このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
★REALTOKYO STAGE欄 更新：
本物のスターが放つ光。その裏の影もきっと愛おしい
●『おもろい女』
リコメンド、アップされました★
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☆！ブログの無断転載・転用・お断りします！☆
☆☆文中 リンクがあるものは わたくしの当時の記事またはオフィシャル記事などに飛びます☆☆
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
ナショナル・シアター・ライヴ
『二十日鼠と人間』
を TOHOシネマズ川崎に 観に行ってきました。
（TOHOシネマズの あの ヤル気のなさそうな TOHOシンデレラの前フリ 必要・・・？）
過去の ナショナル・シアター・ライヴ
『フランケンシュタイン』（カンバーバッチさま クリーチャー版）
『フランケンシュタイン』（カンバーバッチさま 博士版）
『コリオレイナス』
『ザ・オーディエンス』
ついでに ナショナル・シアター
『War Horse』
で イギリス俳優さまの うまさを 観てきたわけですが・・・
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
今回の
ジョージ役 ジェームズ・フランコさま （激しく カッコいい）
レニー役 クリス・オダウドさま
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
うますぎると
実在の人物
かと 思っちゃう事件
勃発！
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
先に 観た ご主人さまが
「いつも 幕間のインタビューが 楽しみなのですが
オダウドさまが 幕間のインタビューで
聡明に ハキハキ しゃべっていて
ショックを受けた」
と 言っていたので
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
バカな
舞台は フィクションですぞ
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
と 思っていたら
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
わたくしも 1幕が終わってのインタビューにて
「オダウドさま
ハキハキ しゃべれるんじゃねえか」
と ショック 丸出し！！！
オダウドさまのこと、
映画『ブライズメイズ 史上最悪のウエディングプラン』 →1ミリも 覚えていない
『ハイっ、こちらIT課！』 →録画したまま 観ていない
ので 余計・・・
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
ちなみに 映画『パレードへようこそ』も 演技うますぎて
全員 本人
くらいに 思って 観ていました。
フィクションと現実の区別がついてないのは わたくしのほうでした！
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
『二十日鼠と人間』の演出は
アンナ・D・シャピロさま。
わたくしも 彼女の演出の『8月の家族たち』を
過去に ブロードウェイで 観ましたが、
先に台本を読んだときには
ラストシーン 悲劇的な演出かと思ったら
さくさくっと
ヘンな感傷に走らず ドライに展開。
わたくしは 『二十日鼠と人間』の内容を知らず、
でも つらい話だと 聞いていたので
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『息もできない』『グラン・トリノ』で
いまだに 傷ついている メンタルの弱いわたくしに 耐えられるか心配だったのですが
結論から言うと
悲劇だけど
「そうせざるを得ない」という 優しさが カバーしていました。
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
ジョージが レニーに
いつも せがまれて
聞かせる 夢物語。
二人だけの 農場。
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
農場に行く途中
ハインツの 豆の缶詰をあたため
ケチャップもなく 食べて
野宿する 二人。
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
しらみのわくような 雑魚寝の 農場を
渡り歩く 二人。
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
こういう 流しの農夫は
一人行動が 普通らしく
ジョージは レニーの給料を
搾取しているのか（または そういう関係なのか）と 疑われちゃったりするけれど
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
それよりも
レニーは 前の農場でも やっかいを起こして 逃げてきたのに
ジョージはどうして 一緒にいるのか。
一人だったら もっと自由だと ことあるごとに 言うのに。
