さよなら、大好きな人
別れた彼の人生を応援できますか?こんにちは。40代、共働きで2児を育てる母親Juneです。今日は自分にとって節目の日でした。自分の人生に大きな影響を与えた人が、会社を去り独立する、最後の出社日。その人とは、3年間、生活を共にした事実婚の夫です。会社で出会ってもう20年以上の時間が過ぎました。その間、約5年つき合い、生活を共にしたのは3年間ほど。古い体質の会社では、彼の活動の幅が収まらなくなってきたというのが独立の理由です。会社という枠がはずれたら、彼はさらに大きく羽ばたくことでしょうね。最後に話したのは10年以上前です。別れてお金の精算など事務的な手続きがすんでからは、いっさいやりとりはありません。彼はさっさとかわいい女性と結婚したし……。でもずっと思いを残していたわたしは、違う恋をしてもそれが終わるたびに彼を思い出していたし、ひとりめの子どもを産む直前まで、定期的に夢を見ていました。内容はいつも、「置いていかないで~!」というわたしの心の叫びが感じられるストーリー。どこまでも引きずっていたしつこさは、ホロスコープ(粘り強さや執着心では1,2を争うさそり座とおうし座を太陽と月にもつ)のなせる業でしょうか。現実は、社内で会って顔を見る程度、それもいつしかすれ違っても会釈さえしない関係になっていたなあ。それでも彼が辞めると聞いたとき、とても胸がざわざわしたのです。それは、もう一生会うことはないということがわかっているから。一時期、自分の人生の終わりまで添い遂げようと思っていた人が、今は一番遠い他人。なんだか不思議だなあ。さよならの挨拶もなかったし、こちらからもなかったです。これはもう、過去の自分にさよならをするタイミングだと思いました。器の大きな人間なら、おめでとうございます! と言って送り出すことでしょうね。実際の私は、みんなの前であいさつする彼に、自分の席でもんもんとしながら、気づかれないように視線を送っていました。彼との別れについては、能勢みやびさんのエッセンシャル占星術のセッションで大きなカタルシスを得たので、また書いてみたいと思います。