ロンドンのナショナルシアター、ニューヨークのブースシアター、シカゴのステッペンウルフ劇場が上演して話題になった
『The Seafarer』。

しかし ただでさえ英語がわからないのに
アイルランド訛り
でやられちゃ さっぱりわかんないだろうと
思っていたのですが、

そこに舞い込んできた

吉田鋼太郎
浅野和之
大谷亮介
 
(敬称略)

という わたくしの だ~~~~い好物な メンツ
(あと 小日向文世、平田満
で 日本上演!

と 聞き、
めったに PARCOのお芝居に 食いつかないわたくしが
まっさきに 食いついてしまったのが『海をゆく者』でした。

パンフレットを めくると・・・

あれ?
吉田 鋼太郎が 
吉田 綱太郎(ツナ太郎)
に なってるよ?


14歳と250ヶ月・別館-2009111914540000.jpg

ツナ太郎 と誤植されているのに キメキメの 鋼太郎

そんな ツナ太郎は
1幕のあいだじゅう、

不潔(風呂に入らず 臭い)
おもらし(大) ←それでも 風呂に 入らない
タン吐き(カーッ、ペッ!)
●目が見えないからと がなりまくって 弟に命令する


という ものすごい 迷惑老人ぶり
発揮!

平田満(弟)も そんな ツナ太郎(兄)に 辟易しているのか
ガシャガシャ ワー!
と 返事していて うっとおしいこと この上ないのですが

こんな 一家が
クリスマスに
ツナ太郎が うっかり 大谷
を 呼んじゃった
から さあ大変!

ひぃいい・・・

1幕 終了後、
ご主人さま
「大谷と ツナ太郎
が うるさい・・・」
 (げんなり)

わたくし
クリスマスに
大谷

が やってくるなんて・・・!

しかも こっち(平田満の立場)が 呼んでもいない のに・・・!


実際の 招かれざる客は
小日向
なんですが、

大谷が 呼ばれてもいないのに
酒場で知り合った 全然知らない人(小日向)
まで 連れて やって来た


という シチュエーションのほうに 卒倒
しそうでした。

なので、1幕、
浅野が 「大谷を避けている」
という セリフが あったのも 
すこぶる 納得
しておったのですが、

休憩中 パンフレットを読むと
平田満の女(アイリーン)を大谷が取った
そうで、それで避けているようす・・・

あ、そうなの?
てっきり 大谷のコトが キライ
なだけ
 かと・・・。

うざすぎて・・・。

っていうか 平田満をふって 大谷
に行く女 って・・・

しかも ヒモ だよ・・・。

さらに パンフレットには

兄(ツナ太郎)は独身のまま、両親が遺した家で
気ままに暮らしてきた


ツナ太郎・・・
気まますぎます。

っていうか 1幕は
ひたすら みんなが ギャーギャー言ってて
話の筋が まったく わかんなかった
です。。。

あの 前半の演技スタイルは ほとほと疲れますね
観ているほうが・・・。
会話の内容的に なんであんなにギャーギャー言い合わなきゃいけないのか 
わかりません。
そして 客席からも あらゆるところから ゲッホゲッホと 咳 が 止まらず・・・うるさいよ!

そして 
大谷が 出てくるまでが 超長い・・・。

ツナ太郎×平田 の がなり合いは
まるまる カットしちゃっても よさそうな気もしますが

合間 合間の 浅野のセリフの中に けっこう 伏線
が 混じってそうでは ありました。

浅野は すぐ メガネをなくしちゃって
ドジっ子ぶりが かわいいのですが

2幕、
そんな 浅野が なぜ 船をしとめて
そして 殺人(?)に 発展したのかということも 
もごもごしてて よく わからず、

平田満も アル中&殺人犯 らしいのですが
肝心なところが よく 聴こえず

この芝居の 抑揚のつけ方が よく わかんない
んですが、、、

ビックリしたのは あの 
オチ!

絵柄でわかんないのかしら・・・

終演後 PARCO劇場下の 繁盛道場で
ギョーザ、マーボー豆腐、野菜たっぷりタンメン、五目チャーハン
を ほおばりながらの
ご主人さまいわく 
「カードゲームは
カードを 縮めているから」
ああいうことが 起こるのだ そうですが・・・

そして ご主人さま、
「アイルランドは クリスチャンが根付いています
からね。
キリスト教の絵の下のランプ、
小日向が来るまでは 点いていたのに
小日向が来たら 点かなくなって
小日向が帰ったら また 点きました
よね」

ランプが点かなくなったりしたのは 地味ながら 気づいたけど
小日向のせいだったとは・・・!!


ご主人さま
「だから この話は
神が悪魔に勝った
という ことなのでしょう。
平田も浅野も 敬虔な クリスチャンなんでしょうね」

平田も浅野も
殺人犯なのに?

しっかし、
小日向が 悪魔 の はずですが
一番 悪魔なのは

帰る 帰ると 言って
いつまでも 帰らない 大谷


だと 思いますが・・・。
「アイリーン!」
「アイリーン!」
という 腕の 刺青自慢も UZAI!


この キャスト陣は しかし
絶妙な 配役で、
大谷とツナ太郎の役も 入れ替えられるけど
(カーッ、ペッ!と たんつぼを吐くのは 大谷の十八番ダヨ!)
でも ツナ太郎じゃあ あの
生理的に受け付けられない うざさ
を 表現できないかも しれません。

クリスマスに 来るのが
清水宏 とか
松村武
でも イヤ

だよね
クリスマス以外でも 大谷とか 清水宏とか 松村武が来たら イヤですが・・・テロですYO!)
という 話題をしながら ご主人さまと たらふく食べて 帰宅すると
もう 12時。 (上演時間長いYO!)

大谷 が じわじわ ツボに入ってきたし、
(大谷に 平田が「●●ー●ッ●ー 辞めたのか!」
っていう セリフ、笑いすぎて 死にそう・・・)

いろんな 宗教的な 伏線やらも ありそうなので
千秋楽も とっくの昔に チケットを買ったわたくし、
パンフレットで 予習・復習
します!

でも このチケット、これだけのメンツだというのに
カンフェティ でも
えんぶチケット でも 20%くらい 安くなっていて
さすがに千秋楽は 対象ではなかったので 安心していたのですが、

昨日の PARCO折込チラシで

リピーター割引 1000円引き(千秋楽も対象内)
申込:2日前までOK

これだけのメンツで
どれだけチケットが余っているのか・・・


でも まあ、得チケになるかな、とも 考えた上で
これだけのメンツということで 出演者に敬意を払って
買ったので イイんですけどね・・・。