こんにちは!
のんたんです。
久しぶりに「愛の夢」を弾いてみたのですが…
前回の記事はこちら
せっかくなので
とっても簡単に
楽曲分析をしてみたいと思います。
あんまり込み入ると
みんな
よく分かんない
ってなると思うので
とっても簡単に
いきます!
曲の分析初心者の方へ
私がおすすめするのは
この2つのポイントを押さえること!!!!
①同じところを見つけよう〜!
②もりあがるところを見つけよう〜
この2つは小学生でもできることなのに
やっていない人が多い!!
その割に
演奏に効果アリ!!!!
なので
おすすめです!!!!
今回はこのYoutubeをなぞっていきます
(アンコールっぽい映像だけど。特に選択に深い意味はないです。)
①同じところを見つけよう
リスト「愛の夢 第3番」から同じところを見つけてみます。
まずは最初のテーマ(Youtube0:13)
これと同じところを見つけてみましょう。
これはわりと簡単に見つけられるはずです。
細かい音符がたくさんあって
難しいところを通り過ぎるともう一度テーマが戻ってきます。
61小節目のここですね。(Youtube3:17)
テーマは同じだけれど
メロディーが1オクターブ上がって
伴奏もかわいい高い音の和音が追加されています。
◇そうすると最初と比べてどんな気分になりますか???
そして最初のテーマはdolce cantando(歌うように)
61小節目はdolce armonioso(調和して)
ってなっています。
◇何が違うんだろう???
(人それぞれ違う答えを出すのが演奏の醍醐味!なので考えてみてください)
さて、ここで終わりと思いきや!!!
真ん中の部分っぽかったところ
26小節目から(Youtube1:45)
♪♯レ〜♯レ〜♯レ〜
っていうところですね
調は変わっているけれど
同じメロディーなんです!
最初は変イ長調(As dur)
26小節目からはロ長調(H dur)になっています。
1回目のテーマの続き
♪ララ〜ソラ〜シド〜(変イ長調:As dur)
というところも
真ん中の部分で
♪ドド〜シド〜レミ〜(ハ長調:C dur)
って調は違うけれど同じメロディーでした。
ということは…
同じメロディーを
3回繰り返してた!
というわけですね!?!?
分かりますか!?!?!?
同じメロディーを
3回繰り返してたんです!!!!
伝わってるでしょうか!?!?!?
図に表すとこんなかんじ
3つの部分に分かれているけれど
全部同じメロディー😂
同じメロディーを3回も繰り返しているのに
通して聴いているときには
あんまり同じに感じませんよね?
退屈しないですよね?
そこが
リストの作曲技術の
高さです😂笑
やっぱリストすげ〜〜〜〜
なんで退屈しないかというと
伴奏系いろいろ変えているとか
音を増やしてるとかもあるのですが
2回目のメロディー(2コーラス)で
転調しているのが大きいと思います
しかも1回だけじゃなくて
何回もどんどん転調していってる
最後異名同音転調というので
もとの調(変イ長調)に戻っています。
かっこいいですよね〜〜〜〜
余談だけど
最初♭系の調なのに
途中で♯系の調に転調してるのも
かっこいいんだよ!
属調(5度上)や下属調(5度下)の転調は
よくあるからちょいダサく感じる
(↑これはちょっと私の偏見😂)
異名同音転調について話すとややこしいので
なんとな〜くそういうものと思っていてください…
解説しないですみません…
さて、
どうして2コーラスで
何回も転調しているのでしょうか?
3コーラスで転調してもよくない????
最初のテーマのときにたくさん転調してもよくない???
次回へ続きます。
(余談)
こういう曲を見ていると
作曲って0から1を生み出す技術だけじゃなくて
1つあるものをアレンジして3にも4にも展開していく
アレンジ技術も必要なんだな〜
って思いますよね〜〜〜。
なので、
私「作曲の才能ない」って思っても
アレンジ技術を伸ばしていけば
作曲できる人っぽくなれます。
アレンジの技術は
才能がなくても訓練で伸ばせます😍
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「楽曲分析って難しいし、どこから手をつければいいか分からない」