★REALTOKYO STAGE欄 更新:
ほとばしる本気が爽快。ハンパを嫌う心意気に惚れた!
●月刊「根本宗子」バー公演『あの子と旅行行きたくない』
リコメンド、アップされました★
☆!ブログの無断転載・転用・お断りします!☆
☆☆文中 リンクがあるものは わたくしの過去記事に飛びます☆☆
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
PARCO Presents『海をゆく者』
初日 観に行ってきました!!!
うるさい男たちの大騒ぎ聖夜。ポーカーやろうぜ!
5年前のクリスマス、演劇界に衝撃を与えた『海をゆく者』、通称『海ゆく』。
わたくし、「海ゆく会長」と名乗ってもいいくらい、
この5年、雨の日も風の日も『海ゆく』『海ゆく』と言い続けておりましたが、ついに
帰ってきてくれました。しかも初演と同じメンバー、という最高のクリスマスプレゼントの形で!
初演はダンディなチラシだったのに、今回は、出演者の顔&名台詞をこれでもかと積んだクリスマスツリー。
この仕立てが、いかにうるさいかを物語っています。
初演のパンフレット「兄(吉田鋼太郎)は独身のまま、両親が遺した家で
気ままに暮らしてきた」・・・観れば納得、気まますぎます。
そして吉田さまの友達・大谷亮介さまがやって来たとたん、うるささはピークに!
全員が酔っ払ったまま始めるポーカーは、ポーカーフェイス感ゼロの大騒ぎ。もちろん最もうるさいのは
大谷さま。大谷さまの前職がわかる台詞は、ストーリーと関係ないのに
会場がざわざわし出すほどの衝撃でした。ちょっとした会話なので、ぜひお聞き逃しなきよう!
全員が刺激的すぎて、度数の強い酒をストレートにたのしめるくらい大人の度量が必要ですが、
彼らの魅力に酔ってしまえば中毒になること間違いなし。
それにしてもこの座組、
吉田さま以外60代、というか、まさか吉田さまが最年少だとは誰も思わないでしょうね・・・。
(ヨコウチ会長 ★5)
と REALTOKYOにも 書いたとおり
この 5年間
『海ゆく』『海ゆく』つぶやき続け、
初演『海ゆく』誤植パンフの影響で 吉田鋼太郎さまは
ツナ太郎
の 呼称に、
さらには OH谷さまの スピンオフ物語
『クリーニングOH谷』
を 想像したり、
「今夜は帰らないよ」が殺し文句のOH谷さま、小悪魔小日向さま、「メガネ、メガネ」でキュン死の浅野さま、
粗相を怒られたい貴女に平田さま、粗相を始末したい貴女を待つツナ太郎 の
『海ゆく オジプラス』を 考えたり、
ツナ太郎 ディアゴスティーニの 夢想
に あけくれていたので
今回の再演は まさに 悲願。
初演は PARCOさまがDVDにしないと公言=集まってもらって コメントを 取りたくない疑惑=再演は ない
と 思っていたのですが
この 5年で
PARCOさまの 深層心理に
『海ゆく』大人気
と 食い込むことが できたのでしょうか!?
ああ、5年前は 初日のロビーで 千秋楽まで1000円引き
に なっていたのに
いまや 完売 そして 金券ショップで 定価より高く売られている
時代・・・!
ツイッター先行で 買っておいて よかったです。
あたしたち 時代を先取り しすぎてた!
やっと 時代が追いついた!
もっと言えば 1996年の ツナ太郎さまの『カッコーの巣の上を』を観たいがために教育実習を 辞退、1997年のOH谷さま壱組解散公演は 3回観ているわたくしであります。
初演では
「イヴの夜、悪魔が魂を奪いにくる・・・」
という 『悪魔のいるクリスマス』みたいな シックなキャッチコピーだったのに
今回は
「ポーカーを手に、喋る、喋る、喋りまくる!」のコピー。
OH谷さまなんか
「調子に乗って千秋楽まで突っ走ります!」
((((((ノ゚⊿゚)ノ
さて 初日は
待ちきれず 開場10分前に到着。
物販に
「海ゆくトランプ」があるかと思ったのに ない!
そして開演前に 同じく『海ゆく』仲間様と
再演の感慨に どっぷり浸りながら
パンフレットを 即チェック。
あれ?
初演 綱太郎だったのに
今回 鋼太郎 になってて つまらな~い!
