顔と手のむくみをとる体操 | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ


梅雨の時期に脚がむくみやすいのは、足が下にあるからに他なりません。リンパも血流も、重力に逆らって戻すには、ふくらはぎの筋肉ポンプをしっかり動かさなければならないのに、雨が多いと運動不足にもなりがちなのが理由のひとつ。


脚に限らず、顔も手もむくみやすくなるのは、気圧の低さ。外気からの圧迫って案外あなどれないんじゃないか、と考えています。重力のない宇宙では、宇宙飛行士の顔がむくんで見えますでしょ?それと同じことじゃないかなぁ。


脚のむくみ予防には、足首や股関節を動かしたり、脾経ラインふくらはぎ をさすりあげたり、リンパのセルフケア したりするといいんですが、顔や手のむくみはどうしましょう?


むくみは、組織にたまった余分な水ですから、その回収作業をよくするには、やっぱりリンパの流れをよくすることが大切です。顔や手からのリンパを戻すには、鎖骨部にある太いリンパ管から。


ということで、「むくみを予防して小顔キープ」 でおすすめした鎖骨さすりもいいんですが、肩周辺のコリもついでに解消する方法をご紹介しましょう。


① ↓の赤○で囲った部分の筋肉、大胸筋をつかみます。


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② つかみ方は、↓こんなふうに、人差し指~小指の4本を腋の下に差し入れて、親指で押さえるようにします。


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③ この状態で、「鎖骨、動かせますか?」 あるいは「肩甲骨、寄せられますか?」 でご紹介した肩関節の後ろ回しをします。


ひじを曲げて、ひじ先で円を描くようにやってもいいですし、うでを伸ばした状態でもOKですが、ポイントは肩関節を大きく回して、ひじやうでをできるだけ遠くに持っていくこと。そう、鎖骨と肩甲骨もしっかり動かしましょうね。


筋肉をつかんでいるので、より大胸筋のストレッチがかかることと、腋の下のリンパが刺激されることで、二重三重の効果を期待できます。


つかんだだけで痛いなんていう方は、リンパの流れも悪くなってるし、呼吸も浅くなってますよ。気をつけましょう。手のむくみには、「パソコンの疲れにグーパーグーパー」 でご紹介した方法もお試しくださいね。


一天一笑、今日もいい1日にしましょう。


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