松井秀夫のブログでセミナー
百年以上耐えた家は耐震じゃない?
(2009年)
古民家鑑定士になりまして古民家を
上から下まで見て回りますと、
昔の技術の精密さと大らかさを感じてしまいます
大工に関しましては、見えないところまで
心配りをしているのを発見しますが
基礎になりますと今では考えられない様な
石の上に乗っているだけ・・・・という感じの
構造になっています。
しかし、百年以上存在しています?
この百年以上存在しているという事の事実は
大きな価値として記憶に入ってきます
特に、今の家と違って、大きいですし立派です
大変に、建築としてはお金をかけていると
思われます。
大らか?と言いますか
簡単?大ざっぱ?と言いますか
ラフな感じに見て取れます
これをほとんど続けている
あるいは、どの大工もそのやり方を
継承している
大工は進歩が嫌いなのか…いやそんな事はない
阪神大震災では多くの日本家屋が倒壊しました
しかし、その後にあった阪神大震災以上の
震度にあった地方では、そこまでの倒壊が起こっていません
やはり、耐震という事で進んでいないのは
これまでの伝統工法と言われる建築物の
地震に対しての研究ではないか・・・!と
おもわざるを得ません
もう一度見てみてください
床下が乾燥していると思われませんか
確かに、床下なんて、建築後は
中々見られませんね
しかし、その床下が乾燥して綺麗な感じさえ
持つのはどうしてでしょうか
コンクリートで頑丈にした最近の家は
防腐剤や防儀剤など
床下に有害な薬品をいっぱい使っています
薬品は気化しますから、床下から上にのぼり
住む人たちの体に影響してきます
特に若年や老人には大きいものです
しかも省エネで気密性が良くなっていますから
換気を十分にしませんと
悪い空気の中で長く住む事になります
第一、人間自体が不要なガスを常に出しているわけです
換気は大変に重要なのです。
昔の生活は今と比べれば不便かもしれませんが
少しの不便が健康と長生きに貢献するのなら
古い日本の住まいは見直されないと
医療費や健康や社会的不安などの問題の増大で
エコ以上の費用を使う事になるかもしれません
ではまた ・・・
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