったこれまでの怪獣映画に背を向けて、ひたすらリアリティを追求した作り方は「天晴」であります。きっと、ゴジラが暴れ回るのを期待していた子供たち(と、従来の怪獣映画ファンたち)にとっては、退屈だったかもしれません。


なにしろ、肝心のゴジラは、のろのろと前進するだけなのですから。


特に、蒲田に上陸した成熟前のゴジラは、ファンの間で「蒲田くん」と呼ばれているようですが、粘液を滴らせながら前進する姿は、気色悪いです。「カワイイ!」なんて言われているようですが、私には理解できません。


それでも、その巨大さ故に、前進するだけで多大な破壊をしているワケですが。

その姿を空から見た構図が時々出て来るんですが、その被害の大きさには息を飲みます。


今までに見たことのない構図も多々あって、驚きと共に楽しませてもらいました。


ただ、例の3.11の大災害がなければ、この作品ができなかったことは明白です。

川を遡上する津波の映像やら、壊滅的な被害を受けた街の様子など、当時のテレビ画面で見て鮮烈に記憶に残っているものを基にした映像も、あちこちに見られます。

けれども、それを題材にしていながらも、問題提起をする気もないのが潔いです。あくまで、エンタテインメントに徹しているのが、素敵です。


のろのろ前進しているだけのゴジラは、攻撃されたことで堪忍袋の緒が切れて、全身から熱線を発します。私は、事前の知識がゼロだったので、その「やり過ぎ」感に思わず声を上げてしまいました。カタルシスさえ覚えるこの演出には、「やられたぁ!」という感じです。





音楽は、鷺巣詩郎。

監督とは「エヴァ」からの付き合いらしいですが、私は「エヴァ」シリーズを観ていないので、よくわかりません。

ただ、彼はこれまでのゴジラ・シリーズにリスペクトしつつ、見事なスコアを書いています。



シン・ゴジラ メイン・テーマ

ポップスを基本としていながら違和感なくシンフォニックなスコアを書けるのは、彼ならではと言えます。


そして、変態を繰り返しながら最終形態で上陸するゴジラの場面で、初めて耳に馴染んだ「ゴジラのテーマ」が流れます。



伊福部昭:ゴジラのテーマ

観る者の気持ちが良くわかっている選曲です。もう、これ意外に考えられないですもんね。ここでも、鳥肌。



割と早い段階で動きを止めてしまったゴジラ。その場所が、東京駅。

我が故郷・唐津出身の偉人、辰野金吾氏が設計した東京駅に居座るとは、何たる無礼!そんな所に居座るから、総攻撃を受けるんやぁ〜っ!!

これまでの怪獣映画では、電車はくわえられたり蹴散らされたりして、完全に被害者の立場でした。その恨みを一気に晴らすような、電車による総攻撃!もちろん、ここでも鳥肌。

ここでの音楽は、これ!歴代のゴジラ映画において、自衛隊の登場場面の音楽と言えば、この曲だったような印象があります。



宇宙大戦争マーチ


伊福部昭による、血湧き肉踊るマーチの名曲です。

「ここで、使うかぁーっ!!」って感じです。

ツボを心得ている監督は、流石です。


登場人物がとにかく多くて、ほんの一瞬なんて人もいるんですね。



これは、DVDを買ってじっくり観るしかないですね。



ということで、私は大満足だったのでした。






実は、この映画に関していろいろ盛り上がっていたんですが、予想外のところで盛り上がっているのが、とっても楽しかったですね。

普段映画を観ない人、ゴジラの映画を観たことのない人。一般的にインテリだと認識されている有名人。そんな人々が、この映画に夢中になって何度も劇場に足を運んでいる様子がSNSにあふれています。いやぁ、痛快ですねー。


