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健康美コンシェルジュ 森 ゆみこ
今日は、春告げ食材やパリのマルシェなど
にまつわる独り言で～す。
日仏それぞれの春の使者は？
今はまだ大寒ですが、ここまで来れば
春遠からじ ですよね～
春を告げる自然界の使者は
どの国にも存在していますよね。
お花だったり、野菜だったり。
わたしの中では、
今頃になるとひょっこり顔を出す野草の
蕗の薹（ふきのとう）
が、それにあたります
愛するわたしの自然農畑(遊び場)では、
下の写真のような愛らしい姿が
今頃からは見られます
先日もご紹介した二十四節気の暦にも、
大寒の初候（3分割のうちの初め）の
1/20～1/25頃として、
「蕗の薹（ふきのとう）花咲く」
＝ふきのとうがつぼみを出す
と書かれていますよ。
👆畑で土遊びをしているわたし
では、フランスの春の使者は
なんでしょう？
・
・
・
数ある中で、
これは日本にはないな！と
わたしが感じたのが、
・タンポポの葉
・ホワイトアスパラ
なんです。
フランスに渡る前は、
タンポポの葉＝野原の雑草、
で、まさかそれを食べる
という発想はなかったし、
ホワイトアスパラだって、
缶詰めの柔らか～く煮た妙な食感の
ものしか知りませんでした。
それが、現地のは立派な太さだし、
ほどよい調理で食感も素晴らしい！
春になるとこぞってどのレストランでも
メニューにあげてきます
この2つの食材はわたしにとって、
目からウロコで、
春告げ野菜として
とっても気に入ったのです。
👆パリのマルシェのホワイトアスパラ
素のフランス（マルシェ・料理・菓子）
ソルボンヌ大学の学生だった
フランス人のアルノーと
ふたりで共同生活してた
パリ15区のアパルトマン。
このすぐそばには
コンヴァンシオンという名の
大通りがありました。
その道沿いに毎週水曜と土曜は
大きなマルシェがたちます。
今は知りませんが、
当時は、観光客もほぼ来ませんでした、
ここには。
ホントにジモティーばっかりの世界。
パリ近郊の農家さんが寄り集まり、
新鮮な旬のお野菜を量り売りで
売ってくれます。
野菜以外にも、
チーズ、魚、テリーヌ類、オリーブの実、
季節のお花に手造りの素朴なお菓子やパン
などなど、あらゆるものが売っていました。
これぞ、
フランス人の胃袋を垣間見たぞぉ！！
という感じ
大きな声が飛び交い活気があって、
美味しいものに溢れ、
マルシェに行くだけで
わたしはひとり大興奮して、
もう毎回ワクワクして通いました。
ところであなたはフランスという国に
「おっしゃれ～
」という印象を
持ってますか？
もしそうだったら、
その夢をぶち壊すようで申し訳ないんですが、
マルシェを見ても、街のスーパーや
ビストロ、お菓子屋さんに入っても、
庶民の暮らしはごくごく質素で普通、
でした。
夜な夜なワイン片手に繊細なフレンチを
食べてる、な～んてことは全くない。
その証拠に、
パリの街の普通のビストロへ
行ってみてください。
ビックリするくらいの雑さで(笑)、
どど～んとお料理が出される！！
わたしたちが知ってるあの素敵なフレンチは、
パリでも星付きレストランで
それなりのお値段を払わないと
出てこないものなんです。
お菓子についても、
「え
これがフランス菓子かいな
」
と言いたくなるほど
街中の平均的なものは、
見かけも地味で、日本人からすれば雑。
最初それを見た時、
わたしはかなりガッカリしたんですよね。
どんな美人さんの素敵なスイーツたち
がお店に並んでのるかしらん～
と思いきや、
不細工な、形もばらばらなお菓子たちが
並んでたから
味も甘すぎるし～。
ま、以上は個人的な意見ですよ
フランス人のパティシエさんたちには、
「日本人の職人さんは素晴らしい！
ものすごく器用でまじめだしね」
と言われましたよ
日本の人が想像する繊細で美味しいフランス菓子は
名の知れたメゾンの、カリスマパティシエたちの
特別なスイーツです。
でもね、
フランスの普通のお菓子も、
これはこれで愛嬌があって
わたしは好きよ。
わたしも、現地に暮らしたからこそ
フランスへのオサレに違いない！という
買い被りやあこがれもなくなり、
「彼らもごく普通の人々なんだね
」
って思えるようになったの。
ル・コルドンブルーで学べない
ことはマルシェで！
フランスにもね、
日本ほどはっきりではなくても
四季があって、
その季節季節の野菜や果物が
入れ替わります。
マルシェではそれがしっかり感じられるんです。
わたしは自宅から歩いて4～5分のところにある
ル・コルドンブルー料理菓子学校の本校に
通っていたのですが、
そこでは
・伝統的なフレンチの調理
・フランス菓子
・ワイン
・チーズ
の勉強を楽しくしました
ほぼ朝から夜まで学校にいるという
ハードスケジュールでしたが
23～4歳で元気いっぱいで、
いろんな国籍の同期生とも仲良かったし、
ホントに大好きでやりたいことだったから
毎日が楽しくて楽しくてパラダイスでした
でもね、ル・コルドンブルーでは
・旬のこと
・料理やお菓子の由来
・フランスの気候風土
などを学ぶ機会は
全くありませんでした。
なのでわたしは、
近所のコンヴァンシオンのマルシェで
生産者さんとおしゃべりしたり、
旬の産物や 人々の買い物の様子を見ながら
肌感覚で独学しました。
👆ル・コルドンブルー料理菓子学校パリ本校
さてさて～。
あなたにとっての春の使者や
春告げ食材はなんですか？
そうだ、
この週末は青山の国連大学前にたつ
マルシェに行ってみよう！
あなたもお時間あったら
おでかけしてみてはいかがですか？
あそこには、千葉や神奈川、遠くは長野や
兵庫、四国からも生産者さん達が
集まってきています。
普通のスーパーには置いていない
珍しいハーブや野菜に巡り会えるし、
生産者さん達と直にお話もできて
貴重なお話を伺えるチャンスも
いっぱいですよ～
明日は、
極寒のいまをみんなで楽しく乗り切りましょ！
という願いを込めて、
心ウキウキする、
スノーボールというプチオードブルの
オリジナルレシピを公開します。
お楽しみに～
ではまた明日会いましょう。
A plus,Yumiko
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