世の中、犯罪、事故、災害など物騒なことが無くなりません。誰しもが、いつ巻き込まれても不思議ではない世の中です。
つい最近も、小学生が犠牲になったり、高校生が雪崩にあったりと、嫌なニュースがありました。
ということで、巻き込まれなることがないように、以前から、皆様を護ってくださる「四天王様」や「龍神様」のお話をして参りましたが、守ってくださる神様はたくさんいた方が良いので、今回から、守護仏様のお話の続編です。
守り本尊とか、守護本尊とか、呼び方には違いはありますが、基本的には、一緒だと思います。
守護仏様は、個人や家などを災厄などから守ってくださるのはもちろん、幸せや強運ももたらすとのことですので、お味方になって頂いても損はありません。
十二の方位には、そこを護る八体の守護仏がいるとされ、この方位と十二支(干支)が結びついて守護仏様が定められています。
例えば、子(ねずみ)歳生れの方は千手観音様、辰(たつ)・巳(へび)歳生れの人は普賢(ふげん)菩薩様が守護仏となります。
しかし、干支にこだわらず、深く感銘を受けた仏様や、インスピレーションを感じた仏様を自分の守護仏様にするのも良いとのことですので、相性で選んでもよろしいかと思います。
で、守護仏様と親しくなるには、まずは、良く知ることからですので、お勉強からです。
「普賢菩薩様」・・たつ年(辰年)・へび年(巳年)生れの方の守護仏様
菩薩とは、悟りに至るために精進する修行者や、既に悟りに至る力を持ちながらも、成仏せずにブッダの補助を買って出る仏様のことで、今回の普賢(ふげん)菩薩様は修行により悟りに至る能力を獲得していますが、現世に残り人々を救う活動をしているとされています。
ということで、釈迦三尊(しゃかさんぞん)という形で、中央に釈迦如来様、左に文殊(もんじゅ)菩薩様、右に普賢菩薩様が配置されることが多いようです。
つまり、ことがあったときは、三位一体(さんみいったい)でお守り頂けるので、実に心強いです。
普賢菩薩様が独尊の時には、6本の牙を持つ白象に乗り合掌しておられます。
普賢菩薩様が象に乗っているのは、勤勉な象が修行を助けてくれると考えられていたからとのことです。
また、普賢菩薩様は仏になる前は、女性でした。修行により自ら悟りに至る力を得たとのことです。
ということで、お気持ちを理解していただけるので、女性の方の守護仏としては、よろしいかもしれません。
普賢菩薩様をサポートする部下が従事することがあります。
これを眷属(けんぞく)と言いますが、普賢菩薩様にも、眷属様が10柱もついています。
なんと、10柱の眷属全員が女性です。10柱の眷属は様々なご利益をもたらしてくれるとされています。(益々、女性向きです。)
普賢菩薩様のご利益
1.増益と延命
普賢菩薩のご利益は、幸せを増やす増益(ぞうやく)と寿命を延ばす延命の2つが有名です。
2.邪気を避ける
普賢菩薩様の部下の眷属(けんぞく)様によるご利益として、邪気を退けるご利益があるとされています。
普賢菩薩様のおまじない
正式にお願いする場合は、お寺さんや宗派ごとの作法がありますので、専門家の方にご相談ください。
とりあえず、お手軽なお願いの仕方としては、「真言(しんごん)」です。
普賢菩薩様の真言
真言宗 「おん さんまや さとばん」
天台宗 「おん さまや さたばん」
ご挨拶の時は、3回
しっかりご挨拶の時は、7回
お願いするときは、7回×3セット
お好きな方の真言を、毎日、唱えてみてください。
目標は、1000回です。何かが変わるかもしれません。
皆様に、普賢菩薩様の守護とご利益がありますように!
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