ETS手術の真実 | レイノー病を治す(ETS手術)

ETS手術の真実

ここ最近、多汗症がらみのいろんなサイトを見ています。

中でも目についたのが
ETS手術を受けた事による後遺症について
永遠と愚痴を言ってるブログなどがあります。

読んでいて、非常に偏った考え方と思います。

あからさまに、
全て医者が悪くて騙されたのだ。
自分は一切何も悪くない
というニュアンスで書いており、
意地でも医者を悪者に仕立てようとする悪意すら感じます。

真実を自分の都合のいいように解釈しており
正確には真実を書いていませんね。



ETS手術を受けた事による代償性発汗について
書かれていますが、
明らかにETS手術後になって初めて
代償性発汗について調べたと思われます。

そういう人に言いたいのは、
なぜ、ETS手術を受ける前に副作用について
きちんと調べなかったのかという事です。

調べればわかる事ですし、
調べもせずに、副作用を理解もできてないのに
ETS手術を受けたのは自殺行為でしかありません。

医者を妄信して、全部おまかせしますという態度で
理解してないのに、手術同意書にサインした。
多汗症やETS手術について勉強せずに
無知の状態でETS手術を受けたにも関わらず、

「こんなに代償性発汗が出るとは思わなかった。」
「こんなはずではなかった」
と言われても同情できません。


代償性発汗が重症だからといって
その怒りの矛先を病院側に向けるのは
お門違いのように思います。


なぜならば、医者がETS手術を受けろと言ったから
ETS手術を受けたわけではないでしょう?

自分の意思でETS手術を選んで
手術同意書にサインをして、ETS手術を受けたわけです。
医者が100%悪いと言い切るのはおかしいです。

どう考えても、
自己責任が半分はあります。


まさか、何の害もなく治ると本気で思ってたのか?
と疑問に思いますね。
そんな夢みたいな事は、なかなか起こり得ないです。

そんな甘い認識で安易にETS手術を受けた方にも
責任があると思います。

普通の人間が生きていくには必要な神経を切除するわけです。
害が出るのは当たり前で、少し考えたらわかりますよね。


医者から代償性発汗が出るのは、
しょうがないと説明があったはずですし、
それでも構わないという事で手術同意書にサインしといて
ETS手術後の代償性発汗が気に入らないから、
病院を訴えるでは身勝手すぎる気がします。

訴えていいのは、
医者が事前説明と違う手術をしていたり
医療ミスをやらかした場合だけです。

例えば、胸椎2番の交感神経節を切除のはずが
胸椎1番の交感神経節を誤って切除して
顔面にホルネルが出てしまった場合であれば
病院側を訴えても構わないと思います。

あとは、医者がETS手術を
安全・安心・無害でリスクがないと事前説明したのであれば
その医者はアホタレであり、訴えても構いません。

今時、そんなヤブ医者はそうそういないと思いますけどね。


とにかく、ETS手術の後遺症について書かれている
サイトやブログの情報はかなり偏っています。
代償性発汗などの副作用が出たのは事実でしょうが
病院に責任転嫁している節があります。

完全に自分が被害者だと思っており、
ETS手術を実施している病院・医師を目の敵にしていて、
ETS手術を擁護する者やETS手術を受けようとする者も
敵とみなして、話を聞きません。

どう見ても、患者自身が多汗症とETS手術に対する
認識不足と勉強不足で
学習を怠った状態でETS手術を受けた事が
原因の大半を占めているにも関わらず、
全責任を病院側に求めるのは筋違いですね。

患者が手術を希望したから、
ETS手術を実施した医者の責任を追及しておきながら、
どういう手術かもわかろうともせずに医者に丸投げした
何の覚悟もしてない患者自身の
責任を追及しないのはおかしいでしょう。



被害者を名乗る方たちは、ETS手術の事を
絶対にやってはいけない手術だと力説してますが、

実際には、後悔した人以上に
ETS手術を行い、普通に生活できるようになった
患者もたくさんいるのです。

それが真実であるのに、
ETS手術を受けて満足している患者すら否定して、
100%後悔するなどという大ウソを
真実として伝える事などあってはいけないと思います。

ETS手術は絶対にやってはいけないというものではない。

ギャンブル性が高く、良いほうに転ぶか悪いほうに転ぶか
わからないというものではありますが、
ETS手術をやって人生を救われた人もたくさんいるのです。

手術を行なうかどうかは、医者が決めるのではなく
自己責任のもとに自分自身で決めるものです。


被害者を名乗る方たちは
害ばかりフィーチャーしていますが
肝心の手の汗が止まったかどうかについては
あまり言及していません。

手の汗を止めるのが目的でETS手術を受けて
手の汗を止める事ができたのであれば、
当初の目的は達成していますよね。

他の部位への代償性発汗を犠牲にしてでも
手の多汗症を治したくてETS手術を受けたのに
代償性発汗を受け入れられないというのは
手術を受ける覚悟がなかったとしか思えない。

そもそも自分だけは、代償性発汗が出ないという
根拠なき自信を持ってETS手術を受けたのが間違いです。


当ブログは、そういう偏った考え方ではなく
ETS手術の真実について、まじめに書いていきます。

今後、ETS手術を受けようか悩んでいる方は、
くれぐれも変な情報に惑わされないように注意して下さい。


現時点での私の考え方では
いかなる犠牲を払ってでも治したいのであれば
ETS手術は選択肢としては、ありです。

しかし、ホルネルや代償性発汗が出るのが絶対イヤならば
絶対にETS手術は受けてはいけません。

要するに、
覚悟のない奴はETS手術は受けるな!
という事です。


本当にETS手術の事を理解していたのならば、
両側同時の100%切除の手術を受けるはずがないし、
代償性発汗の事を危惧するのであれば
胸部交感神経節ブロックを選べば良かっただけです。
何かを犠牲にして、効果を得るという手術であるというのは
ETS手術を受ける前にわかりきっている事なのですよ。

それを十分に理解したから、
手術同意書に同意のサインをしたのですから
どういう結果になろうと自己責任があります。

理解できない事があれば
納得するまで質問できるわけですから
理解できてないのに
手術同意書にサインした本人にも責任があります。


参考
胸腔鏡下胸部交感神経節切除術(ETS)
神経ブロックとは
多汗症とは
多汗症でETS手術を受けるには
多汗症患者の病気に対する姿勢
多汗症の苦労と努力
ETS手術の真実
インフォームド・コンセント
ETS手術を取り巻く環境
ETS手術の本質を理解する
熱中症とは
代償性発汗
代償性発汗=医療ミスではない
知識・理解・覚悟
本当の努力とは
不幸に甘えすぎ
多汗症は環境に恵まれている
ETS手術を怖がる理由



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