しかし、それが現代ロシアを舞台にしたサスペンス・アクションも盛り込んで、底流にはそれとなく政治批判なども入れている。
大学の現実離れした「魔法オタク」の女学生が恋人に振られて傷心のままゼミの合宿「調査研究」へと出発。ありきたりの現代劇パターンから、魔女の住む森とか、徐々に魔法の世界に引きずり込まれる。女学生を片思いしてついて来るのが、メガネをかけたハリー・ポッター似の男子学生。
悪役の男は、ロシアの鉱物相を勤めるがその正体は、1000年を生きる闇の魔法使い。軍の特殊部隊を操って魔法の森を蹂躙する様などは、なんとなくプーチンを連想させてしまうキャラクターである。
この物語の底流で政治批判が入っているというのは、そんなプーチン体制の風刺なのだろう。むかしのソ連映画にも、こういった形で支配体制を風刺した手法がとられていた。やはり、ロシア映画である。