わたくしたちの ツナ太郎伝説は 初演『海ゆく』誤植パンフから 始まった
のに~~~!!
今回も 綱太郎に 誤植→ツナ太郎側が 改名
くらいの 5年ごしギャグを お待ちしていました。
それはさておき
開幕。
5年ぶりの 感想:
1幕:\うるさい/
2幕:\うるさい/
わたくしは 上手側の A列でしたので
のっけから
床に 転がっていた
ツナ太郎が 毛布の中から
「うぁああああああああああああああああああああ!!」
はやくも
過剰!
「もうっ
コレよ コレ~~~~ッ」
と うるささに 悶絶、
ツナ太郎
「シャー
キー!!!」
キター Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!
ああ、ツナ太郎が 目が見えないこと、
なかなか説明されない ものだから
とにかく ツナ太郎 うるさい
という空気が 劇場中
に・・・!
ツナ太郎 いちいち
たん
を 吐いては
机だの 手すりだのに なすりつけ、
それを いちいち
触ってしまう 浅野
さま・・・
(浅野さま、
お酒を靴に隠したり
いろんなところで 細かい演技しまくり!)
そして 「風呂はクリスマスに入るんだ!」と
ず~~っと風呂に入っていない ツナ太郎、
愉快に お便所から かけてきて
おしりを
ぺろ~~~ん
ここ、先日『にじいろジーン』でも ワイプで放送してて
「一番いいシーン、出ちゃった!」
と その セレクトセンスに 感服したものです。
初演では 平田満さまが
ガシャガシャ うるさい
と 思っていたのですが
こんなツナ太郎の世話してたら がなっちゃうよね
と 同情を禁じえません。
そして ツナ太郎がクリスマスの夜
OH谷亮介さまを 呼んじゃって
いましたが
ツナ太郎、本当に 臭くて
OH谷さまに 連れられてきた
悪魔のはずの 小日向文世さまも
顔を そむけるばかり・・・
「音楽が 苦手だ」という 悪魔・小日向さま。
浅野さまが CDを かけちゃうと
「うぁあああ」と うねうね しちゃうのですが、
OH谷さまが折に触れ鳴らしちゃう ケータイの着メロが
すごく 不快この上ない音楽で
その都度
縮こまっちゃって
かわいそう・・・
小日向さまは
浅野さまが 昔 賭けをして船を入手し
その相手が 死んでしまったことや
平田さまが 勤務先の奥さまと できちゃったことや
法に触れそうなギリギリのことを 知っていて、
2人に 揺さぶりをかけ、
とくに 平田さまには
「ポーカーで勝負をつけよう、
平田さまが 負けたら 壁の穴に行ってもらう」と 言質をとる。
(壁の穴は スパゲッティ屋じゃなくて 閉所地獄みたいなもの。
だけど 聞いている皆は キャッシュデスペンサーだと 思っている)
この 小日向さまと 平田さまの話のとき
浅野さま、ツナ太郎、OH谷さまは
近所のガキが 車に悪さしただの なんだので
ガレージに行ってしまって 不在なのですが
いないはずの OH谷さまが
なんか うるさい
というか OH谷さま 一番出番が 少ないのに
セリフがないときの表情といい
動きといい
あの 着メロといい
うるさい・・・
そもそも 1幕で まだ出てこないときに
みんなが OH谷さまのこと
うるさい
みたいに 言ってて
満を持して登場の OH谷さまがやってくる
その チャイムだけで もう
うるさい・・・
そして ポーカーをやるにあたって
ツナ太郎 目が見えないから ペアを組むのですが
その相手が 浅野さま!!!
浅野さまは メガネをなくしてしまって
ほとんど見えない。
この小さな劇空間の
5人中 2人が 見えない
というだけでも かぶりすぎなのに
(1幕前半なんて 平田・ツナ・浅野の3人しか出てないのに うち2人 見えない見えない話・・・)
しかも 見えないもの同士 ペア
って・・・! おい、コナー・マクファーソン!
2幕のツナ太郎は 身体に クリスマスツリーみたいな電飾をほどこして
見た目にも うるさい上に
嬉々として
うんこが こびりついた話を 披露していましたが
今日来た 初対面のお客様(小日向さま)に向かって 言うことでしょうか。
ツナ太郎、パンフレットで
「汚らしいおじさん達の芝居をわざわざ
選んでいただいた事に感謝いたします」って 書いてたけど
汚らしいのは
ツナ
だけですからね・・・
ツナ太郎、
『海ゆく』の件で ケーシー長塚さまに電話したそうですが、
ご主人さま
「ツナ太郎は
長塚京三さまの息子の劇団、いや 常盤貴子さまの夫の劇団(←阿佐スパ?)
