コーヒーブレイク・・慢性頭痛はどのように考えるべきでしょうか | 頭痛 あれこれ

頭痛 あれこれ

 「慢性頭痛」は私達の日常生活を送る際の問題点に対する”危険信号”です。
 このなかで「片頭痛」は、どのようにして引き起こされるのでしょうか。
 慢性頭痛改善は、「姿勢」と「食生活」の改善がすべてであり、「健康と美容」のための第一歩です。

 このシリーズ開始以来、頭痛をどのように考えるべきかについて、以下のように述べてきました。


シリーズ開始にあたって・・頭痛とは
 
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12289200685.html


頭痛を理解するために
 
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12289295264.html


慢性頭痛へのストレスの影響
 
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12289517890.html


慢性頭痛の基本骨格となる「体の歪み(ストレートネック)」
 
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12289574446.html


慢性頭痛の発症過程
 
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12289601731.html


「酸化ストレス・炎症体質」その1
 
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12289764453.html


「酸化ストレス・炎症体質」その2
 
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12289765984.html


「脳過敏」とは・・
 
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12289785522.html


慢性頭痛へのセロトニン神経系の関与
 
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12289811637.html


ホメオスターシスからみた慢性頭痛
 
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12290059027.html

 


 すなわち、脳のなかに異常のない慢性頭痛は、すべて一括して考えるべきであると述べてきました。

 とくに、慢性頭痛の9割を占める緊張型頭痛と片頭痛は一緒に・一括して考えるべきであると述べてきました。

 その具体的なイメージ図は以下のようなものです。
 
 
片頭痛の”緊張型頭痛”はsmall migraine 


      片頭痛
    big(true)migraine
    連続体
 緊張型頭痛        
緊張型頭痛
 small migraine
    (脳内セロトニンの関与)


  緊張型頭痛と片頭痛の基本的な相違点は、「ミトコンドリアの働きの悪さ」という”遺伝素因”を持っているかどうかだけの差でしかありません。
  発症の要因は緊張型頭痛、片頭痛では共通しているということであり、片頭痛の場合はこうした発症要因の影響を受けやすいために、緊張型頭痛と比べて、頭痛の程度・頻度が比べものにならない程酷いということです。


慢性頭痛とは、東洋医学でいう”未病”の段階にある


  そして、片頭痛はホメオスターシス(自然治癒力)の観点から考えるべきです。
  このような観点からすれば、片頭痛は”未だ病気にまでは至っていない”ということです。
 このように考える限りは、西洋医学でいう病気か健康かといった 健康と病気を二律背反的に捉えるのでは極めて不適切と思われます。
  東洋医学では病気とはいえないが健康とも言えない半健康的な状態を「未病」と捉え、未病の段階で体の不調を治していくのが最も良い治療法であると考えています。
 ということは、慢性頭痛は片頭痛、緊張型頭痛、日常的に感じる極く軽度の頭痛すべてを含めて”未病”の段階のあるものと考えるのが妥当と思われます。


 ”脳のなかに異常のない”「慢性頭痛(一次性頭痛)」は、東洋医学でいう”未病”の段階にあり、すなわち健康と病気の中間に位置しており、この”未病”は本来、生活習慣の問題点から引き起こされ、ここから”病気”としての難治性の頭痛へと進展するものです。
 このような意味合いから、”未病”の段階にある、慢性頭痛とは「健康的な生活」を送ることを阻害する”生活習慣”に根本的な原因があると考えなくてはなりません。
   このように、慢性頭痛が生活習慣の問題点から引き起こされることを、これまでの記事によって明らかにしてきました。


 このような、「健康的な生活を送る」ためには、”ミトコンドリア”が重要な”鍵”となり、生命の根源ともなるべき役割を果たしています。


 すなわち、ミトコンドリアは、私達の体を構成する細胞の中にあり、食事から摂取した栄養素から生きる為に必要なエネルギーを作り出しています。エネルギーを常時たくさん使う細胞であるほど、ミトコンドリアの数が多く存在し、ミトコンドリアは、私たちの”活力源”ともいえるものなのです。


 ミトコンドリアの働きが悪くなると、細胞が活動するために必要なエネルギー発生量も少なくなります。その結果、器官や組織を構成する個々の細胞のエネルギーの不足が直接的に器官の機能低下を引き起こすことになります。


 私達が日中活動している際に、常時活動している神経系がセロトニン神経系です。
 こうしたことから、このようにエネルギーを常時たくさん使うセロトニン神経系は、ミトコンドリアの働きが悪くなりますと、同時にセロトニン神経系の働きまで悪くなってきます。
  セロトニン神経系は、”大脳皮質を覚醒させ、意識のレベルを調節する、自律神経を調節する、筋肉へ働きかける、痛みの感覚を抑制する、心のバランスを保つ”などの重要な働きをし、「健康的な生活」を送るためには欠かせない働きをしています。


