皆さん明けましておめでとうございます。
もう新年を迎えたと思いましたら半月が過ぎました。世の中は元旦から色々と起きており、思うところもありますが、そこは胸に抱えながら今日は模型の話に終始したいと思います。ご容赦いただけますと幸いです。
さて、このブログも気づけば7年目に突入ということになりました。2017年5月5日に初投稿ですから、よくもまあ飽きずに続けられたものです。すっかりスイス国鉄専門のニッチな趣味ブログになってしまいました。
昨年を振り返りますと、模型趣味については、特にコレクションの増加という観点で見ますとコロナ渦以降の「鈍化」が続いた一年だったと思います。
思い起こしますと2017年からコロナによるロックダウンまでの間は天賞堂エバーグリーンショップもあったこともあり、比較的外国型鉄道模型の流通が活発だったように思います。私もその波に乗ってコレクションを増やしてきました。
余談ですが、秋葉原のどことは言いませんが、この頃までは地下一階売り場にあった中古も在庫は潤沢で、値段も当たり外れはあったものの、まだ真っ当な水準だったと思います。その後は皆さんご承知の通り、一か所に集約され在庫は増えたものの、滅茶苦茶な値付けでデッドストック化の道を辿ります。
大きく流れが変わったのがコロナでして、巣籠需要もあってめっきり中古市場への放出が絞られたように思います。併せて、上記の天賞堂エバーグリーンショップの終了(2019年2月17日終了)も大きかったと思います。秋葉原のMONTAがあったとはいえ、この時がどん底だったのではと思います。
幸いにも、中古事業については需要がったこともあり、今日大変お世話になっているU-Trains Annexに引き継がれたことで、非常に良かったのではないかと思います。天賞堂の頃から、ここの値段が日本における外国型中古市場の価格インデックスだと思います。
コロナも明け、2023年本格的に世の中が通常に戻ってきたわけですが、今度は円安の波が渋く我々を襲ってきました。
ご承知の通り、外国型鉄道模型は輸入品でありますので、当然のごとく為替の影響を受けます。2017年ブログ開始当時のレートが1ドル大体112円ぐらいでしたが、今や144円強ですので、随分円安に振れているということになります。
というわけで、新品も含めて流通量が増えない環境になってしまったというのが、ポストコロナにおける外国型模型市場の現状なのではないかと思います。
わざわざ為替で損するときに買う人もいないでしょうし、そんな環境で品物を買うというのは、よほど欲しい商品ということになりますから、簡単に中古に流れることもないでしょう。
話が長くなりましたが、どこかのお大尽様が「鉄道模型や~めた!」と大量放出しない限り、2024年もこの円安が続く限りは外国型鉄道模型については、渋い取引が続くのではないかと思います。この趣味もメーカーが欲しい商品の再生産をなかなかしないので、中古に頼らざるを得ないところが大きいのが悩ましいです(新製品となるとそれはそれで高いのでホイホイ買えないですし…)。
と、鈍化はしたものの、いずれご紹介しようと思いますが、なんだかんだ細々とは集めていました。今日のブログの最後は諦めなくてよかったな、という話で終わりにします。
スイス国鉄の食堂車WR50です。スイス国鉄が運航するEuroCityなどに入っていた食堂車です。
この食堂車、スイス国鉄ファンをしているとそれなりに有名な車両なのですが、いざ模型になるとなぜか中古で出てこない。LS Modelsが新製品で出す予定らしいのですが、いつ出るのかわからないという代物です。
ごくまれにヤフオクで出てくるのですが、大体はショートスケールだったりで、フルスケールの模型も出ては来るのですがちょっとプレミアがついて手が出せない、そんな有様でした。
先週末、軽い気持ちでMONTAのサイトを見たところ、いきなりこのWR50のショートスケールとフルスケール2両(1両がEC用、1両がペンデルツーク用)とまあ、よくそろったなという出品がされました。
色めき立って、金曜日に職場から(仕事が残ってんのに…)飛び出たのですが、さっそくフルスケール2両が「商談中」になってしまい、MONTAに向かう列車に乗る手前で膝から崩れ落ちました。
でも、神様はいるもので(?)、翌日軽い気持ちでMONTAのサイトを見ていたら、1両残ってるではありませんか。おそらく、同じ人が2両一気に取り押さえした後に売れ残ったように見えます。
今度こそはと、MONTAに電話を掛けて取り押さえてもらったうえでようやく手に入りました。
客車にしては散々ヤフオクで負け続けた製品だったので、ようやく手元に置けて嬉しいというよりは、なんかホッとしたという感じです。