何とも言えない違和感 | 「得手に帆を上げて」 

何とも言えない違和感

ベンチャー企業のお手伝いをしている僕としては、

常にベンチャーってどうすれば成功するのかな?と

考えてます。またどうしたら生き残れるのかな?とも。


で、僕は現在進行中の金融危機に際して、やはり『生き残り』に関して

考えてます。こういう状況だからこそ、『成長』も当然ですが、

好況時以上に『生き残り』にも気を配る必要があると思います。

『生き残り』に関して、先日DeNAの某取締役のコメントを紹介しました。

彼曰く、『成長市場に居る事が絶対条件』とのこと。

(詳細は下記リンク参照)

http://ameblo.jp/yt25/entry-10144566204.html


答えは幾つかあると思いますが、現在の僕は『コストをカットして手元現金を厚くする』ことは

かなり重要だと考えてます。つまり、倒産しないようにする事。

不況のときは大企業でも引合が減り、売上が立ちにくいです。

信用に劣るベンチャーでは尚更。不況の時は素早く低空飛行に切り替え、

好機到来まで待つ、というのが大事だと思います。


ちなみに、この辺りはソニー創業者の盛田さんの経営の原則にも近いと思います。

盛田さんは『経営の安全性』を極めて重視してました。

(詳細は下記リンク参照)

http://ameblo.jp/yt25/theme2-10006903082.html



特に今回の不況はゴールドマンやモルスタなどがFRBの管轄下に入った事でも

分かるように、『投資銀行のビジネスモデルの終焉』とも言えます。

つまり不況からの脱出には『世界の金融業界の新しいビジネスモデルの構築』を伴うわけで、

かなり時間が掛かりそうな気がします(5~10年)。

そうした世界的なパラダイム・シフトが進む中で、積極財政はベンチャー企業に取り難い

オプションのような気がします。実際に、今のクライアント先で経理を担当している僕は、

数千円レベルのコストカットでも実行するように動いてます。


で、先日クライアント企業の社長が言ったセリフに強烈な違和感を覚えました。

曰く、『ベンチャー企業が資金繰りを気にするようになってはダメだ』

何を言っているんでしょう?


最近、どうも気になるコメントが多いです。

曰く、『俺は実務は興味ない。俺が動かなくても自動的に回っていくビジネスモデルを

構築する事が俺の仕事だ』

自動的に回っていくビジネスモデルなんか無い、と思います。

特にベンチャー企業なんて、『売りを立ててナンボ』、の世界。

地道な実務作業の積み重ねだと思います。


何より、こんな不況だからこそ、ベンチャーの生命線である、『売り』が立たないので、

つまり自動的に回っていくビジネスモデルが(あるとしても)、機能し辛いので、

必然的に資金繰りを気にする必要があるのではないでしょうか?

これはどんな好調のベンチャーでも一緒だと思います。


何とも言えない違和感を感じる今日この頃です。