以前お伝えしましたように、『Hannibal Rising』と改題された「ハンニバル・レクター」シリーズの最新作ですが、詳しいあらすじをネット上でチラホラ見かけるようになりました。

厳密に言うと「ニュース」かどうかは怪しいですが、『SW エピソード3/シスの復讐』('05) の時に倣い、不定期で全6回に分けて画像付きでこれを紹介します。(本作の映画版は2007年2月に全米公開予定)

以下は『Hannibal Rising』のネタバレが含まれますので、情報をシャットアウトしたいという方はご注意。


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第2回

舞台は変わって1952年のソ連に占領されたリトアニア。

レクター城は孤児院として使用されていた。そこには、心にトラウマを抱え言葉を一切発しない18歳のハンニバルの姿があった。彼はかつての自分の家の中で、まるで囚人のように暮らしていた。貴族家系であることに誇りを持ち続けるハンニバルは孤児院では孤独な存在であった。

グループと一緒に歌うことをハンニバルが拒んでいると、リーダーがハンニバルは言葉を話せないふりをしているが、夜は悪夢を見て悲鳴を上げているとからかう。するとハンニバルはすかさずフォークでリーダーの手を刺す。



事件を知った学長はハンニバルの暴力的な行動について彼に説教をする。
「ハンニバル、君の問題は既に確立されたものに対して敬意を示さないことだ。権威には抵抗すべきでない!」

ハンニバルは毎晩のように悪夢にうなされていた。あまりにうるさいと思った係員は、罰としてハンニバルを城の別棟に閉じ込める。しかし城はかつての自分の家でハンニバルは城内の他の部屋へ移動する秘密の通路を作っていた。

かつて母が家族の思い出の品をしまっておいた部屋でハンニバルは何通かの手紙と写真を発見する(避難する前に母親が保管しておいたもの)。手紙はフランスに住む叔父からのものであった。

家族は全員殺され、失うものは何もないハンニバルは闇夜に紛れて孤児院を脱出し、叔父と叔母を求めてフランスを目指す。

列車に飛び乗ったハンニバルは、やがてパリにある叔父の邸宅に到着するが、そこで彼は叔父が戦死したことを知らされる。邸宅には未亡人となった美しい日本人の叔母「ムラサキ婦人」が暮らしていた。ムラサキ婦人は、ハンニバルが叔父の面影があるとコメントし、喜んでレクター家最後の生き残りのハンニバルを迎え入れる。

ある晩、ハンニバルは地下室に設けられた社で先祖に祈りを捧げているところに遭遇する。地下室にはその他に、お面や日本刀、鎧が飾られている。

   

彼女は鎧の前に座り、丁子油による日本刀の手入れの仕方をハンニバルに示し、そして一枚の巻物を彼に見せる。そこには、敵の生首を晒す絵が描かれていた。



ムラサキ婦人は更にハンニバルに自らのトラウマを力に変える方法を教え、以後、数年に渡ってムラサキ婦人はハンニバルに剣道や生花、そして先祖を敬う心などを教え込む。



次回へ続く。
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第1回  ▽第2回  ▽第3回
第4回  ▽第5回  ▽第6回(最終回)
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