2020年代前半ベストトラック(インスト曲がないので「ベストソング」でもよかったかも)ということで、30曲選びました。「30位→21位」「20位→11位」「10位→1位」の三回に渡って今日から18時台に順次アップします。
ポップからオルタナティブまで、インディーからメジャーまで、若手からベテランまで、幅広いラインナップになったと思います。
邦楽洋楽混合ですが、洋楽は2曲だけ。自分にとって、リアルタイムでリアルを感じるのは邦楽なんだよね。洋楽は昔の曲を掘って行った方が楽しい。今はミューズやブラーの過去曲を掘っています。
では、さっそく、30位からカウントダウン!
【30位】藤井風「満ちてゆく」('24)
2020年代の新星といえば、この人。革新的で充実した音楽性は、宇多田ヒカル級の衝撃をもって音楽リスナーに受け止められてもよいはずだ。地に足のついたこの曲の落ち着きぶりに小さく/大きく 救われる人はたくさんいるはずだ。
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【29位】King Gnu「どろん」('20)
同年のアルバム『CEREMONY』で覇権を取ったキングヌー。この曲も『CEREMONY』の曲だ。飛ぶ鳥を落とす勢いが音楽に刻印されている。
Jpopに範を取ったキャッチーなソングライティング、夾雑物のない美しいファルセット、テクニカルで強靭なビート、アートな世界観を体現できる実力、いずれも凡百のバンドでは敵わない。豪壮でイケイケに見えて、実は音楽の本質を探っていこうとする誠実な態度が垣間見えるところも好きだ。
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【28位】米津玄師「感電」('20)
ボカロシーンから出てきたアーティストの中で一番好き。ペラペラした音楽性は確かにボカロの延長線上なのだけど、それだけではないサウンドの深みには彼の音楽的な哲学を感じさせる。
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【27位】踊ってばかりの国「Lemulia」('21)
無機質の真逆を行く、魂が込められているこの音楽は匂いと温度と霊性があり、野蛮かつ洗練された血も通っている。歌謡的でサイケな歌ものの最高峰。
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【26位】リーガルリリー「ハイキ」('23)
イントロも含め、ギターの響きの存在感と説得力よ。不思議に浮遊し、ときに熱いたかはしほのかさんのボーカルと歌詞は本当に無二の芸当。
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【25位】マネスキン「GOSSIP」('23)
ようやく、ロックの王道を行くロックバンドらしいロックバンドが出てきたなという印象。あやしく、はげしく、うつくしくリスナーを刺激する。この曲は、レジェンドギタリストであるトム・モレロ(e.g.レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン)が参加していて、ソロ部分を含めてギターサウンドも魅惑的な一曲となっている。
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【24位】MOROHA「ネクター」('23)
自分は家族に関しては恵まれているので、アフロ(ラッパー)の言葉のすべては分からないし伝わらないかもしれないけど、この曲を初めて聴いたときの感動は忘れられない。"爺ちゃん"への愛憎入り混じる想いが痛切に感じられた。UKのアコギがまた良いんだわ。
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【23位】ビートルズ「Now And Then」('23)
ビートルズ解散後に発表された3曲(あと2曲は「Free As a Bird」と「Real Love」)は鉄板で素晴らしいが、どれも一種の大衆的(僕も大衆)なクサみがある。より多くのビートルズファンを納得させるために置きにいっている感じがする。革新的な音楽性よりも大衆的なフックを選ばざるを得なかったのかななどと妄想してみる。
【22位】中村一義「春になれば」('24)
Jpop化したとの声も聴こえるが、アーティスティックな彼の感性は少しも衰えていない。人を選ぶ挑戦的なアルバム『十』からまたポップミュージックのフィールドに戻ってきてくれて嬉しい。
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【21位】GEZAN「東京」('20)
こんなにメッセージ性が切実に伝わってくる歌はそうそうない。これは音楽の力だ。芸能やメディアに媚びずに自分たちの意思、思想、音楽を貫く、生粋のオルタナティブな存在である彼らのことは今後も見守りたい。
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★2020年代前半ベストトラック(ほぼ邦楽)30位→21位
【21位】GEZAN「東京」('20)
【22位】中村一義「春になれば」('24)
【23位】ビートルズ「Now And Then」('23)
【24位】MOROHA「ネクター」('23)
【25位】マネスキン「GOSSIP」('23)
【26位】リーガルリリー「ハイキ」('23)
【27位】踊ってばかりの国「Lemulia」('21)
【28位】米津玄師「感電」('20)
【29位】King Gnu「どろん」('20)
【30位】藤井風「満ちてゆく」('24)
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以上、いかがでしたか?
明日の18時台に「20位→11位」のベストトラックをこのブログにアップするのでお楽しみに!
🐼追記🐼
20位から1位までも公開したので、👇のリンクからどうぞ❣️
🦎2020年代前半ベストトラック(ほぼ邦楽)20位→11位
🦎2020年代前半ベストトラック(ほぼ邦楽)10位→1位