$やさしい暮らし

でっかい平目を2尾ほどいただきまして。
魚好きのわが家からは喜びの声の大合唱。
(ちなみにちびっこたちも魚好きです。しかも白身の高級魚系が)
釣り好きな友人をもつありがたさ…

あまりにも大きな姿をしてまな板の上にぬべろ~んって横たわる平目ちゃん。
思わず「買ったらいくらするんだろ?」と考えてしまいましたわ(^_^;)

さてさて、これだけ大きな平目だと、切り身にしても1切れ200g近くなりました。
分厚いぷりぷりした切り身。
新鮮で繊細な持ち味を壊さないよう、シンプルに薄味で煮付けにします。

ただし!
シンプルな料理ほど下処理が大切になるのは言うまでもなく。
ちょっとしたことですが、格段に味が良くなります。
ここは時短も大事ですが、時間をかけてあげて欲しいなぁ。



何をするかって、ただ熱湯をかけて霜降りにするってだけなんですけどね(^_^;)


熱湯を裏表まんべんなく回しかけてすぐ冷水にとって冷まします。
そうすることで余分な脂が落ちて臭みが抜けるし、細かくて取りにくいウロコも簡単に取り除くことができます。
また、霜降りにすることで、煮ている途中にアクがほとんど出なくなります。

平目のウロコって小さいでしょ。
だから残ってても気にならないかっていうと、小さいから余計に気になるし、口に入ったときに取り出せない。
平目に限らずですが、どんな魚料理もウロコが残ってたら台無しです(>_<)
それが、霜降りすることで頑固なウロコも簡単に取れますよ~

それと骨にくっついている血合いをていねいに取り除くこと。
薄皮を破ってやるとキレイに取り除けます。


こういう繊細さが日本料理の真骨頂なのかな、って最近思います。
日本料理ってシンプルで素材にあまり手をかけないものが多いけれど、表面には見えてこないところでの細かい気配りって西洋料理の手法にないものがたくさんあります。


和食って簡単だけど奥が深い。
そう言われるのもよくわかる。

素材を知って素材を活かす。

まだまだそんな境地には至れていませんけれど(^_^;)
先が長いからこそ、そこに達するまでの楽しみがありますよね。



しっかし、この平目の煮付け、何ておいしいのでしょ♪
ほろりと外れる身には、身そのものの持ち味である甘味にほんのり醤油と生姜の香りが付いて。
なんとも上品な味。
ご飯のおかずにはもうちょっと煮詰めた甘辛味の方がいいかもしれないですが、このくらいの薄味でいただく日本酒って…γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ



~平目のあっさり生姜煮☆下ごしらえで一味違う♪~

・平目      2切れ(1切れ100gくらいのもの)
・生姜      1片
・山椒の葉    適量
煮汁
・水       200cc
・薄口醤油    大さじ1
・酒       大さじ1
・みりん     小さじ1

1.平目の切り身は熱湯をまんべんなく回しかけて冷水に取り、充分冷めてから汚れやウロコをきれいに取り除いておく。生姜の半量は千切りにし、残りの半量は潰しておく。
2.浅めの鍋に煮汁の材料を全て入れ、沸騰したら1の平目をと潰した生姜を加え、落とし蓋をして15分程度煮る。霜降りにしているのでほとんどアクは出ないけれど、もし出るようなら取り除いておく。
3.煮汁が半量くらいに煮詰まったら器に盛り、生姜の千切りと山椒の葉を天盛りにする。



煮汁は冷蔵庫に入れておけばぷるんぷるんの煮こごりになります。
アラをほぐした身を混ぜて、味が濃すぎれば水を足してやり、流し缶で冷やし固めます。
二次利用とは思えないほど上品な先付けに変身しますのでぜひお試しください。
糠床に入れてもいいですし。
とはいえもったいなくて煮こごりで食べちゃうことがほとんどです(`∀´)





父の一人暮らし、今日で5日目でございます。
母から「食べ物の面倒を見てやってね~」と言われてて、今日は差し入れ2回目です。
どうやらちょこちょこ買い物に出かけ、しゃぶしゃぶを作ったり、母の好んで作らない食材を買っては自己流で料理を楽しんでるようですが、やはり野菜が少ない!

ということで五目ひじき煮やおから煮、カボチャのそぼろ煮、きんぴらごぼうなどを差し入れに。

「差し入れだよ。ちゃんと野菜も食べなきゃね」なんて言いながら家に入ると…

部屋いっぱいにタンスの引き出しを広げてなにやら作業中。

何してるのかと思いきや…
なんと衣替え中!なんだそう。

母がいるときにはそんなこと絶対しないのに、せっせと夏物を出して冬物をしまってます。
「これは洗ってからしまうのか?」とか「この汚れ、洗っても落ちないんか。そんなに汚した覚えはないけどな」とか言いながら…



ダウンは洗濯機では洗えませんよ。
いつも泥の中で転がり回ったのか!?と思うほど汚しているのは、お父さん、あなたです。




しかし、母がいないとびっくりするほど働き者になる父。
部屋の掃除も、逆に母がいつも見逃してるところを念入りに掃除してたり。
食事の後は、灯油ストーブを磨いて片付けてしまうのだそうです。
で、明日は調理器具の収納棚を改装するのだとか。


父、見直す!


「うちの主人は縦のものも横にしないくらいな~んにもしないのよ」とお嘆きされてる世の奥樣方。
もしかするとご主人はほったらかしにした方が働き者になる可能性を秘めてるかもしれませんよ!



でも、自分で食事の支度をしている様子を見ていると…
食卓に箸はあっても取り皿がなかったり、鍋のアク取りをしているのに取ったアクを入れる器が手元になかったり、ご飯をよそおうとお茶碗を持って行ってるのにしゃもじがなかったり。
醤油やポン酢も必要になるたび取りに行ったり…

したがって何度も椅子から立ち上がっては一つひとつ持ってきてました。

ものすご~く効率は悪いようです( ̄ー ̄;



普段は見られない食事の支度をする父。
手出ししたくなる欲求を無理矢理押さえ込み、実は普段できないことを楽しんでる父の様子を見守るおおらかな娘、だったのです~





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