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それは 亡きレニーのおばさんと 約束したからというよりも
やっぱり レニーを好きだから。
いつも レニーの言うべき言葉を ジョージが勝手に作っているけれど
レニーの頭のよわさを 「小さいときに 頭を打った」って 人に言うんだけど
レニー、ふつうに「俺、頭を打ったことなんて ないよね」。
そう、ジョージのせいで 川でおぼれても
ジョージのせいだと忘れて 助けてもらったのを感謝するような レニーなのです。
そしてレニーも ジョージが大好き。
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農場では 重労働だというのに みんな雑魚寝で
二段ベッドの一段しか 自分のスペースじゃない
劣悪な環境。
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一方、
黒人労働者・クルックスは 一人部屋で 本もたくさんあって
たとえ 窓の下が 糞だらけであっても
「広くてすてきな一人部屋じゃないか」
と 思っちゃうのですが
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
クルックスは
外での蹄鉄投げは 入れてもらえるけど
みんなの宿舎に 入っちゃいけない。
それは 黒人だから。
（だというのに レニー→キャンディ→ジョージ、と
みんなが次々入ってくるところ
面白すぎ）
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牧場主の息子・カーリーの奥さんも
カーリーが すぐ
「妻は どこだ」と 探しに来るので
みんなが 面倒を避けて しゃべってくれない。
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みんなに避けられて 孤独でいることの
つらさ。
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それに加えて ここは カリフォルニアの
ばかでかい農場。
今でも 「カリフォルニア欝」
という
カリフォルニアが 広すぎて 隣が遠すぎることや
カリフォルニアの 空が青すぎて 恐くなることが 起こるといいますから
そんな カリフォルニアの しんとした 孤独深い夜にて
今日 あったことや
他愛もないことを 話せるって
確かに ささやかな喜び
だよね・・・
ジョージの発する レニーへの
「Stay with me」という 甘やかな 響きよ！
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レニーは やわらかいものが 大好き。
拾った 二十日鼠（死んでる）も 愛でちゃうし
それをジョージが捨てても 手触りがよくて 拾ってきちゃう。
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農場で わけてもらった 小さな小さな子犬は
かわいがりすぎて 死んでしまった。
レニーは 牧場主の息子・カーリーの手首の骨を 粉々にしてしまうくらい 怪力で
力の加減が わからない。
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だけど ジョージと夢見ている 農場
・・・大地の恵みをいただき
手の届く範囲で 酪農する暮らしでは
レニーは うさぎの世話をさせてもらうことになっている。
殺しちゃったのを知ったら ジョージが怒って
もう うさぎの世話を させてくれないって言うかもしれない。
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レニーは いつも ジョージに
「黙っていろ」
って 言われているのに
すぐ 農場の夢物語を 人様にしゃべっちゃうので
手首粉砕させた カーリーに 慰謝料をせびられたり
家を出ようとしている カーリーの妻に お金を 持ち逃げされて
夢がかなわない
っていう オチかと思って ハラハラしました。
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ジョージとレニーの夢農場に
のっかりたい と 言ってくる
おじいちゃん掃除夫の キャンディ。
機械で片腕をもがれ
慰謝料の250ドルはあるけれど
あと2、3年でお払い箱になる。だけど お皿洗いや お掃除ならできる。
（1930年代の大恐慌時代ってことを忘れて
「250ドル？！安い！」と 思ったけど
農場が600ドルで 買えるというので なんとか納得）
さっきの黒人のクルックスも この夢農場話を聞いたとき のっかりたさそうだったし
誰もが 横暴な地主の指図をうけずに 自然の恵みのまま
サーカスや野球が町に来たら 観に行ける暮らしがしたい。
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だけど レニーが
やわらかいもの・・・カーリーの妻の 髪の毛をなでて
カーリーの妻が 恐がり出したときに
首の骨を折って 殺してしまった。
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いつも やわらかくて 小さいものを
好きすぎて
握りつぶしてしまう レニーが