 「健康的な生活」とは、生まれつき体に備わっている「生体リズム」に沿った生活ということを意味しています。
 この「生体のリズム」は「ホメオスターシス」によって維持され、「体内時計」により刻まれ、「体内時計」は「ミトコンドリア」・「セロトニン神経系」により制御されています。
 

「姿勢の悪さ」は、以下のような要因が原因になっています


 ミトコンドリアは、全身を支え、姿勢を整える筋肉グループ「抗重力筋群」に多く存在し、ミトコンドリアの働きが悪くなれば当然のこととして姿勢の悪さを引き起こしてきます。


  セロトニン神経は直接体を動かすのではなく、筋肉を緊張させることによって、重力に対して姿勢を保つために働く筋肉に働きかけていることから、セロトニンが不足してきますと、セロトニン本来の働きである「正しい姿勢の保持」が困難となり、結果的に「姿勢の悪さ」を引き起こします。


  私達の生活環境は活性酸素に満ち溢れており、ここ50年間の間のうちにミトコンドリア自体の働きが人間界において、悪化していることから、生活習慣の問題により引き起こされた「脳内セロトニン低下」と相まって、「姿勢の悪さ」を引き起こしやすい状況にあります。すなわち、脊椎起立筋群に対して、ミトコンドリアの働きの悪さは、”筋肉そのもの”への関与、さらに脳内セロトニンは、”神経系の要因”として、関与しています。
  こういったことから、現代では、姿勢の悪さが日常茶飯事にみられるようになってきました。

 
 このように、「慢性頭痛」を引き起こす原因は、すべて「ミトコンドリア」に関連しています。そして、「セロトニン神経系」はミトコンドリアと連動して作用しています。姿勢の悪さにも関与しています。姿勢の悪さは、最終的には「体の歪み(ストレートネック)」を形成することになり、慢性頭痛の基本骨格になるものです。このことは述べたばかりです。
 

ミトコンドリアと活性酸素・・「酸化ストレス・炎症体質」


 ミトコンドリアは細胞のなかにある小さな器官で、糖と酸素を利用してエネルギーをつくり出す、いわばエンジンのような役割を果たしています。
 ところが、このミトコンドリアは、エネルギーを出すとき、同時に排気ガスのような「活性酸素」を発生させます。
 自動車に例えるとわかりやすいと思います。ガソリンを使ってエンジンを動かしたら、排気ガスが出ます。
 同じように、ミトコンドリアも、エネルギーを作り出したら、排気ガスと同じようなものが出てしまうのです。それが、活性酸素です。
  例えば、360ccの軽自動車をブンブンふかしていたのではダメで、エンジンを大きくして(=ミトコンドリアを増やして)少ないガソリンで効率よくエネルギーを出し、排気ガス(活性酸素)の少ない良質なエンジンを積んでおくことが重要になってきます。


  生活環境の影響や年齢を重ねると、このミトコンドリアの数が減少していき、さらにミトコンドリアの働きも低下していきます。ガソリンばかり食ってあまりエネルギーが出ないような質の悪いエンジンになってしまうわけです。

 
 ミトコンドリアを増やすと、体全体のエネルギー発生量を増やすことができます。ミトコンドリアを増やし、元気にさせると、エネルギー合成時に発生する活性酸素の消去する機能も高まります。
 しかし、弱ったミトコンドリアの活性酸素を消去する機能は低く過剰の活性酸素が発生し、その活性酸素によってミトコンドリアがさらに弱っていくという悪循環が始まります。


身の回りの活性酸素を生み出す要因


  活性酸素は、「呼吸をする」、「食事をとる」、「運動をする」など、ごく普通の生活をしているときにも発生します。酸素を取り込み、エネルギーを作る過程で必ず発生するからです。そのほか、白血球が細菌を殺傷するとき、生理活性物質が作られるとき、有害物質(過酸化脂質、残留農薬、食品添加物、抗がん剤、アルコール、タバコ、大気汚染物質など)を解毒するとき、止まっていた血液が再び流れ出すとき(再濯流)、紫外線や電磁波(レントゲンなど)を受けたとき、強い精神的ストレスを受けたときなど、さまざまな要因により発生します。


  もちろん活性酸素が体の中で増える一方ですと、人間はたちまち死んでしまいます。
 そのため、私達の体は活性酸素を取り除く手段を持っています。


「酸化ストレス・炎症体質」


  ただ、この手段では手に負えない量の活性酸素が発生したとき、活性酸素の発生が”抗酸化作用(抗酸化力)”より常に優位な状態が、いわゆる「酸化ストレス」になります。


 「酸化ストレス・炎症体質」とは活性酸素の発生が除去しきれないほど発生してしまう状態のことで、これらが原因で細胞が傷つけられ、さまざまな病気(炎症)を引き起こしてしまう状態のことをいいます。

