毎年秋、10月14日の「鉄道の日」にあわせて発売される、
JRの「秋の乗り放題パス」。
全国のJRの快速・普通列車に、連続する3日間乗り放題になるお得なきっぷ。
基本ルールは青春18きっぷと同じなので、「秋の青春18きっぷ」ともいえる存在。
2021年はオリンピック開催の関係で、10月の祝日が7月に移動してしまったので…
1日だけ有休を取得して3連休を錬成。
緊急事態宣言も解除されたので、
3連休を思い切り楽しもう!と、
往復ともに寝台特急で移動する、山陽~山陰地方をぐるっと一周する旅行を計画。
旅のはじまりは東京駅から。
当初、岡山までの切符を取ったのだけれど、
翌日が晴天のようだったので、急遽高松までに乗車券特急券を変更。
晴天の瀬戸内海から昇る朝日が見たくて。
というか瀬戸大橋を渡るのが大好きなので。
今回の旅程には関係のない四国に上陸して、
高松から「秋の乗り放題パス」を使用して岡山まで戻ることにした。
出発は木曜日の夜。
サンライズ出雲はノビノビ座席まで満席で、
サンライズ瀬戸も、個室はシングルが満席。
ソロに若干の空きあり、という乗車率。
そんな混雑具合だったので、シャワーカードは東京駅発車前に早々に完売。
こうなることを見越して、会社から一旦帰宅し、
自宅でシャワってから出てきたので問題なし。
この日の城。
ソロの2階個室。
シングルに比べるとかなり手狭感がある。
寝相が元気な方なので、落下が怖い構造……。
大きな荷物を階段に置いて、万が一落ちた時の落下衝撃の緩和対策。
枕元にコンセントがあるのは嬉しい。
ただ、個室によってはコンセントが壊れている個室もあるので要注意。
それにしても、サンライズに乗るのは何度目になるだろう…
旅行記にまとめていない時に乗っていたりもするので……。
21:50、寝台特急サンライズ瀬戸・高松行は、東京駅を出発。
この時間になると、東京駅の駅弁屋さんもほとんど駅弁が残っていないので、
予めコンビニでサラダとからあげを買ってきて、晩酌開始。
おにぎりは、東京駅構内のおにぎり屋さんで購入してきたもの。
こちらも期間限定の「松茸むすび」以外のすべての商品が完売だった。
個室でのんびりと晩酌を楽しみはじめたところで、
22:41、突如として車内に緊急地震速報のアラートが鳴り響いた。
周囲の個室からも、「あの」アラート音が鳴り響き、
何事かと個室のドアを開けて様子をうかがう人も出てきた。
列車は徐々に速度を落として、神奈川県の平塚駅にて停車。
地震速報を調べると、
千葉県を震源とした、埼玉と東京で最大震度5強の地震が発生したとのこと。
寝台列車では、震度5の揺れは全くわからなかった。
車内放送で、「安全の確認がとれるまで、平塚駅で運転見合わせ」
とのアナウンスが流れた。
列車のドアは開かず、ホームには出られないようになっていた。
仕方ないので、個室に戻って晩酌再開。
それにしても、旅先で電車に閉じ込められがちなのは、呪われているのか何なのか。
会社の鉄道部グループに報告したところ、
「また!?」
「なんかいつも閉じ込められてない?w」
「お祓い行け」
などなど……。
――1時間経過――
相変わらずサンライズは平塚駅にて運転見合わせ中。
深夜ということもあり、設備や線路の確認がなかなか進まない模様。
最後の放送から40分が経過し、日を跨いだ。
震度5の地震が発生したとなれば、何かしらの被害もあるだろう。
平塚駅での運行打ち切りも覚悟して、そうなった場合の宿泊先を調べていると、
0:12、安全確認が完了した旨の車内放送が流れた。
0:14、寝台特急サンライズは運転を再開。
震度5の地震が起きたにも関わらず、1時間半で運行再開できるとはびっくり。
翌日は仕事ではなく遊びの旅行なので、
大幅に遅延したら旅程を組みなおそう。
と、枕元を整えて就寝。
へ続く。
ぽちっとな( ˘ω˘)
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