自分たちの 小さな夢をも
握りつぶしてしまう。
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レニーは 「何かあったら ここに逃げろ」とジョージに言われていた 茂みに 逃げて
だけど もちろん みんな レニーを殺すために 探しに行く。
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
ここで ジョージに
おじいちゃん掃除夫の キャンディが
「俺たちだけでも あの農場 買って
暮らせるんだろう？」
ジョージ
「俺たちが見た夢だ」
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ジョージの言う
俺たち＝レニーとジョージ
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キャンディ、
かわいそ
すぎる・・・
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
キャンディ、
飼っている 老犬が
臭い と 言われ
みんなに「安楽死させよう」と 言われてしまい
意を決して 「連れて行け」って言うときの つぶらな瞳、
銃声がなかなか鳴らないときの 不安げな表情、
壁を向いちゃう 背中の さみしさ。。。
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
この 静かなるキャンディ役の ジム・ノートンさま、
『海をゆく者』の リチャード役（＝ツナ太郎の役）
だったそうじゃないですか！
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
手を喪ったり 視力を喪ったり
飼い犬を殺されたり
夢 破れたり
かわいそう・・・
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
ジョージの とどめ：
「レニーが喜ぶから
嬉しくて 言っているうちに
実現するような気がしていた。
だけど、こんな夢 実現するはずが なかった」
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
老夫婦が格安で売ってくれるという 農場なんか
もともと あったのか なかったのか。
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
だけど 逃げた先の茂みで
（ここ、スリムがジョージに「二人にしてやろうか」で わたくし 涙腺決壊）
ジョージが レニーに
みんなの 騒がしさを「狩りだよ」と 言い （レニーの狩りなんだけど・・・）
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
いつものように
あの 農場の話をする。
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
「あっちを向いてるんだ。
川の向こうに 見えるだろう？
あの農場が」
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
そこで レニーが
「I can see it！」
って 本当に嬉しそうに いまにも手を伸ばそうとする
そのレニーを 幸福のまま 撃つジョージ。
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
ジョージは決して
レニーを
傷つけないし
怒らないし
二人で夢見た 農場の約束も 破らない。
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
みんなにリンチされて 苦しむくらいなら
汚い言葉を 浴びせられるくらいなら
自分の手で 安楽死させる ジョージの覚悟を決めた優しい目が 忘れられない。
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
『コリオレイナス』
で 話題になった
ナショナル・シアター・ライヴの字幕 OCR問題
ですが、
「ニガー」は ずっと（現代に気を遣って）「黒人」という字幕だったけど
一箇所 「黒人ぼ」
になってて、
「黒んぼ」と したかったことが うかがえました。
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
ちなみに 先に 観た ご主人さま
「牧場主の息子・カーリーが
土佐ヒモ成さまに 似ていて
『妻は どこだ』
と 言うたびに
超ヒモ理論
を 感じました」
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
奥さんを愛しすぎるあまり（？）
手にワセリンを塗って 手をやわらかくしようとしている
土佐さまの 超ヒモっぷり！
このブログをコピペしたりパクッたりしないでください。
ヨーロッパ企画の『二十日鼠と人間』、
現代敬語演劇になってしまって
この 粗野な 男の農場感が
出なさそうです・・・！
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆ＷＥＢサイト REALTOKYO
STAGE欄に
●『おもろい女』 NEW!!