でも おもらし していましたよ。
おもらし俳優
なんですかね」
ああ 臭い・汚い・粗野!
そして OH谷さまが
平田さまの元カノ・アイリーンの ヒモで
アイリーンからの 帰れコールがあって
「帰る 帰るよ」と 言っているのに 帰らない
もう 初演観た人には おなじみの
というか OH谷さまの 実生活を知っている方には おなじみの
繰り返し。
OH谷さま、
高級な ジャケットを買ったとかで
皆に 触らせて
「いいだろぉ~これ
ドックスキンだぜ?!」
という とくいげな 顔、
アイリーンを 愛している
その証に
腕まくりして
イレズミを 見せるのですが
アイリーン という イレズミが
カタカナ
あの・・・ここは
アイルランドですよね?
そして なんといっても
初演で ざわざわした
OH谷さまの 前職:ベビーシッター。
ニューヨークタイムズの劇評でも
わざわざ OH谷さま演ずる ニッキーの前職を
「Nicky, a man who has recently switched careers, from babysitter to cheese-monger」
と 掲載していました。物語に ほぼ関係ないのに・・・
「やっぱり アメリカでも ざわざわ
したのかしら?」と 各国版、観たいです。
というか 英国ナショナル・シアターでも 上演していたはずなので
ナショナル・シアター・ライヴ、してほしい!
このお芝居で 一番の 聞かせどころ
平田さま OH谷さまに向かっての
「お前、ベビーシッター
やめた
のか!」
初日は なんか 小日向さまのセリフとかぶってしまって
あんま ざわざわしなかったのが 残念!
『海をゆく者』は 好きすぎて
というか 5年間 忘れたことなど なかった俺ですが
どうしても あらすじは
「クリスマスに OH谷さまがやってくる
という ホラー
しかも 酒場で知り合った 全然知らない人(小日向さま)
まで 連れて やって来て
帰る 帰ると言っているのに いつまでも帰らない
この人が
元ベビーシッター・・・」
なのです。
そんな OH谷さまを くさやのように 愛してしまった貴女には
パンフレットの
「OH谷さまと行く アイリッシュパブ」
の 企画で バーチャルデートが おすすめ!
演出家が「ニッキーはもっとベロンベロンに酔っぱらってる方がいいね!」と とんでもないダメ出しをし、
「役作り」
と称して 毎晩呑んでいる OH谷さま・・・
というか パンフレット、
すんごく 面白くて
とくに座談会の内容は 劇的すぎます。
ツナ太郎の『MOZU』の演技は、浅野さまのパクリとか
賞を複数獲っている 浅野さまへの ひがみを飛ばしたツナ太郎への
浅野さまの イヤミとか、
それを聞いた平田さま
「さもしい」
「これだから小劇場あがりは」とか・・・
初演、後半は 口コミでお客さんが増えたと言いますが
増えた
っていうか リピーターも 多いかと思います。
なんてったって 演劇界の
くさや
ですから・・・
そんな うるさい 汚い 『膿ゆく』
もとい 『海ゆく』、
小日向さまが 平田さまを
壁ドンして 追い詰めるところは
不覚にも キュンとしてしまいました。
さすがわ 文春で 壁ドン写真 披露してただけのことはあるわね・・・
そして 最後、
キリストの宗教画に 光が差し込んで
夕日のような朝日が 照らし
ランプが点く。
初演で ご主人さまが
「神が悪魔に勝った」と 言ったところも
上手から よく見えました。
カトリックな神の救済は
呑めば呑むほど うるさい
こんなおじさんたちにまで 降り注ぐ・・・
パンフレットに 『海をゆく者』世界初演リスト
が 掲載されていましたが、
実際 どの国でも あんなにうるさいのか
Youtubeを あさってみたのですが
わりと普通に うるさくなく演じていて
世界の『海ゆく』比較上演大会 開催してほしいものです。
PARCOさまに おかれましては
ニューヨークの名門 アトランティック・シアター・カンパニーも上演した
コナー・マクファーソンさま作『ポート・オーソリティー』
も ぜひ 輸入してほしいです!