この映画そのものも好きなんですけど、社会を巻き込んだそんな「シン・ゴジラ」現象が、たまらなく楽しかったですね。



私は、平成ガメラ・シリーズも大好きなんですが、主役が少女だったりしてちょっとのめり込めない設定なのが難点だと思っています。

そんなところを一切排除した今作は、潔くてすっきりしていて見事です。



特撮は凝りに凝っているので、何度もポーズをしてじっくり観る価値がある作品です。

劇場で見逃した人も、DVDを買って大画面で爆音で楽しむべき作品です。



昨年劇場で観た映画では、ダントツの一本なのでした。




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あっという間に、2月です。

梅こぶ茶

なぜかスイーツ系の味が流行しているカップ麺の世界ですが、私は試す勇気がありません。

でも、これは味の想像がつくネーミングで、ついつい買ってしまいました。予想を超えるウマさで、当たりでした。




楽しい記事を書こうと思っていたんですが、思わぬ訃報が入って来ました。



ASIA : Heat Of The Moment


82年にデビューしたバンド、ASIAのベースとリード・ヴォーカルを担当したJohn Wettonが、1月31日に亡くなりました。67歳という若さでした。

デビュー・アルバム「詠時感~時へのロマン」は、YESのアートワークでも有名なRoger Deanデザインのジャケットも印象的な、ロック史に残る名盤です。プログレとポップ・ロックの絶妙なミックス具合が、他に例を見ない個性になっています。その全9曲全てのソングライティングに関わっていて、リード・ヴォーカルを執っていたのがJohnでした。正に、「ASIAの声」という印象です。

イケメンだったので、女性ファンも多かったと記憶しています。



ASIA : Sole Survivor


良い声だし、サウンドもカッコ良いですよねー。



昨年の12月7日には、Johnと同じベーシストでヴォーカリストのGreg Lakeが69歳で亡くなって、これもショックだったのですが、プログレに詳しくない私は、記事にすることを諦めていました。

ところが、この二人結構似ているんです。

Emerson, Lake & Palmerでの活動が有名なGreg Lakeですが、King Crimsonでもプレイしていました。King CrimsonをGreg Lakeが脱退した後に加入したのが、John Wettonでした。

更に、John Wettonはアル中のためにASIAを早々と解雇されたのですが、そこに臨時で加入したのがGreg Lakeだったのです。ですから、ASIAの日本でのお披露目ライヴでは、Gregがベースとヴォーカルを担当していたのでした。



ASIA : Sole Survivor (ASIA in ASIA '83)


こちらも、素晴らしいプレイです。


ホントに、残念です。



それぞれが個性的なベース・プレイヤーだったし、何よりも素晴らしい声を持っていました。


彼らは膨大な録音を残していますが、年齢的にはまだまだこれから新しいことができたはずです。きっと、皆やり残したことが多くて、心残りだったに違いありません。



晩年にJohn Wettonが残した「Sole Survivor」を聴くと、まだまだこの先があるように感じます。



John Wetton : Sole Survivor

2年前に亡くなったYESのベーシスト&ヴォーカリスト、Chris Squireも67歳でした。英国のプログレのベーシスト3人が、70歳手前で立て続けに亡くなったんです。悲しい連鎖ですね。

それぞれが個性的なベース・プレイヤーだったし、何よりも素晴らしい声を持っていました。


彼らは膨大な録音を残していますが、年齢的にはまだまだこれから新しいことができたはずです。きっと、皆やり残したことが多くて、心残りだったに違いありません。



晩年にJohn Wettonが残した「Sole Survivor」を聴くと、まだまだこの先があるように感じます。



John Wetton : Sole Survivor


3人のベーシストに、心から感謝です。




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この年末年始は体調を崩してしまったため、思いがけず取りためていた連ドラを一気に観たり、年末の特番をリアルタイムで観たりすることになりました。大好物のこれを肴に、ビールや焼酎を飲みながら...。

鮭とば

取りためていた連ドラは、バカリズム脚本の「黒い十人の女」と、話題になった「逃げるは恥だが役に立つ」の2本。

どちらも若い世代の脚本家と演出家で、時代に合った見事な出来でした。

特に「逃げ恥」は、「空飛ぶ広報室」で注目していた野木亜紀子によるポップな作品で、嬉しい成功例でした。彼女は2016年には「重版出来!」でも高い評価を得ていて、大躍進の年になりました。これからの数年は、彼女は脚本界のトップランナーになるんでしょうねー。今後の作品に注目しておいて、損はないと思います。



恋 PV

恋ダンス アメリカ大使館


ただ、2016年最高のドラマは、NHKの大河ドラマ「真田丸」であることに間違いありません。

次回放送がこんなに待ち遠しいドラマは、近年でも記憶にありません。


大好きな三谷幸喜の脚本によるオリジナル・ストーリーでしたが、「三谷節」が満載の素晴らしい出来でした。彼の舞台を思い起こさせる室内劇が中心でしたが、クライマックスの野外ロケでの開放感が更に引き立つ流れだったように思えます。

彼の最初の大河「新撰組!」での不完全燃焼を、見事に挽回する出来でした。


シリアスとコメディとの落差、バランス。観る者の期待に応えることと、軽く裏切ることのバランス。ストーリー、セリフ、演出に翻弄される快感を、毎回楽しんでいました。こんなクオリティの高いドラマは、これから数年は出て来ないかもしれません。



真田丸オープニングテーマ(総集編?)


