気温がぐっと下がったら、急な血圧上昇に気をつけて | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます 

一昨日はポカポカ陽気で最高気温が15℃。昨日はまた10℃以下に逆戻りして、冷たい雨の1日でした。こんなふうに、あたたかな日の翌日、ぐっと冷え込んだときは、血圧変化に要注意ですね。

昨夜のことです。「血圧を下げるツボがあったよね?」ということで、姉が出先から電話をしてきました。訪問先の友人宅で、その友人の血圧が急上昇したとのこと。彼女がこの数ヵ月どんな状況にあったか知ってましたし、近所でしたから、すぐに道具を持って駆けつけましたよ。

もっとも心配したのは脳卒中を起こしやしないかってこと。とにかくずっと忙しくしていて、とくにこの1週間は、精神的にも緊張が続いてたはずで、おまけに一昨日の暖かさと昨日の寒さでしょ。しかも、日ごろから高血圧で、降圧剤も服用してましたから。

顔は赤くて、手は氷のように冷たく、めまいでフラフラしたのを見て、姉が血圧を測ったところ、200にも届こうかというほどだったそうです。ただ、ちゃんと話ができて、意識もはっきりしてたから、救急車は呼ばずに、私に電話してきたという次第。

まずは、くびにある人迎(じんげい)というツボに鍼をしました。これで顔の赤みは引いたので、血圧を測ると、160ほどに下がってましたけど、手足はまだ冷たいまま。そこで、至陰(しいん)に点状出血する程度の鍼をすると、今度はさむけを感じると言います。

それは、さらに血圧が下がったからだろうと思いながらも、そのままじゃいけない、さむけを何とかしないと。ってことで、次にやったのは、春月流かんたんリフレクソロジー の要領で足をもむこと。それでさむけも止まり、人心地ついて、血圧も140を切りました。

その間、様子を見ながらの施術で、かかったのは30分ほど。もちろん効くはずだと思ってやったことですけど、ここまで功を奏するとは思いませんでした。何しろ、こんな事態に遭遇するなんて、いままでありませんでしたから。そう、話には聞いてても、私にとっては初めてのケース。うまくいってよかったぁ~。

足に触れて気づいたのは、「足が教えてくれること No.12 足の冷え」「かかとを温めて腰痛予防?」と同様のケース。そう、顔はほてってたかもしれないけど、おなか、とくに骨盤の中が冷えてたんです。でもって、腹診してみると、おへその下は力がなくて冷えている。これは何とかしないと。

そこで、使い捨てカイロをおへその下に貼ってもらいました。そこから30分ほど、そのまま休んでもらうと、ふらつき感もなくなったとのことだったので、くびと肩のコリをほぐしてから帰ってきました。

血圧高めの方々、忙しい日々の中で、暖かな日の翌日に冷え込むようなときは、それがストレスフルな日であればなおさら、血圧の急上昇に気をつけてくださいね。

一天一笑、今日も笑顔でいい一日にしましょう。


水仙
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