戦争中毒アメリカがまた...シリア攻撃
オバマは大統領令を使わず議会にかけるようだが...責任取りたくないのね
いい機会なのでこちらを紹介
「戦争案内―映画製作現場、アジアからの報告」高岩 仁
戦争は誰が必要として起こすのか
実は日本も以前は戦争中毒だったとわかる本
そしてABちゃんが何故軍隊が欲しいかもわかる
この本と 高岩仁監督の映画
「教えられなかった戦争 沖縄編」 おすすめ
私はフリーの記録映画カメラマンです。四十六年間映画屋をやっております。
十五年前(1985年)からはじめた記録映画『教えられなかった戦争』シリーズ製作は、
アジアの真実発見の旅でした。アジアの多くの方々から批判されたり、
教えられたり、改めて学習したり、討論したり、
楽しい充実した記録映画創りでした。
このシリーズのテーマは、明治以来日本の侵略戦争が、
アジアの民衆にもたらした惨禍の実態調査と記録。
日本の侵略戦争はなぜ起きたのか、誰が必要として起したのか、
その社会的原因の追及。
当初このシリーズを開始した頃にはまったく予想もしていなかったことですが、
アジアの人々が日本による『第二の侵略』と呼んでいる、
現在進行中のアジアへの新たな侵略の実態、その構造的原因も追及しています。
中略
戦争の原因を追及して、それをテーマに映画製作をする、
具体的な示唆を与えてくださったのは、
フィリピンの歴史学者のレナト・コンスタンティーノさんだった。
日本のフィリピン侵略についてインタビューをすませ帰ろうとしていると、
「それにしても日本人は今まで一度も自国の歴史を
正しく理解したことがないのではないか」と言われた。
びっくりして「それは一体どういうことですか」と問い返すと
コンスタンティーノさんは次のようにおっしゃった。
「日本の歴史書や歴史教科書をたくさん調べましたが、
今まで日本が行なって来たアジアに対する侵略戦争の張本人を
すべて軍人や政治家として描いています。
しかし基本的に軍人や政治家は金で操られた操り人形の役をしたにすぎません。
戦争を必要として計画して金で軍人や政治家を操って
莫大な利益を上げてきたのは、財閥・資本家たちですよ。
しかし日本の歴史書には、このことはどこにも書いてありませんね」と。
それから私達は、改めて本格的に今度のシリーズの中心テーマに、
戦争の原因の追及を置きました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・転載終わり
明治維新以来日本の経済発展を支えたのは
・「三井物産」は1897年から中国に進出していて支店網を張り巡らせ
日露戦争(1904年)のときはその支店網の情報を活用
ロシア軍艦の動きをキャッチして日本軍に知らせ勝利に貢献し
もちろん武器の調達・運搬で利益をあげた
・日本最初の侵略戦争の日清戦争前夜の時代の軍備増強と国会議員の買収
~~~以下抜粋
「資料として面白いというかあきれた資料が残っています。
伊藤博文の演説にもあるように、侵略戦争のための軍備増強を達成するためには、
増税しなければなりません。その時の首相は、山県有朋です。
山県内閣は、国会に増税案を何度も上程するのですが否決されます。
そこで山県は、反対派の国会議員を買収するために、
議員の歳費を一挙に五倍に引上げたうえに、
有力議員に直接買収資金を多額に与えて、増税案を成立させました。 その買収資金を提供したのは天皇でした。当時のお金で98万円です。
今の金額にしたら恐らく100億円以上のお金でしょう。
当時千円で都心に一軒家が買えた時代ですから。
しかし、天皇がなぜこんな大金を出したのか、
日清戦争で天皇がどれだけ儲かったかを見ればよく分ります。
日本は国家予算をふんだんに使って軍備を大増強して、
日清戦争に勝ちました。日本は、清国から賠償金を3億5千万円取ります。
そのうちの2千万円は天皇がもらっています。
当時国家予算が1億そこそこの時代ですから、
国家予算の20%に値する金を、天皇は受け取っているのです。
そして、日清戦争に勝った日本は、台湾を植民地にしてしまいますが、
その台湾の最大の産業の製糖業は三井物産が独占的に経営します。
天皇はその台湾製糖の第二位の株主になっています。」 抜粋終わり~~~
・日露戦争後満州を獲得した日本
満州の大豆で大儲けした三井物産
ところが満州の軍閥・張作霖が
大豆に手を出し南満州鉄道に平行した独自の鉄道を計画
1928年その鉄道工事が始まった直後
関東軍によって張作霖は列車ごと爆殺 1929年の三井物産の大豆の取扱高は倍近くに跳ね上がる
日本の歴史教科書にはこんなことは書かれておりませんが...この調子で侵略していくわけですから
当然そこの住民は抵抗運動をするわけで
外国に進出した企業を守るためには軍隊が必要なわけです
とても全部は紹介できないがこの後
日本の民主化はクーデターで潰され
軍事政権が太平洋戦争に突入していった.....
太平洋戦争後 アジアの各国は植民地支配から脱したか
いやいやアメリカはアジアに親米独裁政権を作り上げ植民地化したのだ
住民より外国資本の側に立つ政権...日本もだ
今アジアの各地で起きている民主化運動は
そうした独裁政権への反発・抵抗なのだ
「教えられなかった戦争 フィリピン編」「第2の侵略」
こういうことは報道されませんからね
今の日本経済はアジアに投下した資本の稼ぎで維持されている
外国資本がアジアの開発を進める
独裁政権は民衆の人権を抑圧し 環境・生活を破壊し
抵抗する市民をテロと呼び軍を投入し命を奪う
そうやって資本はアジアの資源を奪っている
世界で起こっている戦争・紛争の背後にあるものは何だろう日本の歴史教科書やマスコミ報道では決してわからないことがある
高岩仁監督「戦争案内」最後の言葉
「資本家によってコントロールされている日本の教育、日本のマスコミから
解き放たれている別の学習・情報で真実をつかみ取って
自分のものにする努力をしていただきたい。
誰をも犠牲にしない、真に平和で豊かな社会の建設を目指して
まずは学習から始めていただくようお願いして
私のペンをここに置かせていただきます。」
「高岩仁さんを讃えて」 参考サイト
高岩さんは2008年に亡くなられた私は2003年にお手伝いした映画会で初めて高岩さんにお会いした
初対面の私に物販用の金庫(中身はおつり用の紙幣・小銭で満杯)を
「はい お願いね」と渡された
いくら入っているのかもわからないだけじゃなく
その日の売り上げの清算も全く無頓着
映画ビデオ欲しいけど3万というお値段で迷う私に
「お金なんかいつでもいいから持ってけ」と 太っ腹
その気っ風に惚れて思い切って買ったのでした
追伸:
「教えられなかった戦争・沖縄編」見たい方メッセくださいませ