普段なら絶対リアルタイムで観ることができない音楽番組も、堪能できました。


「レコード大賞」では、Radio Fishの「Perfect Human」で生のストリングスが入ったりして、オーケストラの頑張りが目立ちました。

話題になったピコ太郎の「PPAP」では、彼が作るバックトラックに合わせてオーケストラが「宇宙戦艦ヤマト」っぽいアレンジで合わせる力技を聴かせてくれました。バンドのメンバーには、トランペットのエリック・ミヤシロやテナー・サックスの平原まことの顔も見えます。ストリングスも含めて、皆笑顔です。

基本のアレンジはピコ太郎自身のはずなので、彼も心から楽しんでいるのがよくわかります。

ここでのパフォーマンスが、彼のピークになるんでしょうね。



何かと話題になる「紅白」も、あれこれしながらもリアルタイムで最初から最後まで観ることになりました。


賛否両論の、タモリとマツコの寸劇は、私としてはとても楽しめました。基本設定だけが決まっていて、ほとんど二人に任せっきりだったと思われますが、ギリギリのきわどいアドリブが実に見事でありました。


肝心の楽曲ですが、ほとんどがどうでも良い感じでした。残念ながら...。


印象に残ったものを、3曲だけ。



郷ひろみの「言えないよ」。

私個人的には、郷ひろみの歌には全く興味が湧かないのですが、土屋太鳳のダンスが予想を遥かに越える素晴らしさでした。彼女については朝ドラからずっと応援しているんですが、演技に関しては幼いものの、ダンスになると日本では他に思い当たらないほどの表現力を発揮しますねー。今回も実に見事でした。初めて彼女のダンスを観た人は、驚いたに違いありません。



今回の紅白でダントツで素晴らしかったのは、椎名林檎の「青春の瞬き」です。

私はほとんど期待していなかったのですが、東京都庁を舞台に繰り広げられるパフォーマンスは、圧倒的な存在感を示していました。


椎名林檎 : 青春の瞬き

全く期待していなかった「東京事変」の再集結。ブリブリいってる亀田誠治のベースをはじめとして、それぞれの楽器の自己主張の凄いこと!!

バンドをやってる人間は、チェックすべき素晴らしい演奏です。

そして、リオの閉会式を思い出させ、それを凌ぐ素晴らしいヴィジュアル・エフェクト!!

都庁の形状を生かしたプロジェクション・マッピングとデジタル・イフェクト。この素晴らしさは、日本の音楽史に残る(いや、残すべき!!!)エポック・メイキングなパフォーマンスでした。



NHKホールの空間をフルに使った派手な演出が目立つ中で、印象に残ったパフォーマンスがありました。

島津亜矢の「川の流れのように」です。

言わずと知れた美空ひばりの名曲ですが、照明を含めて全く演出のない、歌唱力勝負のパフォーマンスでした。

これが、実に素晴らしいっ!!!

多かれ少なかれ美空ひばりの歌い回しの影響が出てしまうこの曲を、彼女は全く「ものマネ」になることなく、自分の歌として最後まで歌い上げました。これは、凄い!!「歌唱力」とは、こういうことなんだと、改めて再認識させられた思いでした。



その後の「CDTV」も、余裕で観るという暴挙!普通の年なら、ダウンする時間帯です。

2016年を代表するピコ太郎がMCを務めるという展開ですが、「紅白」出場を終えた歌手達がリラックスして歌っている姿が、観ている者もリラックスさせるという見事な流れです。


と、元旦の夜明けまで、起きているという珍しいパターンでした。




年末年始は、クラシック音楽が好きな人間にとっても楽しみが尽きない時期です。


恒例の「一万人の第9」から、NHK交響楽団の「第9」演奏会。テレビ東京系で放送される「ジルベスター・コンサート」。元旦のウィーン・フィルのニューイヤーコンサート。と、定番だけでも凄い数です。


