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kanonporte@gmail.com にお願いします。もっちゃんは厳密に言うと捨てうさぎではありません。
一年前の夏休みの終わりに泣きそうな声の女の子から電話がありました。
「うさぎを飼えなくなったんだけど、里親もみつからなくて引き取ってもらえませんか」
もちろん通常はこういう依頼は二つ返事でお断りするのですが。
ただ声の主が明らかに子ども。
ちょっと待って。
そして事情をよくよく聞きました。
彼女は高校生でした。
そして9月から海外留学に行くことになり、親からはうさぎを何とかしなさいと言われ、春から一生懸命ひとりで里親探しをしていたのですが、高校生のすること、そんなに簡単に里親なんて見つかりません。
留学に出発する日も刻一刻と迫ってきて泣きながらどこかこの子たちを大事にしてくれるところはないかと一生懸命探したようです。
でも、どこも引き取り手はなく、必死に探してLOVE＆PEACEを見つけて連絡してきたのでした。
「お父さん、お母さんはなんて言ってるの？」
「家には置いておけないから何とかしなさいと。もし間に合わなかったら捨てられる。」
これはお父さん、お母さんに注意しないとな。
「わかった。うさぎちゃんは何とかするから、そのかわりお父さんかお母さんと電話かわれる？」
「あの。」
「お父さん話せないんです」
あらー。しまった。
もしかしたら障がいをお持ちのお父さんかな。
そう思ったんですが。
「お父さん、日本語が話せないんです」
え？
もしかしてお父さんって外国人の方？
「はい。」
どこの国？
○○という国です。
どこ？それ？
聞いたことのない国だった。
（あとで調べたら南米の国でした）
もしかして、うさぎを食べる習慣のある国かもしれない。
そう思ってうさぎちゃんはこちらで大事にしてくれる里親さんを探すから安心してと伝えました。
そして、その後お父さんとお話することができました。
普段は飼えないからという理由の子を引き取ることはしていないのですが、LOVE＆PEACEは青少年教育団体ですので、これまで半年間もひとりで里親探しを頑張っていた高校生のうさぎちゃんを不幸にしたくないという一途な思いに免じて特別に引き受けることにしました。
しかしその子のおうちは愛知県。
幸い、愛知県のうさ友さんが一時預かりをしてくれることになりました。
その後、何度も電話で話をして、一時保護をしてくださるうさ友さんともやり取りして無事に引き取り、彼女は海外へ旅立っていきました。
引き取った子は二匹のうさぎちゃん。
男の子と女の子でした。
ともに明らかにメタボ。
知らないおうちに連れて行かれて最初はうさぎちゃんもうさ友さんにも苦労させてしまいました。
最初に問題が出たのは女の子のほう。
そう、それがもっちゃんになる前のパンダちゃんでした。
パンダちゃんを預かってくれていたのは若い女の子。たくさんのうさぎちゃんを育てていて、みんなとっても仲良しで一緒に遊ぶというすごい素敵なおうちでした、
ところがそこに突然やって来たパンダちゃん。
ほかのうさぎちゃん達のバランスがくずれてしまい、あんなに仲良くしてた子達がケンカを始め、パンダちゃんも預かりさんに噛みついてしまったりして。
これはちょっと無理だ。
ということになって名古屋まで迎えに行くことになりました。
預かってくれてた子は責任を放棄したわけではなくて、苦渋の決断だったことがよくわかっていたので返って申し訳ないことをしてしまったなーと。
でも、その女の子は今年初めに里親さんなんて見つかりそうもなかったビーグル系の雑種の大きなワンコ、アンジュくんを迎えて下さり今もご家族全員で幸せいっぱいに育てて下さっています。
もう一匹の男の子のドンちゃんは別の預かりさんに育てていただいていました。
パンダちゃんは関西に来て、当初は居場所がなく、以前から保護っ子のことで協力していただいているうさ友さんに預かっていただきました。
それから里親募集をしていったのですが、お問い合わせすらまったくなく、時間だけが過ぎていきました。
名古屋のどんちゃんのことも気になる。
パンダちゃんのことも気になる。
