抑鬱亭日乗 -9ページ目

抑鬱亭日乗

複数の精神疾患を抱える者の独言を忌憚なく収録する
傾いた視線からこの世はどのように見えるのか

 2023年1月中旬。

 左脚の太ももに軽い痛みが生じた。

 軽い筋肉痛であろうと思い、シップを貼ってしのぐことにした。

 シップの効能を感じられなかったことが気になったが、放置した。

 

 それからおよそ3日後、酷いめにあった。

 睡眠中に左脚の太ももの裏に激痛が走った。

 時計を見ると、午前2時頃。

 脚にこれ程の痛みを感じたのは生まれて初めてである。

 左脚を抱えるような態勢で夜は明けた。

 これが土曜の朝であり、医療機関は閉まっている。

 一歩も歩くことができない。当然、日曜も閉まっている。

 

 病院へ行かねばならぬが、何科を受診すればよいのか分からない。

 体の痛みといえば整骨院を連想するが、この痛みを抑えてくれるとは思えない。

 精神科、外科、内科、眼科、皮膚科、産婦人科、耳鼻科は消去法で選択肢から消えた。

 これは神経外科、整形外科の守備範囲らしいことが分かってきた。

 

 二日間、一睡もできずに月曜を迎えた。

 職場の近くに整形外科があるため、仕事をさぼって受診した。

 左脚の状態を詳細に医者に説明する。

 医者は「これは、坐骨神経痛やな」と判断した。

 人体模型のようなもので坐骨神経痛のメカニズムを教えてもらった。

 

 薬を処方され、ようやく痛みから解放されると思ったが、それは間違いであった。

 繁忙期が終わった。

 およそ一か月間、休みなしで朝から夜中まで働かされる。

 過労死ラインは軽く超えているだろう。

 事業主の体調不良がさらに拍車をかけた。

 

 仕事を終えて車を運転していると、歩行者信号が4人に見える。

 その4名の脚も複数に見えるため、走っているような感覚に陥る。

 乱視が進んでいるかと思いきや、朝は歩行者信号は1名で2本足である。

 精神と肉体に予想以上に負担がかかっていたようだ。

 

 過去2年間はコロナウィルスにより、期限が1か月延長されていた。

 今年は3年ぶりに原則の提出期限であった。

 今年の困った御仁を数名紹介しよう。

 

 期限直前に資料を持ち込む御仁。

 一年間の領収書を封筒に無造作に入れて持参する御仁。

 公的年金の源泉徴収票を紛失する御仁。

 経費が多すぎて、どうやって生活しているのか心配させる御仁。

 令和4年の控除証明書に過去の証明書を混ぜて持ち込む御仁。

 ふるさと納税に何十万円も費やす御仁。

 医療費にオットピンの領収書を入れる御仁。

 同じく、バイアグラの領収書を医療費にしようとする御仁。

 

 嗚呼、疲れた。

 本日は2023年1月7日。

 コロナウィルスの感染による死者が463名で、過去最多を更新した日である。

 

 このウィルスは京都の田舎でも蔓延している。

 隣の家に住んでいる家族が全員、コロナウィルスに感染した。

 おそらく小学生が学校から持ち帰り、室内で放出したものと思われる。

 同じ職場の御仁の長男も感染した。

 40度近い熱と咳、倦怠感で苦しんだという。

 医療機関に相談しても入院させてくれなかったようだ。

 

 昨年の第7波の影響であろうか。

 地方自治体が新規感染者数を公表しなくなった。

 保健所等の負担があまりにも大きいため、このような措置をとったのであろう。

 それに加え、政府は個人の行動制限を撤廃した。

 これらが要因となり、新規感染者と死者が増え続けているのかもしれない。

 

 保健所等に大きな負担がかかる怖れがあるが、市や町単位で新規感染者数を公表してもらいたい。

 どの程度、身近にウィルスが潜んでいるのかを明らかにすると、自主的にウィルスを回避する行動をとるだろう。

 

 現在、京都はコロナ前の様相を呈している。

 多くの外国人観光客が町中を歩いている。

 京都でウィルスに感染し、帰国した頃に発症する御仁は多く存在すると思われる。

 

 2023年を迎えることができました。

 今年もよろしくお願いいたします。

 皆様にとって2023年がよい年となりますように祈っております。

 

 毎年、12月31日は「笑ってはいけない」を酒を吞みながら視聴していました。

 「くだらない」、「下品だ」と酷評されていますがこれを視ずして一年を終えることはできません。

 嫌なこと、苦しいこと、辛いこと、腹の立つこと、怒鳴りそうになること、殺意を抱いたこと、何度も仕事を辞めようと思ったこと等を笑いに昇華し、気分を新たにして1月1日を迎えていました。

 あの番組がないと小生は年を越せないのです。

 

 昨年のモヤモヤ感が今も続いています。

 「笑い」の効用がいかに素晴らしいものであるか思い知らされました。

 

 どうやら2023年を迎えられそうである。

 この一年は「戦争」に翻弄された。

 ロシアによるウクライナ侵攻、北朝鮮による日本海へのミサイル発射等。

 北朝鮮によるミサイル発射の報道に慣れてしまい「また発射か」としか思えなくなった。

 

 日本政府は中国、北朝鮮からの攻撃を予想し、従来の防衛政策を根本的に見直し始めた。

 「敵基地攻撃能力」の保有の必要性を主張している。

 遠方から発射された不規則な動きをするミサイルを自国で迎撃するのは技術的に困難とされている。

 ならば、自国が撃たれないように敵国の軍事施設を直接狙える技術を開発しようという発想である。

 このような方針が急に決まり、小生は困惑している。

 

 武力で国を守ろうというのか。

 なぜ敵対した国と外交努力で戦争を回避しようという努力を放棄するのか。

 誤って敵国の軍事施設を攻撃してしまったらどうなるのだろう。

 真珠湾攻撃とまでいわないが、宣戦布告なしの先制攻撃をしてしまう可能性は否定できない。

 専守防衛は古臭い考え方なのか。

 憲法の「問題解決のために武力は行使しない」という考えはどこへ行ってしまったのか。

 

 軍事財源確保のために法人税を充てようとしている。

 法人税は景気に左右されるため、安定した財源とはいえない。

 これまで国際競争力を重視し、日本の法人税は軽課されてきた。

 法人に大きな税負担をかけると、これまで重視してきた国際競争力とは何だったのだろう。

 疑問が尽きない。

 

 どうやら日本が軍国化しつつあるのは間違いなさそうである。