「得手に帆を上げて」  -24ページ目

新しいプロジェクトの開始

既に1社担当してますが、本日もう1つのプロジェクトが

始まりました(うちは2プロジェクト制なので)。

ネット家電のベンチャーです。非常にでかい話です。


で、本日先方の会議に出席したのですが、ベンチャーっぽい

ボロ・オフィス(内装は普通ですが)で、エンジニア達が

しこしこやっていました。


今は資金調達の真っ最中ですが、非常に厳しい状況です。

でも、そんな中明るさを失わないで頑張っている姿は

やっぱ格好よいの一言。


これからプロモ関連の仕事をお手伝いしますが、

なんとか貢献できるように頑張ります。

投資家からの信頼

本日、某VCに行って来ました。

お題は、投資契約書の個別項目に関する協議。

今のクライアント先の社長の代理として、僕1人で行きました。

ちなみに向こうはパートナー含め、3人。


クライアント先のお客さんに行く事も最近はあまり無かったので、

えらく緊張しました。まあ、話自体はスムーズに進みましたので、

結果オーライという事で。


で、今回強く思ったのがクライアント先の社長(Yさん)の投資家からの信頼の強さ。

ちなみに今のフェーズは投資委員会の直前。向こうは投資のGo/No Goの

最終判断の一歩手前。そういう訳で、投資契約書とかの話が出てきたのですが。


協議の論点は、経営株主(代表取締役)の責任に関わる部分。

先方のパートナー曰く、僕らは『Yさんに対して投資をしているんです。

だから簡単に辞められては困るし、契約でそういう旨を謳っておきたいんです』とのこと。


まあ何かと個人的には言いたい事もあるYさんですが、

投資家からの信頼は厚いみたいですね(もともと、知り合いだったらしいです)。


で、自分なりに考えてみたんですが、Yさんの良い所(見習わなければならないところ)は

法的な部分での虚偽を絶対にしない、という点です。最近、反社会勢力に加えて、

反市場勢力なんて言葉も有りますが、コンプライアンスを守らない人たちが多い昨今、

このYさんのコンプライアンス重視の姿勢はやはり見習うべき点があります。


こういう愚直なまでの生真面目さが投資家にとって『信用できる人』ということに

なるのかもしれません。言葉で書くと当たり前の事ですが、実務を通してみると、

やっぱり実感が沸きます。


愚痴を言わない

もう何回のブログで取り上げていますが、

最近、職場で現在のプロジェクトに対する愚痴が多いです。


当初はやはり遠慮もあり、業務上どうしても報告が必要な

内容のみ喋ってました。しかも直属の上司にのみ。


ところが最近、色々な人が知るところになり、周りから

『大変だね。頑張ってよ』みたいな事を言われると、

やっぱ安心感から愚痴っぽくなってしまってます。


僕はこれをどうしても止めたい。

だって皆さんだったらどっちがあるべき姿だと思いますか?