 
 片頭痛の患者さんでは、このような「酸化ストレス・炎症体質」の状態にあります。


「健康的な生活を送る」ためには


 「ホメオスターシスの三角を構成する3つの「柱」には、自律神経、内分泌系、免疫系があります。
 「ホメオスターシス三角」を形成する3つのなかの、自律神経系の調節には、”セロトニン神経系”が関与し、内分泌系は”ホルモン”と”生理活性物質”が関与し、免疫系には”腸内環境”が重要な位置を占めています。

 
 「ホメオスターシスを構成する3つの柱」を健全化させることによって、「自然治癒力」を高めなくてはなりません。
 「自然治癒力」を高めるためには、”主として”以下が重要になります。


     1.自律神経を整えること・・セロトニン神経の活性化
     2.必須脂肪酸のオメガ3とオメガ6をバランスよく摂取すること
     3.腸内環境を整えること


 さらに、姿勢に注意し、運動不足にならないように、さらに食事をバランスよく摂取することが「健康的な生活」を送る上で重要になってきます。
  とくに、姿勢の悪さは、「健康的な生活を送る」上に、さまざまな悪影響を及ぼします。 姿勢の悪さは最終的には「体の歪み(ストレートネック)」を引き起こします。
 
 
     1.姿勢を正しくする・・「体の歪み(ストレートネック)」予防
    2.運動不足にならない
    3.食事をバランスよく摂ること


 以上のような個々の要因がすべて、”日常的に感じる極く軽度の頭痛”を引き起こす原因になります。これらを一つ一つ是正されませんと、これらがすべて重畳し、積み重なってくることになります。このため、頭痛は次第に増悪することになります。


専門家は、決してこのようには考えません


  専門家は、「国際頭痛分類 第3版β版」を頭痛診療および頭痛研究の絶対的な基準(教義・教典)とされます。
 本来の「国際頭痛分類 第3版β版」の目的とするところは、片頭痛を明確に定義することによって、間違いなく、片頭痛に対してトリプタン製剤を処方させるためのものです。
 このため、”片頭痛と明確に定義された”「国際頭痛分類 第3版β版」の基準に合致しないものが緊張型頭痛とされ、いわば緊張型頭痛は”ゴミダメ”的な性格の強い頭痛とされ、専門家の間では、極めて”取るに足らない頭痛”とされています。このように全く無視されています。
 このように、片頭痛と緊張型頭痛はまったく別の範疇の頭痛であるといった”教義”が専門家の間で作られることになっています。
  頭痛研究の場面でも、「国際頭痛分類 第3版β版」が「絶対的な基準」とされています。 頭痛研究も片頭痛が中心となり、それも各種のトリプタン製剤の作用機序の面から行われることになっています。

 ということは、片頭痛は緊張型頭痛とまったく切り離して考え、緊張型頭痛と片頭痛が連続したものであるとは一切考えていません。

 そして、致命的な欠陥は、以下のような”枝葉末節なこと”を針小棒大に考えることによって、益々、混迷を深めてきました。


 片頭痛のときに起こる脳の変化(閃輝暗点)が、PET、MRI(BOLD法)といった脳の新しい方法で、脳の病気が画像として確認され、群発頭痛の発作時には、視床下部が異常に活性化する事がPET、MRIなどの新しい測定法で発見されたことから、頭痛持ちの頭痛といわれるもののなかに「頭痛そのものが脳の病気」であることがわかってきたとされています。

 ところが、どうして、このような病像が、PET、MRIで捉えられるのかという原因に対する考察がまったく欠如していることに気がつかれることはありません。このことは、脳過敏、「体の歪み(ストレートネック)」の部分で述べたことです。

 

  片頭痛の病態をトリプタン製剤の作用機序の面から説明してきたことによって、諸々の疑問点(今回のシリーズの最初の記事で示しました)が生まれてきているところから、最近では、脳のなかに異常のない頭痛と”定義”される片頭痛が、”片頭痛発生器”というものを脳幹部付近に想定することによって、”中枢性疾患”という脳のなかに異常のある頭痛とまで、”基本的な定義”さえ覆されています。
  このように、片頭痛が脳のなかに異常のない頭痛という基本原則まで覆され、脳のなかに異常のある二次性頭痛とまで考えられるに至っています。まさに支離滅裂な状況に至っているとしか表現できません。


