会社で社会保険・労働保険に加入する手続きをとることになった。
その手続きに年金手帳が必要らしい。
僕の手帳はどこにいったのだろうか・・・ まったく思い当たらない。
そういえば、年金問題は世間を騒がしている大きな問題の一つ。
未納問題は過去のものだが、年休給付率や年金改革・・・ ひとごとのように普段、ニュースを耳にしている。
ほとんどの人が年金への信頼を失っている状況である。
アメリカ留学を経験した私は、アメリカの年金制度について少し触れたことがある。
それは、各々が自分の年金ファンドを運用できるのだ。
そして、その結果もらえる年金が増減する自己責任なのである。
それと比較すると、日本では年金は普通の税金のように半強制的に給料から天引きされ、国が個々に代わって(無責任に)運用されている。
言い換えれば、他人のふんどし(お金)で相撲(運用)をし、その成果・勝敗に対しては一切の責任を負わないのだ。
個々が自分の将来にかかわる年金の運用方法を決める権利があってよいのではないか。
国に運用を任せたい人、銀行や証券会社に株、債権、投資信託で運用したい人、自分で間接・直接投資を行い人・・・
このままでは、年金はいっそうのこと、税金という名前に変えたほうが良いのではないかと思う。
現に多くの人は強制的に徴収されている現行の年金システムが税金を納めているかのように、それに対してあきらめという気持ちがあるのではないか。
いっそうのこと、現在のシステムを一度なくし、年金給付をしなくてはならない金額を国(=国民)の負担でなくし、新たな年金は自己運用方式にしたら、非常にわかりやすいのではないか・・・
話が長々となってしまったが、とりあえず今、僕は年金手帳を探さないといけない。