あなたを護る四天王様「持国天様、増長天様、広目天様、多聞天様」について
肝心な時に助けて頂くためには、日頃から親しくなっておくのが一番です。
ということで、今回も、仏様のことを良く知ることから始めましょう。
第3回目は、広目天(こうもくてん)様のお勉強です。
広目天様とは
広目天様は、持国天、増長天、多聞天、と共に四天王の一神で、西方を護る守護神とされています。
聖なる山とされる須弥山(しゅみせん)の中腹に住み、帝釈天が住む頂上にある喜見城を護っています。
梵名(ぼんみょう)の『ヴィルーパークシャ』の意味が『不格好な眼をした者』と言う意味から、『特殊な力を持つ眼』すなわち『千里眼』と解釈された事で『広目天』と呼ばれるようになったそうです。
人々の視野を広げて仏道に帰依させるとも言われています。
革の甲冑を身に付け、足元には邪鬼を踏みつけて、片方の手には筆、もう片方の手には巻物を持って、何かを書いている様な姿が多いです。
四天王様は、仏教の守護がお役目なので、普通は、武器を持っておられるのですが、広目天様は、文科系の仏様のようです。恐らく、千里眼で早く敵を見つけて、味方に早く知らせる情報屋みたいなことが得意かと思います。
「情報を制する者が戦いに勝つ」みたいな話もありますので、重要なお役目だと思います。
ただし、必ずしも筆を持つわけではなく、右手に剣先が3つに分かれた剣、左手に羂索(けんさく)というロープを持つこともあるとのこと。
剣は悪霊や煩悩を打ち砕き、ロープは人々を包み救うための道具とのことです。
広目天様に気に入ってもらうための「おまじない」
日本にいらっしゃる広目天様は、仏教の仏様になっておられますので、おまじないは、真言です。
広目天様 真言
「おん びろばくしゃ のうぎゃ ぢはたえい そわか」
ご挨拶だけの時は、3回。
親しくなりたいときは、7回。
護ってもらいたいときは、7回×3セット
※切羽詰まっている方は、毎日、お唱えした方が良いかもしれません。
また、広目天様がおられるお寺さんにも参拝された方が宜しいかもしれません。
(いよいよの方は、警察に行かれてくださいね)
<危険を感じたときのおまじない>
「持国天様、増長天様、広目天様、多聞天様、どうぞおいでください。そして、私をお守りください。」と声に出して願うと、身を守ってくれるらしいです。
朝のお出かけの時にでも唱えると、気持ち的にも安心できるかもしれません。
皆様に四天王様のご加護がありますように!
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