鮎はサケ目アユ科に分類され、初夏を代表する川魚。
養殖の焼いた鮎を深みある味わいに煮込み
骨までおいしい、フライパンでつくった「鮎の煮びたし」です。
天然の鮎は黄を帯びていますが、この養殖ものは、
ヒレは黄色くカラダは青を帯びているのが特長です。
天然の鮎がいいというわけでもなく、
養殖の鮎は、天然と比較すれば肉質がやわらかく香気が少ないものの
脂質が約3倍の量を含みます。しかも血液中の脂質濃度を下げる働きがある
オメガ3(n-3系列)の多価不飽和脂肪酸がEPA(エイコサペンタエン酸)と
DHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富に含有されています。
DHAとEPAが生活習慣病の予防や改善効果をもたらす成分とされています。
鮎の煮びたし
【材料(2人分)】
鮎(4尾) 梅干し(2粒) 実山椒の佃煮または実山椒(大さじ1) だし昆布(10g)
ほうじ茶または番茶(600mlほど用意)
酒(30ml) みりん(30ml) 醤油(20ml) 水(30ml)
*実山椒使用の場合は醤油30ml使用
【下ごしらえ】
内蔵を取らずに鱗だけを取り、裏も表も塩をふりかけ よく水で洗い流して
キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
【作り方】
①フライパンにフライパン専用ホイルを敷き、表になる方から中火で焼き、
ほんのり焦げ目が付いたら裏返し焼きます。
②フライパン専用ホイルを取り除いて、鮎の周りに実山椒の佃煮を加え
だし昆布をのせます。
③ほうじ茶をひたひたに注ぎ、落としブタをして10分煮ます。
④落としブタと昆布を取り、梅干しを加え、
酒(30ml) みりん(30ml) 醤油(20ml) 水(30ml)を注ぎ、鮎に木の芽をのせます。
⑤再び落としブタをして、中火で20~30分じっくり煮込みます。
⑥鮎に味が染み込み、煮汁が少なくなってきたら火を止めます。
⑦鮎をお皿に盛り付け、木の芽をのせ 梅ぼし 実山椒の佃煮を添えて出来上がりです。
清々しい山椒の香りに、深みある美味しい身に
骨までやわらかく、カルシウムもたっぷり摂取できる鮎の煮びたしです。
▶▶鯖缶の白菜煮
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