都内の桜はすっかり葉桜になってしまった4月の頭。
えきねっとを眺めていて、ずっと乗りたかった観光列車に空席が発生しているのを発見。
これは乗るしかない!と予約して、そこから旅程を組み立てた金曜の夜。
そして土曜日の朝。
まず向かったのは立川駅。
ずっと乗ってみたかった列車がこちら。
485系お座敷列車「華」!
出発駅で写真が撮れなかったので、これは到着駅で撮影したもの。
この日は、「お座敷桃源郷パノラマ号」として運行。
見つけた空席が、車両の端っこの席だったので、
「やった!あたり席だ!ついてる…!」
と思ったのだけれど……
485系「華」は、車内に6人掛けのお座敷席がいくつか設置されている構造。
予約した席は、高校生くらいの鉄道ファンの男の子5人組と相席という、
あまりに、あまりにいたたまれない席だった。
(向こうも「どうしよう…」という感じだったと思う)
独特なデザインの天井。(いくつか照明が故障中)
カラオケとテレビが設置されているのは、「お座敷電車」ならでは。
貸切運行の時はまだ現役で使用されているのかな?
この日は全席満席とのことだったのだけれど、
意図的に予約を入れないようにしているのか、すべて空席の区画もあった。
家族やグループに巻き込まれた1人乗客の避難席にしてくれたらよかったのに……
あまりにいたたまれない空間だったため、避難席へ移動。
「お座敷桃源郷パノラマ号」は全席指定席のグリーン車。
座席移動はできないのだけれど、こんなフリースペースがいくつか設置されている。
ロングシートのような席も。
結局この日は、ここでほとんどの時間を過ごした。
空席、たくさんあったのになぁ……。
全席満席ってどういうことなの……。
他の車両のフリースペースも、座っているのはだいたい同じ顔触れの人たち。
私のように「いたたまれない席」に当たってしまった人なのだと思われる。
車窓を流れる景色を眺めながら、ことこと。
そして楽しみにしていた絶景ポイントへ。
駅前の甚六桜が満開の、勝沼ぶどう郷駅。
進行方向左手に広がる満開の桜。
昨年春の松本旅行で桜の名所だと知った、勝沼ぶどう郷駅前の甚六桜公園。
満開だとこんなに綺麗なのね……!
晴天ということもあり、駅周辺にはたくさんの人がいて、列車に手を振ってくれた。
座席は残念だったけれど、
晴天の下、満開の桜という最高の景色を見ることができた。
遠くに見える南アルプスは、まだ雪を被っている様子。
桜の次に乗客の目を楽しませてくれるのは桃の花。
まさに桃源郷……!
終点の小淵沢駅に到着。
抹茶ミルクを背景にした、485系「華」。
今が令和だとは思えない光景。
途中から動く、すみこの旅。動画版。
へ続く。
参加中。
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