YNSA(山元式新頭針療法)による難病治療 難病改善人冨田祥史(とみたよしふみ)のぶろぐ -275ページ目

脳出血と脳梗塞 その22 βアミロイドって何?

こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。

前回までは「高血圧以外の脳出血要因」についてお話しをしました。
今回からはその中でも前回、「βアミロイドという異常なタンパクが脳の血管壁に沈着した状態のことをアミロイドアンギオパチーといって、その状態がひどくなると脳出血が起こります」とお話しした中の「βアミロイド」についてお話していきます。

さて、「βアミロイド」の説明の前にまずは「アミロイド」の説明からしていきます。
「アミロイド」とは、繊維状の異常なタンパクのこと。これが体内の臓器に沈着することで、さまざまな機能の障害が起こってきます(これを「アミロイドーシス」といいます)。

アミロイドの中で、高齢者やアルツハイマー患者の脳内にたまるものは、βアミロイドと呼ばれるタンパク質が凝集して沈着したものです。アミロイドーシスは、全身の多くの臓器に沈着する「全身性アミロイドーシス」と、ある臓器に限定して沈着する「限局性アミロイドーシス」の2つに分けられます。
限局性アミロイドーシスの代表的なものが、脳に沈着する「脳アミロイドーシス」。そして脳アミロイドーシスの代表的なものが、アルツハイマー病と脳出血を起こすアミロイドアンギオパチーです。

では、βアミロイドとは、いったい何なのでしょうか?
ちょっと専門的な話になりますが、私たちの体内には、いろいろなタンパクが存在しています。まず、アミロイド前駆体タンパクができ、タンパク分解を受けアミロイドβタンパクができます。
そうしてできたタンパクが重合、凝集(タンパクの分子が多数くっつくこと)することにより、繊維状のアミロイド繊維ができます。これが脳内に起こると、βアミロイドとなるのです。

βアミロイドは人間の体内の「生活ゴミ」のようなもの、というとイメージしやすいでしょう。
βアミロイドは、体が健康なときも常に合成されていますが、同時に私たちの体には、それを分解する働きが備わっています。しかし、年齢を重ねると分解の働きが衰えるためか、脳にβアミロイドがたまりやすくなります。それがひどくなると、アルツハイマー病と脳出血を引き起こすアミロイドアンギオパチーの引き金となるのです。

今回はここまでです。次回も引き続き「βアミロイド」についてお話ししていきます。

脳出血、脳梗塞なら「脳活性化リハビリ鍼灸」の大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院
院長 冨田 祥史(山元式新頭鍼療法 YNSA学会 評議員)
〒557-0014 大阪市西成区天下茶屋2-21-10
TEL&FAX 06-6659-0207 Email: mail@ynsa-japan.com

脳出血と脳梗塞 その21 高血圧以外の脳出血要因

こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。

前回までは「クモ膜下出血」についてお話しをしました。
今回からは「高血圧以外の脳出血要因」についてお話ししていきます。

さて、これまで脳出血といえば、高血圧が最大の原因であるとされていました。血管に高い圧がかかり続けた結果、血管が痛み、脳内で出血するというものです。ところが、近年は事情が違ってきました。それは「高血圧は体によくない。血管の障害を進め、脳出血などの原因となる」という知識が一般の人に広く知られるようになったためです。

たとえば、健康診断をしたとき、「血圧が高いですね」と指摘されたら、今はすぐに何らかの治療を開始します。「血圧が高いけれども、症状がないから、そのままで様子をみましょう」という考え方をする時代ではなくなったのです。広く高血圧の管理が行われるようになった結果、高血圧が原因で起こる脳出血は減りました。

しかし、高血圧をきちんと管理していたにもかかわらず、脳出血を起こす人もいます。血圧を管理しているのに起こす脳出血ですから、血圧とは関係ないものです。逆にいえば、血圧を一生懸命に管理しても、生活習慣をいくら管理しても、起こってくるタイプの脳出血があるということです。
それこそが、アミロイドアンギオパチーによる脳出血です。このアミロイドアンギオパチーとはβアミロイドという異常なタンパクが脳の血管壁に沈着した状態のこと。その状態がひどくなると脳出血が起こります。

今回はここまでです。次回は異常なタンパクの「βアミロイド」についてお話ししていきます。

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脳出血と脳梗塞 その20 クモ膜下出血の治療法

こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。

前回は「クモ膜下出血」についてお話しをしました。
今回も引き続き「クモ膜下出血」についてお話ししていきます。

さて、クモ膜下出血は遺伝的要因が強いといわれていますが、脳の太い動脈に脳動脈瘤というコブができ、これが破裂することによって出血が起こります。脳動脈瘤ができやすい家系の人は、今は何ともなくても、知らない間に脳動脈瘤ができて破裂する可能性があります。心当たりのある人は、一度病院などでMRI検査を受けておいたほうがよいでしょう。

ただし、脳動脈瘤のすべてが破裂するわけではありません。また、脳動脈瘤には1~2mmくらいの小さなものから数cm大のものまであります。脳動脈瘤は5mmを超えると破裂する可能性が高くなり、また、血圧が高いと大きくなりやすい特徴があります。さらに、脳動脈瘤は血管が枝分かれしているところにできやすく、脳内の数カ所で見つかる場合もあります。

脳動脈瘤が見つかった場合の治療法は2つあります。1つは開頭して脳動脈瘤の根元をクリップで留めて、それ以上大きくならないようにする方法。もう1つは、開頭せずにカテーテルを脳動脈瘤まで誘導して、極細のコイルで脳動脈瘤をふさいでしまう治療法です。

どちらの治療法を選択するかは脳動脈瘤の状態や、本人の健康状態などを考慮して、専門医とともに決定します。いずれの治療も、基本的に脳動脈瘤が破裂する危険性が高い場合のみに行います。脳動脈瘤がまだ小さいうちは、あえて手術せず、経過を見ることがほとんどです。

脳動脈瘤というと、死につながる怖い病気というイメージがありますが、たいていの場合は何年もかかって大きくなっていくもの。脳動脈瘤を持ってまま、脳卒中を起こさずに寿命を迎える方も大勢いるのが現実です。

今回はここまでです。次回からは「高血圧以外の脳出血要因」についてお話ししていきます。

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