◆白血病からの社会復帰40~ふりだしに戻る | 幸せな就職転職・働く人生(キャリア)~大阪のキャリアコンサルタント木村典子

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就転職・仕事の悩み解決7000人以上、キャリア関連セミナー・研修の実績2000件以上。指導者レベルの国家資格1級キャリアコンサルティング技能士も所持し、5雇用形態と20職種・白血病克服のキャリアコンサルタント木村典子が、「幸せキャリア」のヒントを綴ります

幸せな就職~キャリアコンサルタント木村典子です♪

※「白血病からの社会復帰」シリーズが初めての方は、コチラ の「シリーズ連載への想い」を先にお読みくださいひらめき電球

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前回(第39話) の続きです。

「発病前のキャリア~発病~闘病~そして社会復帰」と順に、キャリアコンサルタント目線も添えてお伝えしています。

※なぜ闘病からお伝えしているかは、こちらへ
※これまでのお話は、シリーズ目次へ

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(これまでのあらすじ)

前回(第39話) の(これまでのあらすじ)と(今日のお話)をご参照ください。

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(今日のお話)

2002年2月下旬
私の頭の中を、グルグルと駆け巡った主治医の言葉。


ひらめき電球「抗がん剤を投与して白血球が下がる度に、右足が腫れる原因は、何かの感染だと考えられます。移植の時、その感染が原因で、命を落とすことになるかもしれません。」

ひらめき電球「足を検査しても、何も見つかりませんでしたが、このまま移植に踏み切るのは危険です。足の手術した方がいいと思います。」


ひらめき電球「手術しても、やはり何も見つからないかもしれません。手術したことによって、普通に歩けなくなることもあるかもしれません。」

ひらめき電球「手術する場合、移植日を延期する必要があります。ドナーさんが、延期に承諾してくれるかどうかはわかりません。」

ひらめき電球「どうしますか?」

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骨髄移植することを決意した私でしたが、新たに提示された私の右足に潜むリスク(第38話) のため足の手術をするか否かの決断を迫られ、再び、悩みの渦の中へ突入してしました(第39話)

「生存率」と言う数字マジック(第34話) に翻弄された状態から脱出し(第33話)「正解は一つじゃない、私にっての正解は?」(第37話) と決断したはずだったのに、また整理がつかなくなったのです。

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その時、
私の頭の中を渦巻いていたことは・・・


「足の手術をせずに、移植に踏み切ったら、それが原因で命を失うかもしれない。」

「足の手術をしたら、普通に歩けなくなるかもしれない。」

「足の手術をするために、移植日を延期したくても、ドナーさんが承諾してくれないかもしれない。」


足の手術をするにしても、しないにしても、どちらも大きなリスクをはらんでいました。


挙句の果てには、

「移植しないと決めたら、足の手術をする必要はなくなる。いっそ、移植を止めようか・・・」

そんなことまで、考え始めてしまっていました。


まさに「ふりだしに戻る」状態です。

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人生は、まさに「選択の連続」です。

当時の私のように、命がかかった選択でなくとも、すべての人は、人生のあらゆる選択を、自己責任を持って、選んで、生きているのです。

時として悩むこともあるでしょう。

時として整理が付かなくなることもあるでしょう。

でも、
そんな時は、自分自身の選択基準を成長させる機会として、与えられたチャンス。

今、当時を振り返って、改めてそう思います。

~「悩むこと」は、悪いことじゃない。逃げてない証拠なのだから~

こちらへ つづく・・・

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【シリーズ目次】

◆目次~白血病からの社会復帰

【幸せな就職のための具体的スキル記事】
◆就活/転職FAQシリーズ(目次)

【働くを楽しむための記事】
■どんな仕事も楽しめる♪目次集【1~67話、番外編1~54】

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※症状などは私の場合の経験談で、白血病の症状を説明しているものではありません。また白血病に関する内容も、元患者の私の理解の範囲で、正確なものではありません。病に関しては、専門医にご相談くださいませ。