旧約聖書 列王記上 17章6節
「数羽のカラスが彼に、朝、パンと肉を、また夕べにも、パンと肉を運んで来た。水はその川から飲んだ」

アハブという人がイスラエルの王となった時のことです。

アハブは創造主である神様を求めませんでした。
一緒に生きたいと願っておられる神様と親しくなることにエネルギーと時間をかけることができませんでした。

自分の都合に合わせて願いをかなえてくれる神々を祭りました。

そこで、神様はエリヤという預言者を用いてメッセージを伝えました。
「数年の間、つゆも降りず、雨も降らないであろう」(1節)

預言の通り、数年の間雨は降らず、干ばつになりました。
アハブ王は今までのように豊穣の神バアルにささげものをして祭りましたが、雨は全く降りませんでした。

この間、エリヤは考えられない形で養われます。
神は言われました。
「ヨルダンの東にあるケリトの川のほとりに身を隠せ。その川の水を飲むがよい。私はカラスに命じて、そこであなたを養わせる」(3~4節)

エリヤは従いました。
すると、冒頭の聖書の箇所に書かれているように、実際にカラスが毎朝毎晩パンと肉を運んできたのです。

カラスに養われる…
考えられますか?
受け入れられますか?

嫌われモノのカラス。

しかし、カラスも確かに神様が創造された大切な命。
彼らの霊は神様のメッセージに素直に従います。
求められた通り、カラスはエリヤに食料を運びました。

あなたは神様の宝物です。
あなたに愛を届けるため、一緒に安心して生きられることを教えるため、神様は干ばつも用いられます。
心がかわくことも用いられます。
知恵や力には限界があります。

全知全能の神様と親しく一歩ずつ生きれば、何も恐れず、安心して生きられるようになります。
考えられないような助けが与えられて、あなたは神の宝物として愛されていることを知るようになります。

愛されるためにあなたは生きています。