写真と実物がなんか違ってた… (HAG Nr. 166(?) Re 4/4 ii 11322) | ツォイスの庭の飯太鼓

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欧州型HOゲージで遊んでいる話を中心にして何か呟いてみます

 皆さんこんにちは。

 

 世間的には年度末の時期もいよいよあと一週間。一年の締めと新年のスタートの狭間で忙しくされている方も多いかと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。

 

 私の所は3月決算の職場ということもあり、ご多分に漏れず、という日々を過ごしております。

 

 さて、軽い気持ちで手を出しましたHAGのRe 4/4 ii 11322号機です。ヤフオクで安く出品されていたので落札してみました。

 

 前から見ますと赤色塗装ですが、車体の横には"2x150=222?"というメッセージが入っています。

 

 これは、スイス国鉄の運賃割引サービスの広告で、2年間の運賃割引サービスに加入すると、『本来は300フランになるところをさらにお値打ちな222フランになりますよ』、という趣旨だそうです。

 

 日本では広告機は人気がないので、安く手に入る傾向にあります。

 

 

 さて、何の変哲もないマシンな感じですが、まったくもって手がかかりました。

 

 というのも、届いた品物をよくよく見ていたら、Re 4/4のフロントに備え付けられているハンドレールが片側だけ歪んでいました。しかも向かって左側のヘッドライトのガラス部品も取れてるし…(包装の中から無事発見)。

 

 ヤフオクで掲載されていた写真を見るとこんな感じ。絶妙に分からないい感じで写っている…かな?

 

 

 など思いながら、仕方なく調子の悪いところは自分で直そうと、歪んだハンドレールの調整に入っているときに、ふと目に入ったのがカプラーでした。

 

 あれ、出品写真ではちゃんとしていたループカプラーが、思いっきり歪んでますね… ↓

 

 

 これは、もう、そうなりますね…。

 

発送前に落としただろ、これ。

 

 運送業者が落とした可能性も否めないのですが、いくらHAGの模型がダイカスト製で重いとはいえ、プチプチに入ったうえで段ボール梱包されていた模型を落としたところで、金属製のループカプラーやらHAGの本体のハンドレールがこんなに激しく歪むとは思えません。

 

 問答無用でキャンセルしたかったのですが、このこと(特にカプラー部分)に気づいたのがハンドレールの修正に手を入れた後でした。

 

 さすがに手を入れた後でキャンセルするのは話がグチャグチャにしからないので、泣く泣く諦めました。

 

 正直、さすがに酷いんじゃないの?とか思ったのですが、もう手遅れです。

 

 というわけで、ハンドレールのゆがみ修正と、それに合わせて剥がれた塗装のタッチアップということになりました。

 

 まずは最初の修正。

 

 結果、ハンドレールの歪みを直せ切れていないうえに、使った塗料がツヤ有りだったせいで失敗!

 

 

 模型屋でタミヤカラーのフラットレッドと、フラットホワイトを調達して再度トライと相成りました。

 

 まずは気合を入れて直し切れていなかったハンドレールの歪みをラジオペンチや自分の指を使って、時間を掛けて直していきます。

 

 結果、オリジナルの塗装が剝がれていきます…。

 

 

 とにかくハンドレールが硬くて大変だったのですが、やはり「Langgiebig (長持ち)」を宣伝文句にするHAGだけあって、何とか壊れることもなく、最低限マトモな形にまで修正しました。

 

 

 続いて、塗料を調色して可能な限り色をオリジナルに近づけます。とはいえ、アクリル塗料を使うので限界があるのですが。

 

 

 で、写真を撮り損ねましたが、金属プライマー、下地の白(フラットホワイト)を塗った上に、調色した赤を一気に筆塗りします。

 

 

 写真だといい感じに塗れた感じになっていますが、実際はフラットが効いているのと、若干筆ムラが出てしましました…。

 

 とはいえ、何とかパッと見たぐらいでは気づかないレベルにまでリカバリーできましたんで、ホッとしました。