・ 愚痴/悪口ばっかり言っている人

・ ぐっと堪えて、頑張っている人


誰だって、後者が良いと思うに決まってますよね。

単純にプロフェッショナル意識の問題だと思うんです。

このブログでも取り上げましたが、(http://ameblo.jp/yt25/theme3-10006894253.html

イチローはこう言っています。


『どんなに難しいプレーも、当然にやってのける。
これがプロであり、僕はそれにともなう努力を
人に見せるつもりはありません。』


僕のプロジェクトが難しい事は周囲は知っています。

でも、それを自分から言ってしまってはダメですよね。

ぐっと堪えて、歯を食い縛りながら、ひたむきにやる。

そして結果を出す。


僕は半年経って、最近謙虚さが無くなって来ているのかもしれません。

僕は30代の目標として『周囲を率いて、成功体験を持つ』事を設定しました。

だからこそ、原点に戻る必要があるように思いました。


来週からカムバックしますね。


ウィンド日和

今日は風速5~7mが日中吹き、イケイケのウィンド日和。

ショップの講習会が開催された事もあり、多分ビーチには

50人くらい人が集まってました。


ウィンドサーフィンの醍醐味はプレーニング。

波を滑るように走り抜ける爽快感は本当に病み付きになります。

で、本日の風。プレーニングも走る走る。

夕方には体ボロボロ(特に手)になり、吹き飛ばされまくりましたが、

午前中はビシッとプレーニングできました。


めちゃ楽しかった。ウィンドサーフィンは実は冬こそメインシーズン。

風速、風の重さ、本格的に走りこめる、季節の到来です。

11月にはドライスーツも、7mのセイルも購入予定。

今からワクワクです。

BBQ in 二子玉川

会社の秋のイベントとしてBBQが今週の土曜日にありました。

僕はちなみに幹事。これは全社課題会議という月一回の全社会議で

僕は仕事でいなかったにもかかわらず、欠席裁判となり、指名されたものです。

ちなみにもう1人は別ブログで取り上げたKさんでした。


さて、準備も猛烈に大変でしたが、一応当日は快晴で、

ちょっと風が強かった以外は、かなり楽しい1日となりました。

肉、野菜はもとより、カマなど普段のBBQでは食べないような、

シーフード系も多く、まあ皆喜んでくれてたみたいです。


で、その後、クタクタに疲れていたのですが、半ば強引に

錦糸町での2次会に連れて行かれ、更に3次会として

税理士のW先生の自宅にもお邪魔しました。


で、驚いたのがW先生の奥さん(某商社勤務)の職場に

僕の高校時代の同級生がいたこと。結構、職場では

頑張っているようで、高評価でした。なんにせよ、

世の中せまいですね~、と思った次第です。


取りとめもないブログとなりましたが、まあ休日なんてこんなもの。

有休にてウィンド

今週水曜日は今の会社に移ってから初めての有休。

天気予報見たら、風が強かったので、更にプロジェクトの

谷間だったので、速攻で有休取得。


肝心のウィンドは?う~ん。微妙な風。

予報では風速5~6mだったのですが、実際には

3~4m程度。これではプレーニングは出来ません。

たまに強く吹くのですが、所謂ガスティー状態なので、

乗り切れませんでした。


こういう状態って、ベタ凪よりもある意味、つらいっす。

ウィンドサーフィンに限らず、自然を相手にするスポーツって

大なり小なりこういう事ってありますからね。

まあ、しょうがないです。

株価狂乱

日経平均が史上最高の上げ幅を記録。実に1000円以上も上げました。

まあ、あれだけメルトダウン的に下がったのだから、ある程度回復してくれないと、

金融システム自体がどうにかなってしまうのでね。


ただ、これは今後も続く株価狂乱の第1章の終わりでしかないと思います。

これだけ世界的な金融危機から回復するには多くの時間を要すると

思います。特にこれからは企業の中間決算。間違いなく業績修正が

相次ぐと思われ、実体経済自体にも大きな重しが乗っかってくると思います。

まあ、相場は下げは劇的に、上げはジワジワとが定石。気長に待つようにします。


それはそうと明日は今の会社から初めて、有給休暇をとります。

明日の風速は5~6m。今から楽しみです。

仲間の卒業

先週末に会社の同僚の送別会がありました。

彼は大学時代から起業の夢があり、実現プロセスの一環として

僕らの会社でベンチャー支援をして、スキルと経験を積み上げ、

今月からいよいよ起業することになりました。


会社のURLはココ(http://www.coslabo.co.jp )。

コスメ関連の会社です。元々、化粧品業界はメーカーの力が強く、

一人一人のユーザーが必ずしも、最適な化粧品を選べていない、

という問題意識があり、そこを解決できるようなサービスを

将来手掛けたいとのことでした。


彼は普段すごく爽やかな好青年で、実は以前のエントリーに書いた

BBQ(http://ameblo.jp/yt25/entry-10139804671.html )の主催者です。

そんな爽やかな外見の裏に、すごく熱い心があり、彼には

本当に頑張って欲しいと思ってます。


彼の卒業には寂しさと、同時に先を越された悔しさ、巣立っていく彼への

羨ましさがそれぞれ感じます。まあ、今後も時につけ、飲みにでも行きましょう。

頑張れ、Iさん!

何とも言えない違和感

ベンチャー企業のお手伝いをしている僕としては、

常にベンチャーってどうすれば成功するのかな?と

考えてます。またどうしたら生き残れるのかな?とも。


で、僕は現在進行中の金融危機に際して、やはり『生き残り』に関して

考えてます。こういう状況だからこそ、『成長』も当然ですが、

好況時以上に『生き残り』にも気を配る必要があると思います。

『生き残り』に関して、先日DeNAの某取締役のコメントを紹介しました。

彼曰く、『成長市場に居る事が絶対条件』とのこと。

(詳細は下記リンク参照)

http://ameblo.jp/yt25/entry-10144566204.html


答えは幾つかあると思いますが、現在の僕は『コストをカットして手元現金を厚くする』ことは

かなり重要だと考えてます。つまり、倒産しないようにする事。

不況のときは大企業でも引合が減り、売上が立ちにくいです。

信用に劣るベンチャーでは尚更。不況の時は素早く低空飛行に切り替え、

好機到来まで待つ、というのが大事だと思います。


ちなみに、この辺りはソニー創業者の盛田さんの経営の原則にも近いと思います。

盛田さんは『経営の安全性』を極めて重視してました。

(詳細は下記リンク参照)

http://ameblo.jp/yt25/theme2-10006903082.html



特に今回の不況はゴールドマンやモルスタなどがFRBの管轄下に入った事でも

分かるように、『投資銀行のビジネスモデルの終焉』とも言えます。

つまり不況からの脱出には『世界の金融業界の新しいビジネスモデルの構築』を伴うわけで、

かなり時間が掛かりそうな気がします(5~10年)。

そうした世界的なパラダイム・シフトが進む中で、積極財政はベンチャー企業に取り難い

オプションのような気がします。実際に、今のクライアント先で経理を担当している僕は、

数千円レベルのコストカットでも実行するように動いてます。


で、先日クライアント企業の社長が言ったセリフに強烈な違和感を覚えました。

曰く、『ベンチャー企業が資金繰りを気にするようになってはダメだ』

何を言っているんでしょう?