●城山羊の会『仲直りするために果物を』
●大長編 男肉 du Soleil 『鉄球』
●劇団唐組第55回公演『透明人間』
●ゲキ×シネ『蒼の乱』
●ブス会*『女のみち2012（再演）』
リコメンド 掲載中です。
2014年「私の10大イベント」 も 参加しています！
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☆イープラス Theatrix！に
【ミュージカル『アニー』公開ゲネプロ見学レポート ～みなしごのピクニックのために～】掲載中です！
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『二十日鼠と人間』
を TOHOシネマズ川崎に 観に行ってきました。
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『フランケンシュタイン』（カンバーバッチさま クリーチャー版）
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『ザ・オーディエンス』
ついでに ナショナル・シアター
『War Horse』
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ジョージ役 ジェームズ・フランコさま （激しく カッコいい）
レニー役 クリス・オダウドさま
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実在の人物
かと 思っちゃう事件
勃発！
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先に 観た ご主人さまが
「いつも 幕間のインタビューが 楽しみなのですが
オダウドさまが 幕間のインタビューで
聡明に ハキハキ しゃべっていて
ショックを受けた」
と 言っていたので
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バカな
舞台は フィクションですぞ
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と 思っていたら
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「オダウドさま
ハキハキ しゃべれるんじゃねえか」
と ショック 丸出し！！！
オダウドさまのこと、
映画『ブライズメイズ 史上最悪のウエディングプラン』 →1ミリも 覚えていない
『ハイっ、こちらIT課！』 →録画したまま 観ていない
ので 余計・・・
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全員 本人
くらいに 思って 観ていました。
フィクションと現実の区別がついてないのは わたくしのほうでした！
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アンナ・D・シャピロさま。
わたくしも 彼女の演出の『8月の家族たち』を
過去に ブロードウェイで 観ましたが、
先に台本を読んだときには
ラストシーン 悲劇的な演出かと思ったら
さくさくっと
ヘンな感傷に走らず ドライに展開。
わたくしは 『二十日鼠と人間』の内容を知らず、
でも つらい話だと 聞いていたので
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『息もできない』『グラン・トリノ』で
いまだに 傷ついている メンタルの弱いわたくしに 耐えられるか心配だったのですが
結論から言うと
悲劇だけど
「そうせざるを得ない」という 優しさが カバーしていました。
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ジョージが レニーに
いつも せがまれて
聞かせる 夢物語。
二人だけの 農場。
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農場に行く途中
ハインツの 豆の缶詰をあたため
ケチャップもなく 食べて
野宿する 二人。
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しらみのわくような 雑魚寝の 農場を
渡り歩く 二人。
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こういう 流しの農夫は
一人行動が 普通らしく
ジョージは レニーの給料を
搾取しているのか（または そういう関係なのか）と 疑われちゃったりするけれど
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それよりも
レニーは 前の農場でも やっかいを起こして 逃げてきたのに
ジョージはどうして 一緒にいるのか。
一人だったら もっと自由だと ことあるごとに 言うのに。
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それは 亡きレニーのおばさんと 約束したからというよりも
やっぱり レニーを好きだから。
いつも レニーの言うべき言葉を ジョージが勝手に作っているけれど
レニーの頭のよわさを 「小さいときに 頭を打った」って 人に言うんだけど
レニー、ふつうに「俺、頭を打ったことなんて ないよね」。
そう、ジョージのせいで 川でおぼれても
ジョージのせいだと忘れて 助けてもらったのを感謝するような レニーなのです。
そしてレニーも ジョージが大好き。
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農場では 重労働だというのに みんな雑魚寝で
二段ベッドの一段しか 自分のスペースじゃない
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黒人労働者・クルックスは 一人部屋で 本もたくさんあって
たとえ 窓の下が 糞だらけであっても
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クルックスは
外での蹄鉄投げは 入れてもらえるけど
みんなの宿舎に 入っちゃいけない。
それは 黒人だから。
（だというのに レニー→キャンディ→ジョージ、と
みんなが次々入ってくるところ
面白すぎ）
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牧場主の息子・カーリーの奥さんも
カーリーが すぐ
「妻は どこだ」と 探しに来るので
みんなが 面倒を避けて しゃべってくれない。
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みんなに避けられて 孤独でいることの
つらさ。
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それに加えて ここは カリフォルニアの
ばかでかい農場。
今でも 「カリフォルニア欝」
という
