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ナショナル・シアター・ライヴ
『フランケンシュタイン』(カンバーバッチさま クリーチャー版)を観に
海老名へ行ってきました。
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映画も見ていない 原作も読んでいない
わたくしの フランケンシュタインに関する知識:
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●唐十郎さま作『少女都市からの呼び声』に出てくる
フランケ醜態
●第三エロチカ『ラスト・フランケンシュタイン』
『怪物くん』に出てくる フランケン
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そんな ほぼ 予備知識ゼロの状態。
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最初の
稽古場風景やら 秘話やらが
やたら長く
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やっとこさ
卵 みたいな 風船の中から
クリーチャー・カンバーバッチさまが
生まれ出てくるのですが・・・
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ふんどし~!
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あの長い前置き
じらし
だった
のね!
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手を ぷるぷる させながら
ふんどし一丁で ず~~~っと
暗黒前衛舞踏

を 踊る カンバーバッチさま、
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まるで
キレイな
ゴキコン
・・・。
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に むしゃぼりつく カンバーバッチさま。
も 仕込んでおいたら
『恐怖・奇形人間』リメイクは カンバーバッチさま
で イケますね!
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カメラが
横から 上から 正面から 後ろから
映すものだから
カンバーバッチさまの ふんどし姿が 大画面にて
横から 上から 正面から 後ろから

堪能できて、
世界中で NT LIVEを観ている ふんどしファンも 心の中で 狂喜の
ふんどし どんだけ~!
を 連発していることと思うと
ふんどしがつなぐ 世界の輪を 感じました。
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ふんどしの カンバーバッチさま
維新派 みたいな 機関車が 突進してきたり
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ダニー・ボイル先生は ロンドンオリンピック開会式より
イイ仕事した!

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と 讃えざるをえません。
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ふんどしで 興奮 しすぎて
中盤あたりから
カンバーバッチさまが を着だしたこと、
文字通り
不服
でした。
ふんどしで1時間半で 良かった
ですよ?! (← でもそうすると この物語の意味が 後々
おかしくなるということに まだ気づいていない)

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それにしても カンバーバッチさまが
農家に1年居候してたのに(薪割りとか こっそり 妖精がごとく やってたのに)
息子夫婦に見つかって 追い出される
ときには
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みんな~~ その人
カンバーバッチさま
だよ~~~

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と 言いたくなりました。
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まるで 『軍師官兵衛』 第4回にて
姉妹のかたっぽが 狂言自殺してたりしたので
「岡田さまの嫁になるのはアタシよ!」って
姉妹で血で血を洗う争いをしているのかと思いきや、
なすりつけ合い
だった というくらいの 衝撃です。 

ちょ・・・岡田さまの嫁に なれるんだよ?!

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カンバーバッチさまが 家に来たら
追い出す どころか
「どうぞ どうぞどうぞ どうぞ」
って あらん限りの おもてなし
を するくせに・・・。
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醜いクリーチャー・カンバーバッチさま。
「きっとお前を愛してくれる人が現れる、
お前が誰であろうとも」←この Whoever you areのところ、
字幕で 訳してなくて
「この 美しいカンバーバッチさまが クリーチャーを演じている
ブリティッシュジョーク
を 訳さないとは・・・」と イラッときました。
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字幕といえば 
クリーチャーが
フランケン博士の婚約者を 襲っちゃう前、
婚約者と話をするとき、
「大丈夫、やっていいことと悪いことの分別はついている」という感じの
字幕でしたが、
ここも、
Because I am educated
つまり
教育されているから(大丈夫)
って 言ってたのですが、
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だけど 「教育」では抑えきれない。
クリーチャーにも まさかの「本能」があって
女を知ることで これで自分も
Man(男/人間)になれた

って 言ってたと思います。(婚約者を犯すのは、約束を破った博士への復讐心だけではない)
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Paradise という言葉がキーワードになっていましたけど、
禁断の実を食べた、というのは
博士にとっては 神に背いて「人造人間」を創り出したこと、
クリーチャーにとっては 姦淫(による快感)
となるわけで・・・。
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分別という訳は 教育というよりも なんとなく性善説寄りの道徳的自由な感じがして ちょっと違うような?
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そんなこんなで クリーチャーは ふんどし改め
服を着たときから 人間 に なろうとしていたんだな
と わかるのですが、
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最後 唐組 みたいに
ふたりが 彼方へ 去っていくところ、
博士が クリーチャーの後ろから
「Go on.
You must be destroyed.」
って 言ったのが
「お前をどこまでも追いかけてやるぞ」
って 字幕で
まあ、、そうなんだけど
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その前に クリーチャーが「私も死ねるのか」
って 言っていた。
人間死ぬ(die) というニュアンスと 
俺が創りあげたものを 破壊(destroy)してやる = ぶっ壊す という(モノに対する)ニュアンスが違うことが 
際立つ いいセリフだと思ったので
なんかもっといい字幕 ないですかね・・・。
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そういえば 字幕、
●1箇所 完全に誤字(なんだったかは忘れた)
●身体が温かい を 暖かい と ふっている(何回も出てくるセリフなので そのたび違和感)
●博士とクリーチャーが2人で対峙するシーン、
博士の言った「お前は心が痛んでいるのか」 みたいな ニュアンスの you are sorry の 訳が 
「俺がごめん」
になっていたような・・・。
でもここ、観る前に タンメンと チャーハンを しっかり食べちゃって すっごく眠くなっていたので
記憶に自信がないのですが。。。

あと revenge(報復・復讐) の訳し方が ? と思った気が。どこだか忘れたけど。

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しかし 字幕をつければ
世界中 どこででも上映できるのであれば
それこそ、
劇団☆新感線の ゲキ×シネなどは ビジネスとしても ニーズとしても
いけるという気がします。
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先週の カンバーバッチさまが博士版は 大雪すぎて
とても海老名まで行くのは はばかられた
のですが(3月に再上映されるそうですが!)
今回、
カンバーバッチさまの ふんどし鑑賞、
わたくしの性癖 大満足です。

NT LIVEというより
世界ふんどし劇場
と 言いたいですね!
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ご主人さまに 内容を報告すると、
「ほう・・・
話を聞く限り 往年の
リヴィングシアター
みたいですね」
と 観に行ったら
「最初、ダリの
『新しい人間の誕生を観察する地政学的な子供』の絵

みたいでしたね」
「音楽は アンダーワールド。
演出の ダニー・ボイルさまとは
『トレインスポッティング』以来 縁が深いですからね」
などなど
ご主人さまの 感想が
知的
なのに わたくしの相づちが 全部
「ふんどし」
で 申し訳 なかったです!
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追記:チンコ演劇評論家さまより
カンバーバッチさま、
映像では生まれたときからふんどしでしたが、
実際の上演では全裸だったと聞いています。

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カンバーバッチさまって NG ないんだ
ね!!!

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