ああ、うるさかった!
存分に
うるさ充
しました。
千秋楽も 楽しみ~ッ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
WEBサイト REALTOKYO
☆STAGE欄に
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●ヨーロッパ企画 イエティ #9『カレの居ぬ間にビッグフット!』
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
PARCO Presents『海をゆく者』
初日 観に行ってきました!!!
うるさい男たちの大騒ぎ聖夜。ポーカーやろうぜ!
5年前のクリスマス、演劇界に衝撃を与えた『海をゆく者』、通称『海ゆく』。
わたくし、「海ゆく会長」と名乗ってもいいくらい、
この5年、雨の日も風の日も『海ゆく』『海ゆく』と言い続けておりましたが、ついに
帰ってきてくれました。しかも初演と同じメンバー、という最高のクリスマスプレゼントの形で!
初演はダンディなチラシだったのに、今回は、出演者の顔&名台詞をこれでもかと積んだクリスマスツリー。
この仕立てが、いかにうるさいかを物語っています。
初演のパンフレット「兄(吉田鋼太郎)は独身のまま、両親が遺した家で
気ままに暮らしてきた」・・・観れば納得、気まますぎます。
そして吉田さまの友達・大谷亮介さまがやって来たとたん、うるささはピークに!
全員が酔っ払ったまま始めるポーカーは、ポーカーフェイス感ゼロの大騒ぎ。もちろん最もうるさいのは
大谷さま。大谷さまの前職がわかる台詞は、ストーリーと関係ないのに
会場がざわざわし出すほどの衝撃でした。ちょっとした会話なので、ぜひお聞き逃しなきよう!
全員が刺激的すぎて、度数の強い酒をストレートにたのしめるくらい大人の度量が必要ですが、
彼らの魅力に酔ってしまえば中毒になること間違いなし。
それにしてもこの座組、
吉田さま以外60代、というか、まさか吉田さまが最年少だとは誰も思わないでしょうね・・・。
(ヨコウチ会長 ★5)
と REALTOKYOにも 書いたとおり
この 5年間
『海ゆく』『海ゆく』つぶやき続け、
初演『海ゆく』誤植パンフの影響で 吉田鋼太郎さまは
ツナ太郎
の 呼称に、
さらには OH谷さまの スピンオフ物語
『クリーニングOH谷』
を 想像したり、
「今夜は帰らないよ」が殺し文句のOH谷さま、小悪魔小日向さま、「メガネ、メガネ」でキュン死の浅野さま、
粗相を怒られたい貴女に平田さま、粗相を始末したい貴女を待つツナ太郎 の
『海ゆく オジプラス』を 考えたり、
ツナ太郎 ディアゴスティーニの 夢想
に あけくれていたので
今回の再演は まさに 悲願。
初演は PARCOさまがDVDにしないと公言=集まってもらって コメントを 取りたくない疑惑=再演は ない
と 思っていたのですが
この 5年で
PARCOさまの 深層心理に
『海ゆく』大人気
と 食い込むことが できたのでしょうか!?
ああ、5年前は 初日のロビーで 千秋楽まで1000円引き
に なっていたのに
いまや 完売 そして 金券ショップで 定価より高く売られている
時代・・・!
ツイッター先行で 買っておいて よかったです。
あたしたち 時代を先取り しすぎてた!
やっと 時代が追いついた!
もっと言えば 1996年の ツナ太郎さまの『カッコーの巣の上を』を観たいがために教育実習を 辞退、1997年のOH谷さま壱組解散公演は 3回観ているわたくしであります。
初演では
「イヴの夜、悪魔が魂を奪いにくる・・・」
という 『悪魔のいるクリスマス』みたいな シックなキャッチコピーだったのに
今回は
「ポーカーを手に、喋る、喋る、喋りまくる!」のコピー。
OH谷さまなんか
「調子に乗って千秋楽まで突っ走ります!」
((((((ノ゚⊿゚)ノ
さて 初日は
待ちきれず 開場10分前に到着。
物販に
「海ゆくトランプ」があるかと思ったのに ない!
そして開演前に 同じく『海ゆく』仲間様と
再演の感慨に どっぷり浸りながら
パンフレットを 即チェック。
あれ?
初演 綱太郎だったのに
今回 鋼太郎 になってて つまらな~い!
わたくしたちの ツナ太郎伝説は 初演『海ゆく』誤植パンフから 始まった
のに~~~!!