カリフォルニアが 広すぎて 隣が遠すぎることや
カリフォルニアの 空が青すぎて 恐くなることが 起こるといいますから
そんな カリフォルニアの しんとした 孤独深い夜にて
今日 あったことや
他愛もないことを 話せるって
確かに ささやかな喜び
だよね・・・
ジョージの発する レニーへの
「Stay with me」という 甘やかな 響きよ！
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レニーは やわらかいものが 大好き。
拾った 二十日鼠（死んでる）も 愛でちゃうし
それをジョージが捨てても 手触りがよくて 拾ってきちゃう。
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農場で わけてもらった 小さな小さな子犬は
かわいがりすぎて 死んでしまった。
レニーは 牧場主の息子・カーリーの手首の骨を 粉々にしてしまうくらい 怪力で
力の加減が わからない。
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だけど ジョージと夢見ている 農場
・・・大地の恵みをいただき
手の届く範囲で 酪農する暮らしでは
レニーは うさぎの世話をさせてもらうことになっている。
殺しちゃったのを知ったら ジョージが怒って
もう うさぎの世話を させてくれないって言うかもしれない。
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レニーは いつも ジョージに
「黙っていろ」
って 言われているのに
すぐ 農場の夢物語を 人様にしゃべっちゃうので
手首粉砕させた カーリーに 慰謝料をせびられたり
家を出ようとしている カーリーの妻に お金を 持ち逃げされて
夢がかなわない
っていう オチかと思って ハラハラしました。
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ジョージとレニーの夢農場に
のっかりたい と 言ってくる
おじいちゃん掃除夫の キャンディ。
機械で片腕をもがれ
慰謝料の250ドルはあるけれど
あと2、3年でお払い箱になる。だけど お皿洗いや お掃除ならできる。
（1930年代の大恐慌時代ってことを忘れて
「250ドル？！安い！」と 思ったけど
農場が600ドルで 買えるというので なんとか納得）
さっきの黒人のクルックスも この夢農場話を聞いたとき のっかりたさそうだったし
誰もが 横暴な地主の指図をうけずに 自然の恵みのまま
サーカスや野球が町に来たら 観に行ける暮らしがしたい。
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だけど レニーが
やわらかいもの・・・カーリーの妻の 髪の毛をなでて
カーリーの妻が 恐がり出したときに
首の骨を折って 殺してしまった。
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いつも やわらかくて 小さいものを
好きすぎて
握りつぶしてしまう レニーが
自分たちの 小さな夢をも
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だけど もちろん みんな レニーを殺すために 探しに行く。
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ここで ジョージに
おじいちゃん掃除夫の キャンディが
「俺たちだけでも あの農場 買って
暮らせるんだろう？」
ジョージ
「俺たちが見た夢だ」
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俺たち＝レニーとジョージ
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キャンディ、
かわいそ
すぎる・・・
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キャンディ、
飼っている 老犬が
臭い と 言われ
みんなに「安楽死させよう」と 言われてしまい
意を決して 「連れて行け」って言うときの つぶらな瞳、
銃声がなかなか鳴らないときの 不安げな表情、
壁を向いちゃう 背中の さみしさ。。。
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飼い犬を殺されたり
夢 破れたり
かわいそう・・・
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ジョージの とどめ：
「レニーが喜ぶから
嬉しくて 言っているうちに
実現するような気がしていた。
だけど、こんな夢 実現するはずが なかった」
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もともと あったのか なかったのか。
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だけど 逃げた先の茂みで
（ここ、スリムがジョージに「二人にしてやろうか」で わたくし 涙腺決壊）
ジョージが レニーに
みんなの 騒がしさを「狩りだよ」と 言い （レニーの狩りなんだけど・・・）
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いつものように
あの 農場の話をする。
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「あっちを向いてるんだ。
川の向こうに 見えるだろう？
あの農場が」
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「I can see it！」
って 本当に嬉しそうに いまにも手を伸ばそうとする
そのレニーを 幸福のまま 撃つジョージ。
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レニーを
傷つけないし
怒らないし
二人で夢見た 農場の約束も 破らない。
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汚い言葉を 浴びせられるくらいなら
自分の手で 安楽死させる ジョージの覚悟を決めた優しい目が 忘れられない。
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で 話題になった
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ですが、
「ニガー」は ずっと（現代に気を遣って）「黒人」という字幕だったけど
一箇所 「黒人ぼ」
になってて、
「黒んぼ」と したかったことが うかがえました。
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を 感じました」
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