そして他にもたくさんの保護っ子達が。
昨年はほんとに里親さんが決まらない時期がずっと続いたのです。
そして先に動きがあったのが名古屋のどんちゃん。
一時預かりをして下さっていたうさ友さんが、預かり期間が半年を過ぎて問い合わせがないようでしたらこのままウチの子としてお迎えさせてもらえませんか？
あー。
なんというありがたいお言葉。
どんちゃんもちょっと大きかった子ですからほんとにお問い合わせもなかったのです。
もちろんそれまでは里親募集を頑張りますとお返事したのですが、結局お問い合わせがないまま半年が過ぎてしまいました。
預かりとはいえ、ずっとお世話をしていると、その子のいいとこもたくさんわかってきます。
そういう中で里親になると決めて下さり、お名前もどんちゃんからドンタくんと改めて今も大切に育ててくださっています。
そしてパンダちゃんはもっちゃんという名前になって、こちらも引き続き里親募集をしていましたが、まったくお問い合わせもありません。
そうこうしてるうちに事務局が新しく開設され、もっちゃん（パンダちゃん）も事務局へお引越ししました。
ふわんふわんでとってもかわいい性格のもっちゃん（パンダちゃん）。
預かりさん宅ではめいっぱい遊ばせてもらってのびのびと暮らしていました。
当初3.5kgだった体重も2kg台にまで減って健康的な毎日をおくっていました。
もう怖くないって安心してからは噛むこともなくなってほんとにかわいい子になりました。
そんなもっちゃん（パンダちゃん）が事務局にきて避妊手術を受けたのですが、がんが見つかりました。
病理検査の結果は悪性。
うかつでした。
この子の年齢を考えたら他の若い子達より先に手術をしてあげるべきだった。
そう後悔しても結果が出てしまってるのでもう取り返しはつかないわけで。
この時はかなりショックでした。
ただ落ち込んでいても何も変わらない。
とにかくこの子に不安を与えないように。
毎日を楽しく過ごせるように。
そういうふうにお世話をしていこうと思いました。
そんな折、半年間お世話をして下さったうさ友さんも同じ思いを持ってくださり、しばらくしてウチの子として迎えられませんかとご連絡をいただきました。
あれだけオドオドしていた子をこんなにも柔らかい表情をする子に育てて下さったのは間違いなく半年間お世話をしてくれたうさ友さんです。
彼女は看護師さん。何かあった時の対応はしっかりしてくださいます。そしてご主人様もとても優しい方です。
安心できるかかりつけの病院もありますし、うさぎ専門店さんのサポートもあります。
これ以上ない環境のもとへ送り出すことが決まりました。
これからは本当のパパとママの愛情をたくさんもらって元気に健やかに過ごしてね。
がんは見つかったけどもう切除してますし、定期的な検査をしてもらって再発しないようにケアをしてくださいます。
もっちゃん。
あっちこっち移動させてストレスかけちゃったけど。
もう二度と離れることのない本当の家族ができたよ。
もっちゃん。
ずっとずっと幸せにね。
これからももっちゃんの幸せを祈り続けます。
【サポート会員、医療支援のお願い】
このところ保護っ子がめちゃめちゃ多くなってきています。
また通院が必要な子が多く医療費が毎月高額になっています。
保護っ子達を守るためにサポート会員になってください。月々のお小遣いから
保護っ子達への低額からのご支援です。
そして医療支援のカンパもお願いしています。毎月医療費は
高額になっていて、保護しても病気の子は治療が優先となります。
ぜひお力をお貸しください。
りそな銀行 平野支店 普通０１７８６４０ トクヒ）ラブアンドピース
*ゆうちょ銀行 記号１４１２０ 番号８３１２５１５１ トクヒ）ラブアンドピース
詳細はＰＣからトップページ をご参照ください。
【 里親希望のみなさま 】
お迎えにはさまざまな条件やお約束があります。
※6月1日より内容が少し変わりました。
※下記のリンク先の条件を必ずお読みください。
【 大阪府 LOVE＆PEACE NOA より
里親募集中の保護っ子たち 】
★わんこ★
★にゃんこ★
★うさぎ★
★その他の保護っ子★
看板うさぎのポルテ姫
杏くんはトライアル中
もっちゃんもトライアル中