私がリアルタイムで観たのは、「ジルベスター・コンサート」だけですが、安定の楽しさでした。

新年のカウントダウンに向けて、曲のラストを合わせるというスリリングな演奏が毎年楽しみなのです。今年はボロディンの「ダッタン人の踊り」だったのですが、無事に成功して華やかな新年を迎えたのでした。

私にとっての「ゆく年くる年」は、この10年くらいはこのコンサートになっています。楽しいし、明るい新年を迎えられる感じのゆるい番組なのです。


大好きな「一万人の第9」は、以前は地上波でドキュメンタリーを放送した後にBSで全編を放送していたんですが、数年前からBSの放送がなくなって、昨年は地上波の放送はくだらない音楽クイズ番組になってしまいました。残念です。もう、今年の年末は、ナシになるのかも。


毎年楽しみにしているのが、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートです。

今年は特に、私が大好きなグスターヴォ・ドゥダメルが指揮するとのことで、楽しみにしていました。

Dudamel

いかにも彼らしい珍しい選曲と、観る者みんなを幸せにする彼の笑顔。

新春にふさわしいプログラムです。理屈抜きに楽しむべき番組でした。

ウィーン

ということで、テレビの前で座っているしかない私の年末年始だったのでした。





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iPhoneガラス

まるで「アート」のような、ガラスのヒビ。


自分の不注意から、貴重な休みを2日間ムダにしてしまいましたが、なんとか無事復旧しました。




博多駅近くのdocomoショップに行ったので、転んでもタダでは起きないということで、徒歩圏内にある福岡アジア美術館に足を伸ばしました。


紀信サイン

目的は、これ。

私の青春時代を振り返る時に、避けて通れない篠山紀信の作品展です。

「激写」から「写楽」あたりまでは、彼の写真に多大なる影響を受けました。ちょうど一眼レフのカメラにのめりこんだ時期だったので、彼の大胆な構図や被写体に迫る姿勢などを真似して、かなり凝ったものでした。


展示されている作品はそれほど多くはありませんでしたが、有名人のポートレートから無名の人々まで、どれも個性的で圧倒的な迫力を持っていました。1時間以上をかけてじっくり鑑賞しましたが、まだまだ腰を据えて観たかったというのが正直なところです。

展示されている作品の半分以上は既に見たことがある思い入れの強いものでしたが、大きく引き延ばされた作品を静寂の中で鑑賞するのは、別次元の体験でした。



有名な歌手のポートレートも多いので、静寂の中でも頭の中には次々に音楽が流れます。



アルバム・ジャケットとして撮影されたこの作品は、その中でも代表的なものでしょう。



John Lennon : Woman

その他にも、こんな作品たちが・・・。

紀信works

どれも、圧倒的な存在感でした。

松田聖子や指原莉乃など見慣れたアイドルも、その作品の前では立ち尽くすしかありません。

基本的に二次元の作品である写真ですが、被写体の表面よりもその内面が写し撮られているように思えるのです。それは、白塗りにしている玉三郎や勘三郎を始めとする歌舞伎役者のポートレートを見ると、一層痛感するのです。強烈です。



篠山紀信が撮ったアイドル歌手の代表と言えば、間違いなく山口百恵でしょう。「激写」の初回も、彼女だったそうです。


今回の写真展では、彼女の写真で最もセンセーショナルだった、沈みかけた小舟(?)の上に横たわる水着姿の写真が巨大なパネルとして展示されていました。


「時代と寝た女」と言われた彼女ですが、気持ちの上では「紀信と寝た女」という感じだったのかもしれません。あ、もちろん、彼の奥様である南沙織の写真もちょっと控えめに展示してありましたよ。



ということで、ちょっとでも彼の作品に興味がある人なら、是非足を運んでみて下さい。

圧倒される快感も、たまには良いもんですよー。




音楽が見える写真。

素敵です。



山口百恵 : イミテーション・ゴールド





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年末に体調を崩してから、なかなか完治せずに普通の生活に戻れない状態です。
遅くなりましたが、本年もよろしくお付き合い下さい。


大晦日も仕事を休んでしまったため、眠れぬまま徹夜することになりました。
そのせいで、初日の出をテレビで見ることになりました。こんなことも、初めてかもしれません。

初日の出2初日の出1

いわゆる、「ダイヤモンド富士」ですね。



そして、例年どおり夕方に弟がお節を持って、やって来てくれました。

おせち17

今年は準備する時間が足りなかったらしいですが、いつも通りのクオリティでした。

私はせめてものもてなしで、冷酒を準備です。

久保田

お節と酒が目の前にあれば、後は音楽談義です。それぞれおすすめの動画やCDで、ああだこうだと話をすることの楽しさ。遠慮することなく意見できるのは、やはり兄弟だからなのかもしれません。

