別れた彼の人生を

応援できますか?

 

こんにちは。

40代、共働きで2児を育てる母親Juneです。

前回のブログに書いた事実婚の元夫の話です。

 

もう10年くらい前の話ですが、

別れた理由は、子どもを持つことについての意見が

一致しなかったからです。

子どもが欲しかったわたしと絶対にいらなかった彼。

 

その食い違いは、どこまでいっても交わることはありませんでした。

悩みに悩みぬき、別れを選択したわたし。

それでも彼を異性として大好きで、人間的にも尊敬していたので、

長く彼のことを引きずり、やっとほかの人と結婚し、自分が子どもをもっても、

彼とのことはずっと心にひっかかっていました。

 

ある日、そんな彼のホロスコープを見てくれたエッセンシャル占星術の先生、

能勢みやびさんから興味深いお話をうかがいました。

 

彼は月星座がうお座。

みやびさんによると、月星座がうお座の人は、

前世では、他人に尽くす人生を過ごした人が多いとのこと。

だから今世は、自分のための人生を生きたいと強く思ったり、

それを学ぶことを課されて生まれてきている場合もあるのだそうです。

だから彼の場合は、それが自分の子どもをもたないという選択肢につながったのでは、と。

彼に関していうと、この見解にとてもリアリティを感じました。

 

 

「ふたり一緒に仲よく暮らして、いろいろなところに旅行したり、

たまには贅沢な食事をしたり、そうやって生きていくことの何が悪いの?」

彼にそう言われた時、何も反論できなかった。

「豊かで美しい人生を、じっくり味わって生きていきたい」

そんな彼の人生観を、だれが否定することができるでしょうか。

ただ、「制約のある人生になっても、自分の子どもと出会ってみたい」

というわたしの考えと一致しなかっただけなのです。

 

当時は好きならどうしてわたしの考えに寄り添ってくれないのだろうと思ったけれど、

振り返ってみれば、彼も同じことを思っていたでしょうね。

どちらかがどちらかの人生観をまるごと受け止めて一緒にいたら、

お互いの意見の折り合いがつく、第三の道があったかもしれないし、

なかったもしれませんね。

 

「彼はそういう星を選んで生まれてきたのかもしれない」

子どもを持たないという選択をしたからこそ、

40代も半ばを過ぎたタイミングでも、会社を辞めることができたのかもしれない。

みやびさんのセッションで得た示唆のおかげで、

10年以上の時間を経て、彼をまるごと受け止め、そして手放すことができたわたし。

 

 

「この人はそういう星を選んで生まれてきた」

「自分はそういう星を選んで生まれてきた」

そう思うと、あきらめとも受容とも

何とも表現しがたい境地にたどりつき、

相手の人生も、自分の人生も愛おしいと思える。

不思議ですね。

彼は彼のホロスコープの通りに、

自分は自分のホロスコープの通りに、

ただ、自分の選んで生まれてきた星の通りに生きていく。

 

別れた彼の人生を

応援できますか?

 

その答えは、

はい。応援できます!!