毎週水曜日は『ヨガの歴史』について
みなさまにご紹介していきたいと思います。
今日は第二話。
『ヨガの語源』のお話しです。
紀元前１５００年ごろ。
インドを侵攻した『アーリヤ人』によってヨガは進化しはじめます。
彼らは『バラモン教』を信仰していました。
『バラモン教』とはヒンドゥー教や仏教の前身で
自然現象の中に神様がいると信仰し祭壇を設け祈りや儀式をしました。
その内容が書かれていたのが『ヴェーダ聖典』。
そこに記載されている哲学的な内容が
ヨガという形で一部の人たちの中で進化したと言われています。
『ヨガ』という言葉が登場したのは『ヴェーダ聖典』の後の部分にある
『ウパニシャッド』という古典。
そこに『五つの知覚器官（眼耳鼻舌身）と意（思考器官）とともに静止し
さらに覚（理性、高次の精神的な意識器官）も働かなくなった時
人はこれを至上の境地という。
このように心の諸器官を固く抑止することを人びとは『ヨガ』と見なす』
と記載がある。
ここに初めて『ヨガ』という言葉が登場します。
また『肉体を車、覚を御者、意を手綱と心得よ
賢者たちは、もろもろの知覚器官を馬とよび、
諸知覚に対応する諸対象を道路とよんでいる』とあります。
器官・精神制御を『馬車の操作方法』に例えて記載されているのです。
馬である『知覚器官（眼耳鼻舌身）』と車である『肉体』とつなぎ、
御者（運転手）『覚（理性、高次の精神的な意識器官）』が
手綱『意（思考器官）』をとり
道路『諸知覚に対応する諸対象』を走る。
全ての繋がり・調和なくしては馬車を走らせることはできません。
ここが『ヨガ』という言葉の語源になってりると言われています。
『ヨガ』という言葉には『結ぶ』とか『結合する』
『調和する』『繋ぐ』などの意味があるのは
この『馬車操作』の例えが基ということになります。
『結ぶ』『結合する』『調和する』『繋ぐ』というのが『ヨガ』の意味です。
『ヨガ』が『馬車』に例えられていたとはなんともおもしろいお話しですね。
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【Devasya YOGA Cafe ヨガの歴史バックナンバー】
第一話： ヨガの始まりについて。
今日の都市伝説
インドの電車事情。
日本の満員電車などまだまだ甘い。
扉は閉まらない。
乗れるだけ乗る。
はみ出しても乗る。
乗れなければ屋根の上に乗る。
どうしても乗りたいらしい。。。
時間通りには走らない。
…興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。
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