最近、どうも気になるコメントが多いです。

曰く、『俺は実務は興味ない。俺が動かなくても自動的に回っていくビジネスモデルを

構築する事が俺の仕事だ』

自動的に回っていくビジネスモデルなんか無い、と思います。

特にベンチャー企業なんて、『売りを立ててナンボ』、の世界。

地道な実務作業の積み重ねだと思います。


何より、こんな不況だからこそ、ベンチャーの生命線である、『売り』が立たないので、

つまり自動的に回っていくビジネスモデルが(あるとしても)、機能し辛いので、

必然的に資金繰りを気にする必要があるのではないでしょうか?

これはどんな好調のベンチャーでも一緒だと思います。


何とも言えない違和感を感じる今日この頃です。

『エネルギー』 by 黒木亮

黒木亮の最新刊です。

名前の通り、エネルギー市場に関係するビジネスと

そこに携わる人々のビジネスを描いた作品です。


エネルギー市場と言っても、エクソン・モービルといった石油メジャーから、

金融機関によるデリバティブ取引、それからユーザーである電力会社など

たくさんの市場とプレイヤーが存在します。


本書では主に次の市場・プロジェクトやプレイヤーが存在します。


① サハリン・プロジェクト  (日本の商社、ロイヤル・ダッチ・シェルなど)


 →本書の主役的な商社マンが携わるプロジェクトで、石油・LNGなどの

   実務的知識、それから国際政治の状況など色々な面で勉強になります


② 環境団体

 

 →主人公の妹が属する環境団体の活動振りや思想、国際プロジェクトなどに

   対する影響力など、僕にとって未知だった分野の事柄に関して、面白く学べました。


③ エネルギー・デリバティブ (ファンド、投資銀行、電力会社など)


 →黒木亮お得意の金融マン達の活躍と挫折を描いてます。

   この箇所では、現在(金融危機前までの)の原油価格の異常な値上がりについて

   包括的に学べました。本書によると石油価格の高騰の原因は次の3つ:


  1) 近年まで安値で張り付いていた原油価格のせいで、石油メジャーなどが

    経済的にペイしない事から、油田開発などに対して長期間見合わせていたこと。

    例として、米国では過去30年間、製油所が新設されていない、など。


  2) BRICsなどの目覚しい経済成長によるエネルギー需要の大幅な増加に上記1)が

    対応しきれていない。つまり、需給バランスが崩れてしまった。


  3)金融技術の発展に伴い、ヘッジファンドや年金基金などの投機資金が大量に

    先物市場に流入した。


  最近の金融危機で原油価格が下落しているのはこの3)の資金が先物市場から

  大量に流出しているのが原因と思います。もっとも、1)&2)は修復に長時間掛かるでしょうから、

  プレミアム分の3)の資金だけ原油価格は下がり、恐らく現在の需給バランスに則した、

  原油の本質的な市場価値に収斂すると思われます。


  話は反れますが、この原油価格の下落は、代替燃料とかのベンチャーには非常に

  逆風だと思います。代替燃料のビジネスは歴史的に常に原油価格の上下動により

  栄枯盛衰してきましたので。ここら辺に投資をしているVCはどんな気持ちで

  今回の騒動を捉えているんですかね?


で、総合的な書評ですが、エネルギー市場とかを概観するには良い本です。

ただ、物語としてはやや不満が残ります。黒木亮はトップ・レフトからずっと読んできており、

好きな作家の1人ですが、本を出すにつれ、段々と小説プロットというか、物語中の人物達の

描写が弱くなってきていると思います。前作の『巨大投資銀行』も、全く同じです。


トップ・レフトは国際協調融資の最前線を生々しく描写しつつも、そこで描かれている人物達の

過去の経緯、どうして今のような生き方になったのか、彼らを支える価値観とかの描写が

丁寧に描かれており、故に物語としてもすごく面白かったです。


だから今回ももうちょっと人物の描写、作中での位置づけなど丁寧に描いて欲しかったです。

エンディングなんかも、よく訳分からなかったし。経済面での描写が細部に渡っているだけに

残念でした。


あともう1つ不満。巻末の参考文献ですが、日本語書籍が多すぎる。英語の文献もリストに

入ってますが、ほとんどが定期刊行物(Atlantic Monthlyなど)でした。こうした国際小説は

日本語文献にソースの比重を置くと、どうしても日本人の見方に流されてしまう傾向があり、

国際経験豊富な黒木亮の持ち味にもケチが付きます。


まあ、エネルギー市場に興味がある人は読んで損は無いと思います。

僕も支援先が燃料削減の企業なので、役に立ちました。