【帚木315-3】「からうして」☆
受験生のみなさんこんにちはあいです☆
重要古語の記事では、今回の源氏物語本文で出てきた語の中から、大学入試で問われそうなものを抜粋して説明しています♪よかったら参考にしてくださいね!!
(°∀°)b
【今回の古文単語】
■【からうして】…やっとのことで
■【日のけしき】…天気
■【直る】…よくなる、回復する
■【り】…完了の助動詞「り」の終止形
■【かく】…このように
■【のみ】…~ばかり(強意の副助詞)
■【籠もる】…宮中にとじこもる
■【さぶらふ】…お仕えする(「仕ふ」の謙譲)
■【たまふ】…~なさる(尊敬の補助動詞)
■【も】…強意の係助詞
■【大殿(おほとの)】…左大臣。光源氏の義父
■【御心(みこころ)】…お気持ち
■【いとほし】…かわいそうである
■【已然形+ば】…~ので(順接の確定条件)
■【まかづ】…宮中を退出する(「行く」の謙譲)
■【たまふ】…~なさる(尊敬の補助動詞)
■【り】…完了の助動詞「り」の終止形
今日は、「からうして」についてです☆
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なかなか仕事に追われて時間も取れなかったのですが、
先日、ちょっとお休みが取れたので、
リビングや寝室の模様替えをしようとトライ♪
まずは、年末にやり残したキッチンの整理から…
と思ったら、
その日一日、かろうじて、キッチンの引き出しが片付いたのみ!
((((((ノ゚⊿゚)ノ
「かろうじて」っていう言葉、
今でもフツーに用いますよね♪
(*^-^)b
「からうして」は、辞書では「からうじて」として載っていました。
「からうじて(辛うじて)】
(「からくして」のウ音便)
…やっとのことで、ようやく
※『全訳古語例解辞典 』(小学館)より
ここで、お気づきの方もいることと思いますが、
あたしの手持ちの辞書には、
「からうして」ではなく、「からうじて」で載ってましたが、
たとえば、ネット上のWeblio古語辞典などでは、
「からうして(辛うして)】
…やっとのことで、ようやく
「からうじて」とも
と載っています。
辞書で調べて、現代の「かろうじて」につながることを理解できるか否かが、解釈の分かれ目となります!
ご意見・ご指摘等があれば、コメントよろしくお願いします。
今日のブログも、お役に立てば幸いです♪
ご愛読ありがとうございました!!
(o^-')b
● 本日の「源氏物語」まとめ
■帚木315(原文)
からうして今日は日のけしきも直れり。かくのみ籠もりさぶらひたまふも、大殿の御心いとほしければ、まかでたまへり。
自力での現代語訳が難しい場合は下のリンクも復習してね♪
● 本日の古語~過去記事リンク~
■大殿
■心
■いとほし
■たまへり
(●´エ`●)。
あいでした
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