「与えたいなら、先に与えよ」
って、よく聞きますが、
あれって本当ですね。
こんにちは。
40代、共働きで2児を育てる母親Juneです。
職場の話です。
「わたしは社員ではないので、やりません」
「これはわたしの仕事でないのでは(社員の仕事ですよね)」
決まって彼女はそう言う。少しややこしい仕事がふってくると、
自分は契約社員だからやる義務はないと、線引きをしたがるのでした。
わたしの職場の仕事分担について厳密に精査すると、
彼女の発言は正しかった。
でも、同じ部署のほかの人たちから不満が出た時、
彼女にお願いをせざるを得なかったのです。
「担務を厳密に考えると、ここから先は社員の仕事だけど、
この件についてはあなたがいちばん熟知しているから、お願いできますか」と。
彼女の答えはNOでした。
その一方、「こんなに一生懸命、もう10何年も会社のために働いているのに、
社員にしてもらえない」。彼女は頻繁に不満をもらしていました。
上司は「彼女は仕事ができるけれど……あと一歩」。
あと一歩のところで社員にできないのだと、言うのでした。
負の話だと思って、読むのをやめないでくださいね(笑)
わたしはこの出来事を通して、引き寄せや成功哲学の本によく書いてある
「与えられたいなら、先に与えること」っていうことの意味が、
ようやく腑に落ちたのです。
もちろん、頭では理解していたけれど、心から納得できた。
彼女がもしもわたしたちの申し出を受け入れてくれていたら、
上司の言っている「あと一歩」の部分が埋まり、
彼女は社員として採用されていたのかもしれません。
彼女の立場からしたら、その反対。
「あなたたちが社員にしてくれるなら、わたしもよろこんで
その先の仕事をしますよ」ということなのでしょう。
でも、別の場面で彼女と同じような立場に立つことがあったら、
先に与えてしまい、与えてもらった方が、得だよなあとシンプルに思うのです。
理屈を通したい彼女の気持ちも、とてもよくわかるのですが。
でも、なれないなら やらない やらないからなれない なれないなら やらない
どうせなら、この円環を自分で断ち切って、
早く幸せになりたいですよね。
ぱっと視界が開けた出来事でした。