今回も 綱太郎に 誤植→ツナ太郎側が 改名
くらいの 5年ごしギャグを お待ちしていました。
それはさておき
開幕。
5年ぶりの 感想:
1幕:\うるさい/
2幕:\うるさい/
わたくしは 上手側の A列でしたので
のっけから
床に 転がっていた
ツナ太郎が 毛布の中から
「うぁああああああああああああああああああああ!!」
はやくも
過剰!
「もうっ
コレよ コレ~~~~ッ」
と うるささに 悶絶、
ツナ太郎
「シャー
キー!!!」
キター Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!
ああ、ツナ太郎が 目が見えないこと、
なかなか説明されない ものだから
とにかく ツナ太郎 うるさい
という空気が 劇場中
に・・・!
ツナ太郎 いちいち
たん
を 吐いては
机だの 手すりだのに なすりつけ、
それを いちいち
触ってしまう 浅野
さま・・・
(浅野さま、
お酒を靴に隠したり
いろんなところで 細かい演技しまくり!)
そして 「風呂はクリスマスに入るんだ!」と
ず~~っと風呂に入っていない ツナ太郎、
愉快に お便所から かけてきて
おしりを
ぺろ~~~ん
ここ、先日『にじいろジーン』でも ワイプで放送してて
「一番いいシーン、出ちゃった!」
と その セレクトセンスに 感服したものです。
初演では 平田満さまが
ガシャガシャ うるさい
と 思っていたのですが
こんなツナ太郎の世話してたら がなっちゃうよね
と 同情を禁じえません。
そして ツナ太郎がクリスマスの夜
OH谷亮介さまを 呼んじゃって
いましたが
ツナ太郎、本当に 臭くて
OH谷さまに 連れられてきた
悪魔のはずの 小日向文世さまも
顔を そむけるばかり・・・
「音楽が 苦手だ」という 悪魔・小日向さま。
浅野さまが CDを かけちゃうと
「うぁあああ」と うねうね しちゃうのですが、
OH谷さまが折に触れ鳴らしちゃう ケータイの着メロが
すごく 不快この上ない音楽で
その都度
縮こまっちゃって
かわいそう・・・
小日向さまは
浅野さまが 昔 賭けをして船を入手し
その相手が 死んでしまったことや
平田さまが 勤務先の奥さまと できちゃったことや
法に触れそうなギリギリのことを 知っていて、
2人に 揺さぶりをかけ、
とくに 平田さまには
「ポーカーで勝負をつけよう、
平田さまが 負けたら 壁の穴に行ってもらう」と 言質をとる。
(壁の穴は スパゲッティ屋じゃなくて 閉所地獄みたいなもの。
だけど 聞いている皆は キャッシュデスペンサーだと 思っている)
この 小日向さまと 平田さまの話のとき
浅野さま、ツナ太郎、OH谷さまは
近所のガキが 車に悪さしただの なんだので
ガレージに行ってしまって 不在なのですが
いないはずの OH谷さまが
なんか うるさい
というか OH谷さま 一番出番が 少ないのに
セリフがないときの表情といい
動きといい
あの 着メロといい
うるさい・・・
そもそも 1幕で まだ出てこないときに
みんなが OH谷さまのこと
うるさい
みたいに 言ってて
満を持して登場の OH谷さまがやってくる
その チャイムだけで もう
うるさい・・・
そして ポーカーをやるにあたって
ツナ太郎 目が見えないから ペアを組むのですが
その相手が 浅野さま!!!
浅野さまは メガネをなくしてしまって
ほとんど見えない。
この小さな劇空間の
5人中 2人が 見えない
というだけでも かぶりすぎなのに
(1幕前半なんて 平田・ツナ・浅野の3人しか出てないのに うち2人 見えない見えない話・・・)
しかも 見えないもの同士 ペア
って・・・! おい、コナー・マクファーソン!
2幕のツナ太郎は 身体に クリスマスツリーみたいな電飾をほどこして
見た目にも うるさい上に
嬉々として
うんこが こびりついた話を 披露していましたが
今日来た 初対面のお客様(小日向さま)に向かって 言うことでしょうか。
ツナ太郎、パンフレットで
「汚らしいおじさん達の芝居をわざわざ
選んでいただいた事に感謝いたします」って 書いてたけど
汚らしいのは
ツナ
だけですからね・・・
ツナ太郎、
『海ゆく』の件で ケーシー長塚さまに電話したそうですが、
ご主人さま
「ツナ太郎は
長塚京三さまの息子の劇団、いや 常盤貴子さまの夫の劇団(←阿佐スパ?)