性格も全く違うし、音楽の趣味も違っているので、ケンカになることはほとんどありません。逆に、新しい発見をすることの方が多くて、それが最大の楽しみなのです。



ということで、初詣で外出をすることもなく、いつも通りの正月を過ごしたのでした。



お互いに、経済的にも体調的にも不安定なので、こんな「いつも通り」の正月を過ごすことができるのは、回りの全てのものに感謝すべきだと思っています。いろんな小さな奇跡の積み重ねなのかもしれません。




昨年の年末から迷惑をかけてしまった上司や同僚に、心からの謝罪と感謝を。

そして、ずっと私のことを気に留めて下さっている皆さま方へ、もう言葉にできない程の感謝を。


実は、目眩が続いていて、クルマを運転することが困難なため、未だに仕事に完全復帰ができない状況が続いています。

だからこそ、「普通に過ごせること」がいかに幸せなことであるかを、痛感します。






新年最初の曲は、これにしてみました。

私らしいと思うのですが、皆さんに気に入っていただければ嬉しいです。



Azymuth : Fly Over The Horizon

皆様にとって、素晴らしい一年になりますように。




あ、私にとっての正月に欠かせないのは、これ。

正月菓子17






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Carrie Fisherの訃報記事を書いている間に、彼女のお母さんDebbie Reynoldsの訃報が入ってきました。
27日にCarrieが亡くなって、コメントを発表したばかりだったDebbieが、その翌日に倒れてそのまま亡くなってしまいました。84歳でした。

なんということでしょう。悲しみの連鎖。あまりにも悲し過ぎます。



Debbieは数々の映画に出演していますが、私にとっては1952年の「雨に唄えば(Singin' In The Rain)」でのKathy役が全てです。


この映画は5年前に記事にしていますが、Debbieのキュートさについては全く触れていませんでした。迂闊でした。



「雨に唄えば」は、監督も務めている主演のGene Kellyの映画であることは間違いありませんが、Donald O'ConnorとDebbie Reynoldsの歌とダンスのテクニックに裏付けられた魅力がなければ、ミュージカル映画の傑作と評価されることはなかったかもしれません。


サイレントからトーキーへ移り変わる時期の映画製作現場のドタバタを舞台に繰り広げられる、ラブコメなので、その設定だけでも私の好みにぴったりです。


Kathyのキュートさが際立つナンバーを、ご紹介しておきましょう。


パーティーに呼ばれて歌とダンスを披露する下積み時代のKathyです。



All I Do Is Dream Of You


チャールストンの振付けとベビーヴォイスの歌が、とってもカワイイですね。


主演の二人が初めて心を通わせるシーン。



You Were Meant For Me

撮影スタジオの備品や装置を巧みに使った美術と演出が、実におしゃれで見事です。

二人の上品なダンスが、MGMミュージカルの粋を感じさせてくれます。


そして、この映画の白眉、映画史に残る名シーンです。



Good Morning

3人による歌もキュートだし、タップ・ダンスを基本にしたダンスも独創的で、映画ならではの仕掛けが満載で、何度見ても飽きることがありません。


声に問題がある主演女優のアテレコをする場面です。



Would You?

アテレコという現代では当たり前の技法を発見したエピソードとしては、なかなかスリリングで楽しいです。良い曲だし、Debbieの大人なヴォーカルが魅力的です。


傲慢な主演女優の鼻を開かす場面から、簡潔なハッピーエンドへの流れです。



Switch-a-Roo
You Are My Lucky Star

如何でしょう?

Debbieがカワイイのが最大の魅力ですが、彼女の歌とダンスの実力があってこその完成度だと思います。



彼女が登場しない場面でも、「Singin' In The Rain」「Make 'Em Laugh」「Broadway Melody」といった、映画でしか成し得ない名シーンが詰め込まれていますので、まだ全編を観たことのない人はもちろん、以前に観たことのある方もこれを機会に改めて観直してみて下さい。




