台湾のスポンサーに、感謝。 | "楽音楽"の日々

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12月11日、高雄でのポップアップ・パフォーマンスを終えて高雄観光を楽しんだ京都橘高校吹奏楽部の一行は、台湾高速鉄道で台北へ向かいました。

スポンサーの一社である富士大飯店では歓迎晩餐会が開催されましたが、多分その直前に収録されたと思われる部長と顧問のインタビューをご覧ください。

 

 

今回の訪台での唯一の現地インタビューだと思われます。

観客の歓声をどう感じているのかが、本人達から語られます。やはり観客の声援が「橘スマイル」の源になっていることを、再確認させてくれます。

 

さて、「歓迎晩餐会」は、玉山銀行・Kenji健司・富士大飯店のスポンサー3社の主催で執り行われました。

この3社は、京都橘の今回の訪台における移動交通費・食費・宿泊費を一手に引き受けています。単なる高校の部活動に対してこれだけの厚遇は、見たことも聞いたこともありません。いろいろ調べてみましたが、この3社はそれぞれの業界においては割と新しい会社のようで、現在の台湾では最も勢いがあるらしいです。宣伝効果を見込んでのスポンサー契約なんでしょうけど、全てのイヴェントで3社の名前が目立つことはなく、我々日本人にとっても好感度しかありません。何よりも、京都橘の訪台の大成功はこれらのスポンサーの厚遇抜きでは考えられません。心から感謝ですね。

それでは、晩餐会のダイジェストをご覧ください。

 

 

1時間に及ぶ式典では、室内楽の生演奏もありました。「千と千尋の神隠し」からの曲もありましたね。ちゃんと歓迎の意味を持った選曲です。

それぞれからの記念品贈呈以外に、3社から京都橘へ300万円の寄付も発表されました。

 

 

さらに、スポンサー名入りのバナーとスーザフォンのベル・カヴァーもプレゼントされました。

 

これらは、早速翌日から使用されました。

 

3社の中でも、特に最低4泊した富士大飯店の対応は素晴らしく、ホテル自慢の広東料理で連日もてなしてくれたばかりでなく、夜間外出のできない部員達のために「模擬夜市」を開いて楽しませてくれたようです。

 

なかなか貴重なショットです。心から楽しんでいる様子が、彼らの笑顔から感じられますね。

 

 

 

 

 

そして、怒涛の3連続本番の12月12日を迎えます。

最初は、富士大飯店でのポップアップ・パフォーマンスです。事前からホテルの前で大きく告知されていました。

 

当日小雨のために、予定されていた屋外からホテルのロビーへ変更となりました。晴れていたらどんな場所で演奏する予定だったのか気になったので、ホテルのホームページを見てみたのですが、それらしい広場は見当たらず解明できませんでした。けれども、パフォーマンスをしたロビーの全景の写真はありました。

 

 

動画の最初に戻すと、パーカッションのセッティングの様子を見ることができます。

撮影の仕方は、いかにもテレビ的です。笑顔が魅力的なので、アップで追っかけたい気持ちはよくわかります。けれども、そのせいで肝心なところを捉えきれていない印象です。

 

ほぼ同じ位置からの動画は複数アップされていますが、映像のベストはRooster Jamesさんの撮影です。爆音のせいで音が割れているのが残念ですが、京都橘の魅力をよくわかっていらっしゃるRoosterさんらしく、できるだけ全体を画角に収めようという意思を感じ取れます。リハーサルとも言えない、簡単な立ち位置の確認だけから本番が始まります。

 

 

高雄でも演奏した「Celebration」。高雄では聞き取れなかった各楽器の音が、よくわかります。郷間幹男氏によるアレンジのようですが、サックス・クラリネット・フルートといった木管楽器の速いフレーズが難易度高いです。合わせるのは、座奏でもなかなか難しいと思われます。今の京都橘はグルーヴの一体感がピークを迎えているために、事もなげに演奏しているように聞こえます。

そうそう、前日腰を痛めた部員に代わって、トランペットの部員がピアノを担当していることにも注目です。「なんとかする」橘らしい対処の仕方ですね。

ほぼ同じ位置からの撮影では、Andy金さんのものも秀逸です。その動画からパーカッション・セクションだけをズームして切り取ったものをご覧ください。

 

 

グルーヴが一致して気持ち良いのが、彼らの笑顔から伝わってきます。自然な笑顔ですもんね。「Sing,Sing,Sing」も、勢いがあって素晴らしいです。

 

横に広いステージですので、1台のカメラで全部を収めるのは無理です。左方向からの動画はたくさんアップされています。Toshi Iさんの固定カメラの動画は画質・音質共にクリアでお気に入りなんですが、敢えてベストを選ぶなら沙拉史東さんのものですかね。

 

 

そして、右手からの動画は少ないのですが、蔡忠華さんの動画がその様子を的確に捉えてくれています。

 

 

この辺りの動画をまとめれば、全体像が見えてくるかと思います。お腹いっぱいになるまでお楽しみください。

 

 

 

そして、今回の訪台のメイン・イヴェントである北一女の120周年記念式典へと出発するのです。雨が心配されましたが・・・。