以前お伝えしましたように、『Hannibal Rising』と改題された「ハンニバル・レクター」シリーズの最新作ですが、詳しいあらすじをネット上でチラホラ見かけるようになりました。

厳密に言うと「ニュース」かどうかは怪しいですが、『SW エピソード3/シスの復讐』('05) の時に倣い、不定期で全6回に分けて画像付きでこれを紹介します。(本作の映画版は2007年2月に全米公開予定)

以下は『Hannibal Rising』のネタバレが含まれますので、情報をシャットアウトしたいという方はご注意。


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第5回

ハンニバルは残りの元民兵を探し出すためにフランスに戻る。ハンニバルと再会したムラサキ婦人は彼のことを強く抱きしめ、とても心配していたと話す。そしてハンニバルが「煙と血」の匂いがするとコメントする。

ハンニバルは彼女に自分の復讐の計画を明かす。最初は反対していたムラサキ婦人であったが、彼の気持ちが理解できる彼女はハンニバルを支えることに決める。

2人は次の標的が住む街へ移動し、彼が家族と共に教会の供物用にカフェで両替をしているところに遭遇する。ムラサキ婦人は家族の考えてハンニバルに殺人をやめさせようとするが、ハンニバルは聞く耳を持たない。

ハンニバルはマラスキーノチェリー(着色したシロップに漬けてマラスキーノ酒で味付けしたサクランボ)で元民兵の幼い娘をおびき寄せるが、彼女はミーシャがしていた銀のブレスレットをしていた。ハンニバルは彼女の父親の認識票の片割れを彼女のポケットに入れると、ムラサキ婦人と共に姿を消す。




これにより元民兵とその仲間はハンニバルの存在を知り、リトアニアで殺された仲間の事件とも結びつける。彼らの一人がハンニバルを監視し殺害するために彼に近づく。

刺客の元民兵は、研究室で人間の心臓をいじるハンニバルに背後から近づいて射殺しようとするが、彼の存在に気付き死体の手を使って囮としたハンニバルの機転によって見事に裏をかかれてしまう(その後ハンニバルは囮として使用した手を死体に元通りに取り付けて謝る)。ハンニバルは返り討ちにし刺客を保存液のタンクに放り込み、彼を溺死させるべく放置して、次の標的を始末する計画を練る。

その頃、ポパイル警部補はムラサキ婦人を訪問し、彼女がハンニバルの犯行を知っていながら彼を守っているのではないかと詰め寄る。

会話の過程でムラサキ夫人もハンニバルやポパイルと同様、第二次世界大戦で家族を亡くしたことが判明する(ムラサキ婦人の家族は広島にいた)。ポパイルは、ハンニバルのように復讐心にかられて殺人を犯すのではなく、自分が戦争犯罪者を捕らえて法に乗っ取って裁くことが正しい道だと説く。そして、ハンニバル少年の心はミーシャと共に死に、既に彼の心に愛という感情は存在しないのだと語る。

ポパイルの話に同調したムラサキ婦人は、次の標的を殺す計画を中止し、ポパイルに引き渡すようハンニバルを説得することを決意する。

次回へ続く。
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第1回  ▽第2回  ▽第3回
第4回  ▽第5回  ▽第6回(最終回)
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