皆さんこんにちは。
前回の投稿でヨーロッパ型鉄道模型の車体寸法の縮尺について書きました。
もう少し、どういう風に定義されているのか調べてみました。
メーカーの定義を調べられると良いのですが、あんまりその辺は触れられてないようなので、Google検索でヒットしそうなキーワードを入れてみました。
そしたら、「Stummis Modellbahnforum」という鉄道模型のフォーラムがヒットしました。
開いてみると「Warum sind die meisten h0 Zug modelle im maßstab 1:100?」(どうして大方のHOゲージは縮尺1/100なのか?)というドンピシャなトピックでした。
とある方の書き込みを参考にすると、最近のヨーロッパ型鉄道模型の縮尺の状況は要約すると以下の内容になるようです(参考情報)。
その①: 大体の模型は1/87の縮尺になっている。
その②: 例外としてメルクリンは1/100もしくは1/93.5、ロコの古い客車は1/100で、フライシュマンなどもいまだに1/93.5の物があるが、これが適用されるのは車体の長さが26.4mのD-Zug(急行)車両とか、それ以上の長さの車両のもの、そして近年の制御車両など。
その③: PIKO、Roco、リバロッシなどのメーカの最近のものはすべてほぼ1/87、例外はICEやDoSto(= Doppelstockwagen:二階建て客車)など。
その⑤: でも、例外が色々あるから一概には言えないから注意してね(←ここ重要)
一応、上の内容の原文を下記に引用させていただきます↓
Die meisten Wagen-Modelle gibt es wohl schon länger in 1:87.
Ausnahmen: Modelle von Märklin in 1:100 oder 1:93,5 (o.ä.), bei Roco wenige ältere (noch) in 1:100, Fleischmann ebenfalls (noch) 1:93,5) Längenmaßstab. Das gilt aber fast durchgängig nur für Modelle von D-Zugwagen mit Vorbildlänge 26,4m und länger und einige moderne Triebzüge.
Alle neueren Modelle von Piko, Roco, Rivarossi u.a. sind 1:87 - wenn nicht wird es angegeben. Steht nichts dabei, ist es üblicherweise 1:87. Ausnahmen wie z.B. den ICE gibt es, auch die DoStos hinken da noch hinterher.
Verallgemeinern läßt sich das nicht, es gibt immer noch Ausnahmen, also aufpassen!
さらに、続いて読んでいくと、なぜヨーロッパ型鉄道模型の車体の長さが縮められていたのかについての解説が書かれていました↓
Und der Grund dafür: der (früher) allgemein übliche Standardradius in H0 mit 360mm, wo 1:87-Modelle entweder nicht durch die Weichenstraßen passen und auch in Kurven wegen des großen Überhangs nicht gut aussehen, weil sie in Wagenmitte regelrecht neben dem Gleis hängen. Das handhabe jeder halt, wie er möchte
既にこのブログでも書いていますが、(かつては)標準的だったR360の曲線を通過する必要があったという目的。そして、さらに1/87スケールがポイントを通過できず、さらに車体が大きくはみ出てしまうのが格好悪いから、とのこと。確かに…、線路からはみ出している客車は格好悪い…。
とあるフォーラムの一個人の書き込みではあるので、これらが全部本当だと言い切ることは出来きませんが、一つ参考になりそうです。こういうのって、メーカーとか公表してくれたりしないんでしょうかね。
例外多すぎてメーカーも説明しきれないのかもしれません…。