ポップス・ファンにとっては、1957年の映画主題歌として大ヒットした「Tammy」がおなじみでしょう。既に、スタンダードになってますもんね。



Debbie Reynolds : Tammy

長い間確執があったと伝えられている母娘ですが、後年は二人でテレビ番組に出演するなど、とても仲が良かったようです。

今頃、天国で穏やかに談笑しているのかもしれませんね。



この二人の突然の訃報は、ホントに応えます。なんという年末なんでしょう。


Carrie、Debbie、たくさんの思い出をありがとう。安らかに。






そして、Debbieと同じ28日に、82歳で亡くなったのが、Pierre Barouhです。

男と女CD

フレンチ・ボッサの創始者と言われているPierreは、1966年の映画史に残る傑作「男と女(Un Homme Et Une Femme)」に出演して、Francis Laiを一躍有名にしたサウンドトラックにも参加しました。

あの有名なテーマ曲に詞を付けて歌っているのも、彼です。



Un Homme Et Une Femme

文句なしの名曲ですね。

更に、このサントラ盤では、彼は自作曲も歌っていて、伝説のスタンダードになっています。



Pierre Barouh : Samba Saravah

Pierreは、この作品で夫婦役を演じたAnouk Aimeeと現実でも結婚しました。

その後離婚しましたが、次の奥様は日本人でした。以前から親日家で知られていましたが、彼を慕う日本のミュージシャン達を従えて、日本独自のアルバムも多数制作していました。

近年も精力的にライヴをやっていたので、この訃報も突然という印象です。


私にとってとても大切な「男と女」の映像とサントラで、彼の名前は私の心に深く刻まれたのでした。


彼にも、心から感謝です。





R.I.P.






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仕事ができなくなって予想外の年末休暇をもらっていると、思わぬ訃報記事を書くことになってしまいました。

Carrie Fisherが亡くなってしまいました。60歳。若過ぎる〜!!
我々の世代にとっては、永遠にレイア姫ですよね。

1977年の「スター・ウォーズ」との出逢いは、当時高校2年生だった私にとっては衝撃でした。
もう、狂ったように繰り返し観たものです。名画座まで追いかけて、映画館で観た回数は20回以上。こんな作品は、後にも先にもこれだけです。
そこで初めて知った「レイア姫=Carrie Fisher」は全然美人じゃなかったけど、鼻っ柱の強さがキュートで夢中になったのでした。
後に、彼女がDebbie Reynoldsの娘だということを知ったんですが、お母さんのほうが遥かにカワイイですよねー。

Carrieは世界中で愛されていて、訃報から1日しか経っていないのに、ネット上にはトリビュートの動画があふれています。もう、観始めると止まらないですね。

最初の「スター・ウォーズ」3部作はもちろんですが、80年の「ブルース・ブラザース(The Blues Brothers)」でも、とってもオイシイ役でカメオ出演して印象に残りました。


The Blues Brothers & Carrie


「スター・ウォーズ」シリーズでも銃をぶっ放すシーンが結構ありますが、この作品でも様になってますよね。



このポーズ、カッコ良いっ!


89年の「恋人たちの予感(When Harry Met Sally)」では、自然体のCarrieを観ることができて、新たな魅力を発見しました。



When Harry Met Sally

薬物をはじめとするスキャンダルで、映画女優としてのキャリアが伸び悩んだのは、返す返すももったいないハナシです。


時は流れて、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒(Star Wars : The Force Awaken)」を劇場で観たのは、今年の1月のことでした。

フォースの覚醒プログラム

これ、レヴューを書いていませんでしたね。映画のレヴューは、タイミングが難しいですよね。上映中だとネタバレにならないように気を使わないといけないし...。そんなこんなで、書くタイミングを逸してしまいました。


この作品で将軍になっていたレイア姫は、実に良い年のとりかたをしていて、存在感にあふれていました。

レイア姫

「フォースの覚醒」に続く作品の彼女の登場シーンは、既に撮影が済んでいるらしいですが...。彼女の遺作になるんでしょうね。



結果的に、彼女はレイア姫として「スター・ウォーズ」ファンの胸に、永遠に残ることになったのでした。



レイア姫とは全く違った彼女の演技を観てみたかったと思うのは、私だけではないでしょう。

そういう点では、ホントに残念です。




彼女に捧げる曲は、これ以外に思い当たりません。

「スター・ウォーズ」史上、最も美しい曲「レイア姫のテーマ」です。


Princess Leia's Theme

これを書いている間にも、根津甚八氏の訃報も入ったりして...。落ち着かない年の瀬です。

平穏な新年を迎えたいものです。





Carrie, May The Peace Be With You, forever.





