脳出血と脳梗塞 その22 βアミロイドって何? | YNSA(山元式新頭針療法)による難病治療 難病改善人冨田祥史(とみたよしふみ)のぶろぐ

脳出血と脳梗塞 その22 βアミロイドって何?

こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。

前回までは「高血圧以外の脳出血要因」についてお話しをしました。
今回からはその中でも前回、「βアミロイドという異常なタンパクが脳の血管壁に沈着した状態のことをアミロイドアンギオパチーといって、その状態がひどくなると脳出血が起こります」とお話しした中の「βアミロイド」についてお話していきます。

さて、「βアミロイド」の説明の前にまずは「アミロイド」の説明からしていきます。
「アミロイド」とは、繊維状の異常なタンパクのこと。これが体内の臓器に沈着することで、さまざまな機能の障害が起こってきます(これを「アミロイドーシス」といいます)。

アミロイドの中で、高齢者やアルツハイマー患者の脳内にたまるものは、βアミロイドと呼ばれるタンパク質が凝集して沈着したものです。アミロイドーシスは、全身の多くの臓器に沈着する「全身性アミロイドーシス」と、ある臓器に限定して沈着する「限局性アミロイドーシス」の2つに分けられます。
限局性アミロイドーシスの代表的なものが、脳に沈着する「脳アミロイドーシス」。そして脳アミロイドーシスの代表的なものが、アルツハイマー病と脳出血を起こすアミロイドアンギオパチーです。

では、βアミロイドとは、いったい何なのでしょうか?
ちょっと専門的な話になりますが、私たちの体内には、いろいろなタンパクが存在しています。まず、アミロイド前駆体タンパクができ、タンパク分解を受けアミロイドβタンパクができます。
そうしてできたタンパクが重合、凝集(タンパクの分子が多数くっつくこと)することにより、繊維状のアミロイド繊維ができます。これが脳内に起こると、βアミロイドとなるのです。

βアミロイドは人間の体内の「生活ゴミ」のようなもの、というとイメージしやすいでしょう。
βアミロイドは、体が健康なときも常に合成されていますが、同時に私たちの体には、それを分解する働きが備わっています。しかし、年齢を重ねると分解の働きが衰えるためか、脳にβアミロイドがたまりやすくなります。それがひどくなると、アルツハイマー病と脳出血を引き起こすアミロイドアンギオパチーの引き金となるのです。

今回はここまでです。次回も引き続き「βアミロイド」についてお話ししていきます。

脳出血、脳梗塞なら「脳活性化リハビリ鍼灸」の大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院
院長 冨田 祥史(山元式新頭鍼療法 YNSA学会 評議員)
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