東日本大震災が発生してから、今年の3月で5年となります。交通網や鉄道網は、震災前と比べて89割が回復していますが、いまだに多くの人が避難生活を余儀なくされており、まだまだ復興への道は途上という状況です。

 

あれだけ甚大な被害が出ましたので、そう簡単には復興できないということがあると思います。しかし、日本国内で復興の足を引っ張るような勢力があることも、復興が遅れる要因ともなっています。

 

福島第一原発の事故で放射性物質が放出されたことで、福島の周辺地域では人体への影響が不安視されました。しかし、福島県の大部分は安全であるという科学的データが出てきているにもかかわらず、福島は危険だという不安を煽るデマが後を絶ちません。

 

こういったデマは科学的根拠や事実を無視して、福島の復興を遅らせるものです。今回は、それらの活動の幾つかを紹介します。

 

 

常磐線竜田駅までの運転再開に反対する集会

平成276月に常磐線の竜田と広野間が運転再開されましたが、JRの労働組合である動労水戸は被曝労働に反対するという名目で、運転再開に反対をしていました。動労水戸では常磐線竜田延伸について、高線量下の楢葉町へ帰還するためのキャンペーンだと主張し、鉄道員の誇りと使命にかけて反対すると呼び掛けていたようです。同じ鉄道員と言っても、動労水戸の鉄道員の誇りは普通の鉄道員とは全く異なる誇りや使命を持っているようですね。


 

大船渡線ポケモン列車に対する運行阻止運動

被災地支援活動「POKEMON with YOU」の協力により東日本JR大船渡線を中心に走行しているポケモン列車が走っています。動労水戸やいわき合同ユニオンなど労働組合等が原発稼働阻止運動の一環として、ポケモン列車の運行を阻止する運動を行っています。

 

 

社民党の原発事故で倒壊した福島第一原発の写真を使ったポスター

平成26年の参院選に向けたポスターで、社民党は事故で倒壊した福島第一原発の原子炉建屋の写真を使用しました。社民党は脱原発の姿勢を強調し、福島瑞穂氏(当時社民党党首)は誰もが共に生きられる見棄てられる存在のない社会を目指したいという想いを込めたということですが、社民党は福島県民を見棄てたかったようです。


社民党ポスター

 

 

漫画「美味しんぼ」での鼻血描写

ビックコミックスピリッツで連載している「美味しいぼ(原作者は雁屋哲氏)」で、福島では原因不明の鼻血が出る人が大勢いるというデマを漫画の中で流していました。実際には、そのような症状を訴える町民が大勢いるという事実はなく、地元の双葉長からも抗議文が出されました。千ミリシーベルト以上の大量の被曝をした場合は血小板が減少して鼻血が出やすくなりますが、福島第一原発で働く作業員でさえ千ミリシーベルトを超える被曝をした人などいませんでした。ちなみに、低線量の被曝で鼻血が出るのであれば、放射線技師や宇宙飛行士は鼻血が止まらないことになるようです。

 

 

山本太郎参議院の「東日本女子駅伝を中止に追い込みたい」発言

平成2311月にBSジャパンの番組に出演した山本太郎氏は、ランナーが被曝する可能性があるため、東日本女子駅伝を中止するべきだと主張しました。東日本女子駅伝では福島市内にコースが敷かれていましたが、科学的データでは危険がないと判明していたにもかかわらず、山本氏はそういったデータは無視して、ひたすら番組内で反対を主張していました。


(関連の記事)

○池上彰氏は嘘つき
○自虐史観(東京裁判史観)から目覚めたきっかけ
○NHKやらせ疑惑は自爆テロ?
○年代によって異なるメディアリテラシー

○風評被害が心配と言いつつ風評被害を広げる

○フジテレビのV字回復策

○反日マスコミは安倍政権に対して是々非々で論評
○プレス・コードを守る池上彰氏
○今年の8月に北京の空気が綺麗になる

○北京世界陸上の事前合宿を各国が日本で開催

○TBSと毎日新聞が中国を貶めた?

○安保関連法案への反対デモでマスコミが嘘報道

○反日派は論点をすり替える名人

○シンドラー元社員逮捕の報道を見比べてみる

○軽減税率の適用は時間の無駄?



こちらをクリックしてください!