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今年のクリスマスは、アクシデントで忘れられないものになってしまいました。

12月23日。
猛烈な忙しさの中、荷物の配達中に、倒れてしまいました。
目の前が真っ暗になり、階段の手すりに掴まって転落するのを防ぐのが精一杯でした。
どのくらいの間その状態だったのか記憶にありませんが、這うようにクルマまでたどり着いてからも、かなりの時間苦しんでいました。
その後会社に連絡してから、クルマを運転できる状態になるまで1時間くらい休憩。目眩が少し収まったところで、なんとかクルマを走らせて帰社。そのまま、早退することになったのでした。

翌24日、クリスマス・イヴ。
とんでもなく忙しいことは目に見えていたので、ふらつきながらも出社。
けれども、顔色が悪いことを指摘されて、病院行きを命じられました。

こんなことは生まれて初めての経験だったので、脳出血や心筋梗塞を心配しながら病院へ向かったのでした。

問診の結果も、私の予想どおりで、脳のCTスキャンと心電図に血液検査をすることになりました。

点滴

久々の点滴を受けている間に、検査の結果が出ました。

初CTスキャンと心電図では異常は見られず、唯一血液検査で水分が異常に少ないことがわかりました。

結論として、過労から脱水症状に陥って、失神寸前までになったのでした。

その後遺症として目眩が残っているワケで、これはクスリで改善するのではなく、徐々に良くなるまで養生するしかないという結論になりました。

薬も処方されず、予想を遥かに越える検査費用だけが私の心の負担になることになったのでした。

臨時出費

年末のこの時期に、この臨時出費は、痛いっ!!!



ということで、一番忙しい時に仕事を休むことになり、仕事で福岡に来ていた弟とクリスマスの晩餐を楽しむ結果になったのでした。

クリスマスセット

やけくそ半分の、ちょっと贅沢です。

へこんだ気分を紛らわせてくれた弟には、感謝です。



Wham! : Last Christmas


今やクリスマス・ソングの定番になっているこの曲が世界中にあふれているその日に、George Michaelの訃報が飛び込んで来ました。53歳だったそうです。私の弟と同じ歳じゃん!!


彼は、80年代のポップ・アイコンであったのは、誰もが認めることろです。



Wham! : Wake Me Up Before You Go-Go
George Michael : Careless Whisper

最早、私にとっては血肉になっている楽曲です。

「ポップスは、こうあるべき!」の、完成型を見ているかのような素晴らしさですね。

George Michael自身も、Wham!でやるべきことはやり尽くしたと思ったのか、解散してソロになってからは、自分自身のやりたいことを追求する方向に大きく舵をとりました。



ソロ活動の初期は、今聴いてみるとかなりPrince寄りですね。



George Michael : I Want Your Sex

とにかく、健全で明るいポップ・スターのイメージから、早く脱却したいという感じでした。

Queenとのツアーや、スタンダード曲を歌ったりして、ファンを驚かすアクティヴな活動をしていましたが、度重なるスキャンダルでその活動にブレーキがかかってしまったのは、残念なことでした。


あまり評価されませんが、希代の名ヴォーカリストでした。

まだまだやりたいことが、山のようにあった筈です。

あまりに早過ぎる死は、各界に大きな衝撃を与えることでしょう。


私の大好きな曲を、最後に...。



George Michael : Faith

R.I.P.





来年は、こんな訃報記事は、極力書きたくないなぁ...。

皆様、良いお年をお迎え下さい。





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あっという間に、クリスマスです。

博多駅イルミ1

今年の博多駅前のイルミネーションです。相変わらず、息を飲むほどの美しさです。




今年のクリスマス・ソングのおすすめは、この一枚。



Mary J Bligeが2013年のクリスマス・シーズンにリリースしたアルバム「A Mary Christmas」です。

本来なら「Merry」になるべきところを「Mary」に変えて、赤文字にしているところがちょっとおしゃれです。英語ならではの言葉遊びですね。


このアルバムは、リリース当時から気になっていたんですが、今年やっと手に入れました。

欧米ではかなりのヒットをしたんですが、日本では売れてないですねー。どうしても、日本ではクリスマス・アルバムは売れない傾向にありますよね。その歌手のコアなファンであればあるほど、敬遠しがちです。

