近キョリ恋愛

『近キョリ恋愛』 2014年・日本 


生徒に夢中になった茶髪教師が職権乱用で恋に突っ走ります。
セクハラです。
パワハラです。
これ、ダメなやつです。

なのだけれど、少女マンガなので成立してしまう、恋の世界。
むしろ、萌えたい女子中高生で劇場はいっぱい。
良い匂いがします。

「壁ドン」といえば、騒ぎ過ぎた夜にお隣さんから壁をドンドンされるパターン。
とばかり思っていたババア(当方)にとっても、萌えシーンの数々が目白押しだとわかる。
だが、萌えない。
どうしようと思案して、好きなタイプを当てはめてみた。

奥田民生である。なかなかに萌える。
こうなると、映画を観ているのだか脳内妄想なのだか、わからない。うむ。加齢が重症。


山Pこと山下智久の人気に愕然。連日、大入り満員じゃないか。
そこに乗れない自分に呆然。『あしたのジョー』のトラウマだろう。

小松菜奈は笑わないJK役。無表情を強いられる中にも、表情があっていい。

山本美月が可愛すぎる。杏仁豆腐みたい。可愛くて美味しそう。
小瀧望はジャニーズJr.出身なのに、芝居がビッグ。1人クローズ状態。いい。

新井浩文が想像以上に登場!怒りシーンで人殺しの目になった。萌えた。
水川あさみはまたしても、ジャニーズと相性がいい。

熊澤尚人監督は懇切丁寧。アイドル映画は難しい中で、自分色をきっちり。
王道を王道で撮り、ともすれば無表情な主役2名の心情を浮かび上がらせている。

音楽の使い方がツボ。サカナクションのエンディングも素敵だ。


少女漫画原作で、王道な設定・展開・キャラクター。
終盤、突然に慌ただしいのはご愛嬌の範囲。

山P先生は英語教師なので、ちょいちょい英語を挟んでくるルー大柴風味。
ここで笑えるかどうかも分かれ目だろう。
劇場の場合、笑ってはいけないので注意だ。

おそらく、萌えセリフも山ほど。
萌えるどころか、ンぎもぢわるい!と思って観ているうちに、なんだかオーケーになってくる。
それはちょっと、嬉しい驚き。



映画 スクリーン(TOHOフリーパスポート)

[関連作品]
山下智久 『あしたのジョー』
小松菜奈 『渇き。』
山本美月 『桐島、部活やめるってよ』
水川あさみ 『今度は愛妻家』
新井浩文 『アウトレイジ ビヨンド』『ヘルタースケルター』『モテキ』『クヒオ大佐』『ゆれる』『クライマーズ・ハイ』『ジョゼと虎と魚たち』



↑面白かったらクリック☆ありがとう!人気ブログランキングへ

にほんブログ村 映画ブログ 映画備忘録へ
にほんブログ村へ

blogramのブログランキング