ご訪問ありがとうございます。
以前からの、このブログの読者さんは
私の喜びを、ご理解いただけるかと
思います。
私がドラッグラグに泣いたパージェタ、
術前・術後化学療法への適応追加、
ようやく、承認されました❗
私はもう関係ないけれど、
後輩のHER2陽性乳癌患者さんのために
喜ばしい、嬉しい

10月10日 中外製薬ニュースリリース
術前化学療法については、
欧米との5年(以上)のドラッグラグが
ようやく解消されることになった
わけですが、
術後補助化学療法については、
日本もグローバル臨床試験に参加し
ドラッグラグは1年以内に縮まりました。
※私はロシュ/中外製薬さんの回し者では
ありませんが、
ハーセプチンにお世話になった
1患者(サバイバー)として
感謝と期待を持って書いています。
効きが良くなかった
(と思った、
術前化学療法で癌は縮小しなかったから。
でも、HER2発現細胞は3+➡2+に
減ってはいた)
私ですが、
ハーセプチンは
副作用は殺細胞性抗がん剤の比じゃなく
軽いし、
癌治療に長年携わってきた臨床医の皆様が
口を揃えて、
臨床試験結果以上の、
感覚的な手応え、効果を
語っていらっしゃる、
「夢の新薬」だったと思います。
パージェタも転移性乳癌で、
よい臨床試験結果を出した
(一応書いておくと、
全員が治るわけではないですよ。
単剤あるいはハーセプチン+パージェタ
だけで腫瘍の縮小率がそんなに高い
わけでもないですが、
しかし予後が最悪だったHER2乳癌の、
生存期間を5年、10年単位で
延ばしていると思います。
効く人だとステージ4でも寛解例も
出てきているようですし。)
次は、是非、
①トリネガ乳癌
(ステージ4と手術不能局所進行乳癌)への
免疫チェックポイント阻害剤
アテゾリズマブ(テセントリク)の承認
②トリネガ乳癌の再発転移予防
(正確に書くと再発転移率低減のための)
免疫チェックポイント阻害剤
アテゾリズマブ(テセントリク)の承認
③HER2陽性乳癌への
ハーセプチン+パージェタ+
免疫チェックポイント阻害剤
アテゾリズマブ(テセントリク)
の臨床試験、承認
を目指していただきたいなぁ、と
期待します❗
ー◆ー◆ー◆ー
関連過去記事(リンクを貼っておきました)
よろしかったらお読み下さい。
9/2
ーーー
1年前の記事
※なお、岩田先生(乳癌ガイドライン委員長、
次期乳癌学会会長)のお書きになられたもの
によると、ステージ4でも、
ハーセプチン+パージェタ(+殺細胞性
抗がん剤)で完治(なのか長期寛解なのかは
引き続き観察中なのでしょうけど…)例が
出始めている、ということは、
過去記事の端々に挟んでいる通りです。
因みに、
私がアデゾリズマブの治験に
ステージ3Cも入っていることを
とても喜ばしく感じたのも、
上記の経験・感情があるからです。
(私はホルモン非反応、ハーセプチンの効きがイマイチ
だったので、トリネガ再発の可能性も想定し、
ウォッチしているのもありますが…)
因みに、
日本乳癌学会の乳癌診療ガイドライン
薬物療法編では、
局所進行乳癌や炎症性乳癌は
「特殊病態」として分類され
術前化学療法+(可能であれば)手術+放射線
の集学的治療(MAX)の必要性が
書かれている。
ーーー
初期治療を終えた時
にほんブログ村
私がフォローさせていただいている方々、または
癌に罹患した経験のある方、 がん患者の家族
(の経験者)、 保険診療での癌治療や癌緩和治療の
経験がある医師 以外の方々からの
「いいね」は固くお断りします。
癌罹患または癌家族の経験が最近のブログ記事や
プロフィールに書かれていない方からの
共感、応援は 「いいね」でなくコメントで
お願いいたします。