私がこのアルバムに注目していたのは、プロデューサーがDavid Fosterだったせいです。現在でも精力的にプロデュース活動をしているDavidですが、近年ではプロデュースのみでアレンジは他人に任せることが多くなっています。そんな中で、このアルバムではほとんど全面的に自らアレンジしているのです。彼の本気度が伝わってきて、一度は聴いてみたいと思っていたのでした。



で、本作は、クリスマスを過ごすBGMとしても安心だし、じっくり聴いても聴き飽きない神経の行き届いたしっかりした作品に仕上がっていました。


ほとんどの曲が試聴できますので、気になったものから聴いてみて下さい。



冒頭は、クリスマス・ソングの定番「Little Drummer Boy」です。



Mary J Blige : Little Drummer Boy


実のところ、私はこの単純な曲に魅力を感じたことがありません。けれども、このヴァージョンは、アレンジの勝利です。単純だからこそ、微妙にコードを変化させたりするDavid Fosterのアレンジは、実にツボを得ています。

ロンドン交響楽団の、重厚でありながら上品な音が効果的です。



Mary J Blige : Have Yourself A Merry Little Christmas


これも定番の曲です。

が、AORファンには堪らないアレンジになっています。David Fosterの美しいRhodesに上品なストリングス、そして盛り上がったところでのブレイク!カッコ良い!ちなみに、ホーン・アレンジにJerry Heyが参加しています。Maryも、余裕の歌声を聴かせてくれています。

ライヴ・ヴァージョンは、こちら。

理由がわからないけど、クリスマスの定番になっているのが、「サウンド・オブ・ミュージック」の一曲「わたしのお気に入り」です。



Mary J Blige : My Favorite Things


これは、細かいヒネリもなく、正統派のアレンジとヴォーカルです。Maryの自信の表れなのかもしれません。

オーケストラとの同時録音のように感じられるような作りも、見事です。このアルバムの共同プロデューサーであるJochem Van Der Saagのサウンド・デザインが、自然な作りに見せていて素晴らしい仕事をしています。



Mary J Blige : This Christmas


Donny Hathawayの名曲ですね。MaryのDonnyへのリスペクトが感じられるヴォーカルです。

目立ちませんが、ドラムスのRexell Hardy Jr.とベースのAlex Alのコンビネーションがグルーヴの肝です。

いかにもDavid Fosterらしいピアノ・ソロも、ちらっと出てきます。



Mary J Blige : The Christmas Song


これも私が大好きなMel Tormeによる定番曲です。Maryの余裕のヴォーカルが良いですね。

Davidの美しいRhodesの音と、Andreas Varadyのジャズ・ギター・ソロが曲の雰囲気を支配しています。

Michael Bubleとデュエットしたライヴ・ヴァージョンも、素敵です。

このアルバムで、最も冒険的なのが、「赤鼻のトナカイ」です。



Mary J Blige : Rudolph, The Red-Nosed Reindeer


Maryの指示でベースから始まり、ドラムスが加わってビッグ・バンド・ジャズになる素敵なアレンジです。

ビッグ・バンドに聞こえるけれども、実際はトランペットとトロンボーンがそれぞれ2本ずつに、サックス・ソロが加わっているだけです。これも、サウンド・デザインのJochemがサックスを中心にしたアンサンブルを作り上げているのです。凄いっ!

アレンジと、ピアノ、トランペットを担当しているChris Waldenのセンスが見事です。



Mary Jにとって、このプロジェクトで一番嬉しかったのは、「星に願いを」でしょう。



Mary J Blige : When You Wish Upon A Star


Maryが敬愛するBarbra Streisandとのデュエットです。

この時、Barbraは70歳を越えています。実に艶やかな歌声で、驚かされます。Maryの歌い方も、自然にBarbraに似て来ているように思えます。

終盤にはChris Bottiのソフトなトランペットが寄り添うように出て来て、幸せ感が更にアップします。




この後も、Jessie Jや、Marc Anthonyなどのゲストを加えて、安定のヴォーカルを聴かせてくれます。

動画サイトを検索すればすぐに見つかりますので、是非聴いてみて下さい。




クリスマス・アルバムの定番として、これから永く聴き継がれる見事な仕上がりの作品だと思います。



このアルバムのリリース時に、スターバックス・コーヒーのSeattle Community Storeでのライヴを見つけました。

是非、ご覧下さい。



Mary J Blige & David Foster : Live at Seattle Community Store


素敵なクリスマスを、お過ごし下さいね。

私は、相変わらず、仕事です。

博多駅イルミ2





Mary Christmas/Mary J. Blige
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