おはようございます
夕べはふとした思いつきで、移動中に携帯から投稿してみました。その場で撮影して投稿するとこうなるんだ、なるほどぉ~と実感いたしました。たまにはいいもんですね。
さて、今日は逆子の特効穴、至陰についてお話しますね。安産のツボ、三陰交と組み合わせて、お灸をします。逆子治療に関して、28~30週で80~90%、31~32週で70~80%、33~34週で50~70%の確率で治ると言われています。残念ながら35週では50%を切り、36週では一気にずっと低くなるようです。なので、逆子になってしまったら、すぐに手当てされることをおすすめします。
☆ ツボの位置
小さくて見づらいかもしれませんが、第5指(小指)にある赤●が至陰、足首の内側にある青●が三陰交です。爪の生え際の外側になります。
左足の小指を拡大すると、↓こうなります。
☆ 効用
何といっても逆子の特効穴として有名なツボです。至陰は、陽が極まって陰に至るツボであり、下半身から背中を温めます。三陰交が3本の陰経が交わるツボで、おなかを温めますから、至陰と組み合わせることで、冷えを解消すると同時に、身体の陰陽バランスをととのえることになるのです。逆子は、冷えとストレスによって起こる陰陽のアンバランスによるものだからです。
至陰は、顔から頭をとおり、背中から腰をとおって、脚の後ろから降りてくる膀胱経の終点にあります。なので、腰痛や背中の痛み、後頸部のコリ、排尿障害などにも使えます。こちらのケアには、爪の両側を手の親指と人差し指ではさむようにして、もみほぐすといいですよ。
☆ お灸のすえ方
米粒の半分くらいの大きさに艾(もぐさ)をひねります。至陰・三陰交ともに3~5個すえますが、チリッとする熱さを感じるようにします。
「筋緊張の痛み解除にお灸」 では、艾が8~9割燃えたあたりで消すとご紹介しましたが、逆子治療の場合は全部燃やします。
艾の大きさは↓このくらい。
せんね〇灸タイプの家庭灸でも可能ですが、効果を考えると艾をひねって使う方がいいようです。ツボの取り方も正確さが求められますし、やはり鍼灸院で施術を受けられることをおすすめします。
とはいえ、近くに鍼灸院がないとか、治るまで毎日通うのが大変とか、さまざま事情があると思いますので、ご自宅でされる場合は、足湯とマタニティ・リフレクソロジーをされてから、家庭灸をしてみてください。
何よりも逆子を予防するのが一番。それには、「マタニティ・ケアの目次 」から養生法のあれこれをご参考になさって、快適なマタニティ・ライフをお送りくださいね。
今日もいい1日になりますように。
紫陽花の季節ですね。鎌倉に行きたくなりました。