でも おもらし していましたよ。
おもらし俳優
なんですかね」
ああ 臭い・汚い・粗野!
そして OH谷さまが
平田さまの元カノ・アイリーンの ヒモで
アイリーンからの 帰れコールがあって
「帰る 帰るよ」と 言っているのに 帰らない
もう 初演観た人には おなじみの
というか OH谷さまの 実生活を知っている方には おなじみの
繰り返し。
OH谷さま、
高級な ジャケットを買ったとかで
皆に 触らせて
「いいだろぉ~これ
ドックスキンだぜ?!」
という とくいげな 顔、
アイリーンを 愛している
その証に
腕まくりして
イレズミを 見せるのですが
アイリーン という イレズミが
カタカナ
あの・・・ここは
アイルランドですよね?
そして なんといっても
初演で ざわざわした
OH谷さまの 前職:ベビーシッター。
ニューヨークタイムズの劇評でも
わざわざ OH谷さま演ずる ニッキーの前職を
「Nicky, a man who has recently switched careers, from babysitter to cheese-monger」
と 掲載していました。物語に ほぼ関係ないのに・・・
「やっぱり アメリカでも ざわざわ
したのかしら?」と 各国版、観たいです。
というか 英国ナショナル・シアターでも 上演していたはずなので
ナショナル・シアター・ライヴ、してほしい!
このお芝居で 一番の 聞かせどころ
平田さま OH谷さまに向かっての
「お前、ベビーシッター
やめた
のか!」
初日は なんか 小日向さまのセリフとかぶってしまって
あんま ざわざわしなかったのが 残念!
『海をゆく者』は 好きすぎて
というか 5年間 忘れたことなど なかった俺ですが
どうしても あらすじは
「クリスマスに OH谷さまがやってくる
という ホラー
しかも 酒場で知り合った 全然知らない人(小日向さま)
まで 連れて やって来て
帰る 帰ると言っているのに いつまでも帰らない
この人が
元ベビーシッター・・・」
なのです。
そんな OH谷さまを くさやのように 愛してしまった貴女には
パンフレットの
「OH谷さまと行く アイリッシュパブ」
の 企画で バーチャルデートが おすすめ!
演出家が「ニッキーはもっとベロンベロンに酔っぱらってる方がいいね!」と とんでもないダメ出しをし、
「役作り」
と称して 毎晩呑んでいる OH谷さま・・・
というか パンフレット、
すんごく 面白くて
とくに座談会の内容は 劇的すぎます。
ツナ太郎の『MOZU』の演技は、浅野さまのパクリとか
賞を複数獲っている 浅野さまへの ひがみを飛ばしたツナ太郎への
浅野さまの イヤミとか、
それを聞いた平田さま
「さもしい」
「これだから小劇場あがりは」とか・・・
初演、後半は 口コミでお客さんが増えたと言いますが
増えた
っていうか リピーターも 多いかと思います。
なんてったって 演劇界の
くさや
ですから・・・
そんな うるさい 汚い 『膿ゆく』
もとい 『海ゆく』、
小日向さまが 平田さまを
壁ドンして 追い詰めるところは
不覚にも キュンとしてしまいました。
さすがわ 文春で 壁ドン写真 披露してただけのことはあるわね・・・
そして 最後、
キリストの宗教画に 光が差し込んで
夕日のような朝日が 照らし
ランプが点く。
初演で ご主人さまが
「神が悪魔に勝った」と 言ったところも
上手から よく見えました。
カトリックな神の救済は
呑めば呑むほど うるさい
こんなおじさんたちにまで 降り注ぐ・・・
パンフレットに 『海をゆく者』世界初演リスト
が 掲載されていましたが、
実際 どの国でも あんなにうるさいのか
Youtubeを あさってみたのですが
わりと普通に うるさくなく演じていて
世界の『海ゆく』比較上演大会 開催してほしいものです。
PARCOさまに おかれましては
ニューヨークの名門 アトランティック・シアター・カンパニーも上演した
コナー・マクファーソンさま作『ポート・オーソリティー』
も ぜひ 輸入してほしいです!
ああ、うるさかった!
存分に
うるさ充
しました。
千秋楽も 楽しみ~ッ
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