※「白血病からの社会復帰」シリーズが初めての方は、コチラ の「シリーズ連載への想い」を先にお読みください
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前回(第39話) の続きです。
「発病前のキャリア~発病~闘病~そして社会復帰」と順に、キャリアコンサルタント目線も添えてお伝えしています。
※なぜ闘病からお伝えしているかは、こちらへ
※これまでのお話は、シリーズ目次へ
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(これまでのあらすじ)
前回(第39話) の(これまでのあらすじ)と(今日のお話)をご参照ください。
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(今日のお話)
2002年2月下旬、
私の頭の中を、グルグルと駆け巡った主治医の言葉。
「抗がん剤を投与して白血球が下がる度に、右足が腫れる原因は、何かの感染だと考えられます。移植の時、その感染が原因で、命を落とすことになるかもしれません。」
「足を検査しても、何も見つかりませんでしたが、このまま移植に踏み切るのは危険です。足の手術した方がいいと思います。」
「手術しても、やはり何も見つからないかもしれません。手術したことによって、普通に歩けなくなることもあるかもしれません。」
「手術する場合、移植日を延期する必要があります。ドナーさんが、延期に承諾してくれるかどうかはわかりません。」
「どうしますか?」
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骨髄移植することを決意した私でしたが、新たに提示された私の右足に潜むリスク(第38話) のため、足の手術をするか否かの決断を迫られ、再び、悩みの渦の中へ突入してしました(第39話) 。
「生存率」と言う数字マジック(第34話) に翻弄された状態から脱出し(第33話) 、「正解は一つじゃない、私にっての正解は?」(第37話) と決断したはずだったのに、また整理がつかなくなったのです。
・・・・・・・・・・・・・
その時、
私の頭の中を渦巻いていたことは・・・
「足の手術をせずに、移植に踏み切ったら、それが原因で命を失うかもしれない。」
「足の手術をしたら、普通に歩けなくなるかもしれない。」
「足の手術をするために、移植日を延期したくても、ドナーさんが承諾してくれないかもしれない。」
足の手術をするにしても、しないにしても、どちらも大きなリスクをはらんでいました。
挙句の果てには、
「移植しないと決めたら、足の手術をする必要はなくなる。いっそ、移植を止めようか・・・」
そんなことまで、考え始めてしまっていました。
まさに「ふりだしに戻る」状態です。
・・・・・・・・・・・・
人生は、まさに「選択の連続」です。
当時の私のように、命がかかった選択でなくとも、すべての人は、人生のあらゆる選択を、自己責任を持って、選んで、生きているのです。
時として悩むこともあるでしょう。
時として整理が付かなくなることもあるでしょう。
でも、
そんな時は、自分自身の選択基準を成長させる機会として、与えられたチャンス。
今、当時を振り返って、改めてそう思います。
~「悩むこと」は、悪いことじゃない。逃げてない証拠なのだから~
こちらへ つづく・・・
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【シリーズ目次】
◆目次~白血病からの社会復帰
【幸せな就職のための具体的スキル記事】
◆就活/転職FAQシリーズ(目次)
【働くを楽しむための記事】
■どんな仕事も楽しめる♪目次集【1~67話、番外編1~54】
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