息子が知能検査を受け
数値的には診断名はつかなかったものの
「ADHDの傾向が強いので
そのように対処したほうがいい」
と児童精神科の先生に言われたことで
私は近所の方や息子の友達のママ達に
説明と協力を仰ぐ手紙を書きました。
「応援するよ」
とたくさんの方から
あたたかいお返事をいただきましたが
今日はその中の1通をご紹介したいと思います。
この手紙を書いてくれたのは
同じ道を通ったママでした。
今 この手紙を文字で打っていて
また 涙が出てきました。
毎回 読むたびに泣いてしまいます。
何かトラブルがあったり
気持ちが落ち込んだりした時
この手紙を開いて
いつも 元気で 笑顔で
生きていてくれればOK!
その言葉に深くうなづいたものです。
また 息子はADHDボーダーで
症状もそれほど激しくなかったので
周囲の方々に説明しても
(心の内をなかなかうまく伝えられないな)
という思いが正直ありました。
「Rくんはそんなことないよ。」
「子どもはみんな そういうことあるよ。」
そういった励ましの言葉も
息子を普通と変わらない子供と見てくださる
という点ではとても嬉しかったです。
でも 息子のそのままを受け入れられていないな
と感じる淋しさもありました。
Mちゃんのお母さんは
自分もその道を通ったからこそ言える言葉で
手紙を書いてくれました。
その時の息子の現状を
そのまま受け入れ 認め
その上で
「ラッキーだったね」
「良かったね」
「がんばったね」
「ありがとう」
と言ってくれたことがとても嬉しかった。
ああ 息子も 私も
今のままでいいんだ
これでいいんだ
と気持ちがふ~っと緩みました。
息子の担当医の田中康雄先生に初めてお会いした時も
「お母さん 遅くないですよ。
今 気づけてよかったですね。
大丈夫ですよ。」
その言葉にどれだけ救われたことか。
応援や励ましの言葉は
どんな言葉でも もちろん嬉しいのですが
一度 当事者の気持ちをそのまま受け止める
「共感」があると さらに癒されます。
Mちゃんのお母さんのお手紙にもあるように
私はずっと 子供を何とか”良い子”にしたくて
いつも 息子に
注意や指導の言葉を繰り返し言っていました。
子供の気持ちになって
「ムカつくー!」
なんて言ったことはありませんでした。
そのまま受けとめることや
「共感すること」の大切さ
を息子のADHDを通して
私自身 つくづく感じています。
もし 今
苦しい思いをしている人が身近にいたら
出来ることなら その方の思いをそのまま
まず「そうなんだね」と受けとめて
共感してあげてほしいです。
そして
「今苦しい」と感じているお母さんは
1人で苦しまず
誰かに思いを伝えてみませんか。
仲良しの友達でもいいし
近くの人に知られたくないなら
コミュニティ団体に参加してみるのもいいし。
Mちゃんのお母さんのような方
きっと いますよ。
同じ思いを分かち合うと
とても楽になれますよ。
踏み出すには勇気がいるけれど…
応援しています!!
【追記】
矛盾 まるごと そのまま ○
自分の中で相反する気持ちがあり
葛藤しているところかもしれませんね
AかBか
今までのようにどちらか一方でなく
AもBもある
矛盾した気持ちでも良いのです
AもBも紛れもない
あなたの大切な思いなのですから
今まで自分に×をつけ
責めたり後悔していたのなら
もうそれは終わりにして
○つけをする時
ありのままのそのままの自分を
まるっと○しましょう
元々の純粋さを大切にする 見守る
初めてのことに取り組んだり
今までしたことがないような出来事があって
時にはイラつくこともあるかもしれません
ですが 長い目で 全体的に見れば
それは嬉しいこと 幸せなことのはず
かかる手間や時間もそのひとつと受け止め
大らかに見守る気持ちを持ちつつ
大切に育んでいきましょう
Bleeding Heart=血を流す心臓 芸術性 癒し
あなたはこれまでの経験の中で
辛さや悲しみを深く感じ それらを糧として
今後 人々に共感しシェアする方
今までの経験を
「傷」として悲しみ続けるのではなく
「自分にとって大切なものだった」と受け容れ
分かち合うことが出来ます
ですが まずは自分の傷を治しましょう
あなたは多くのサポートの中で癒すことが出来ますよ