 脳のなかに異常のない一次性頭痛(慢性頭痛)は、国際頭痛分類第3版では、緊張型頭痛、片頭痛、三叉神経・自律神経性頭痛(ここに群発頭痛が含まれます)、その他の一次性頭痛に分類されています。
 頭痛研究を行う場面では、これまで専門家は、このように4つに大別された頭痛群をさらに、個々の頭痛を別個に独立させて研究すべきとされてきました。
 このように、片頭痛だけは特別扱い(神格化)され、緊張型頭痛をはじめとした他の慢性頭痛とはまったく切り離して・別個のものと考えてきました。


 片頭痛の治療は、発作のメカニズムを治療することが可能になり、このためセロトニンのレセプターを活性化するトリプタン系の薬剤が使われます。


  このように片頭痛が治療ができるようになったことから片頭痛は「病気」とされました。

 

 本来なら、片頭痛は”未病”の段階にあるはずのものです。片頭痛を病気と考えることによって、片頭痛にはトリプタン製剤という片頭痛の特効薬があるとしきりに宣伝し、片頭痛患者を医療機関に誘導してきました。片頭痛は、未病の段階にあるということは、これまでの生活習慣の問題点が原因となっています。

 にもかかわらず、このような生活指導を一切することなく、ただ単にトリプタン製剤を処方するだけです。

 緊張型頭痛から片頭痛へと進展していくはずでありながら、緊張型頭痛を無視することによって、緊張型頭痛からフリーパスで片頭痛へと移行させることになり、片頭痛予防などは論外とされ、片頭痛患者さんを量産させてきました。

 このような状況はトリプタン製薬メーカーおよび医者にとっては願ってもないことになっています。このようにして、製薬メーカーが潤い、医者にとっては、片頭痛患者さんは終生の”ドル箱”になっています。


 こういったことから、このように片頭痛治療の世界にトリプタン製剤が導入されて以来、片頭痛の適切な治療とは、”片頭痛発作時にトリプタン製剤を服用することである”と公言してきたにも関わらず、逆に、片頭痛が慢性化し、頭痛地獄の辛酸をなめている人も出てきました。

 


    トリプタン製剤による「薬剤乱用頭痛」がなぜ増加したのでしょうか
      
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12264045857.html
      
  片頭痛中心の頭痛医療・・混迷を深める頭痛医療
       
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12263430814.html
   


  以上のように、これまで専門家は、「脳のなかに異常のない慢性頭痛とは一体何なのか」という基本的な命題をまったく考えることはありませんでした。
 このような海図・羅針盤にも等しい考えもなく、闇雲に頭痛研究を進めてきたということです。
   
     
   ”総論”なき現代の「臨床頭痛学」
     
https://ameblo.jp/yoyamono/theme-10086045076.html
   

 

  その結果、片頭痛発作時の閃輝暗点の病態を偶然、SPECTもしくはPET、MRI(BOLD法)といった脳の新しい方法で、画像として捉えたといった枝葉末節のことを針小棒大に考えて以来、ここから一歩も踏み出すことが出来ぬまま、迷走するしかなかったということです。
   
   
  ただ、こうした問題は「西洋医学」の限界と考えなくてはならないのかも知れません。
   
   
     西洋医学は、頭痛診療に役立つのか
       
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12284254397.html


 

 このようなことから、私達は以下のことに注目しなくてはなりません。
  すなわち、発想の転換を図る必要に迫られています。


人が罹るあらゆる病気の90%は活性酸素が関与


 現在では、人が罹るあらゆる病気の90%は活性酸素が関与していると言われ、さらに、感染症以外の、ほとんどの現代病である生活習慣病(片頭痛、動脈硬化、ガン、認知症を含めて)は、「後天性ミトコンドリア病」と考えられています。


  ミトコンドリアがエネルギーを産生する際に必然的に生み出されるのが活性酸素です。
  「後天性ミトコンドリア病」とは、馴染みのない病名ですが、これは”ミトコンドリアの機能が低下する病気”です。
  今までは、先天性の病気”遺伝的疾患”として考えられていましたが、現在では後天的な発症や、薬による副作用で発症することが証明されています。
 
  ミトコンドリアDNAは活性酸素によって傷つきやすい特徴があります。活性酸素によって傷つけられたミトコンドリアDNAの数が一定数を超えてくるとエネルギー産生能力が低下し、「後天性ミトコンドリア病」が発生してくることになります。
 「後天性ミトコンドリア病」とは、いろいろな原因でミトコンドリアDNAが傷つくことによって、活性酸素で身体が”酸化”していく全身病です。

 
 このような片頭痛が「後天性ミトコンドリア病」であるという考え方は、これまでトリプタン製薬メーカーおよびトリプタン御用学者によって、トリプタン製薬メーカーおよびトリプタン御用学者の利益を守るために一切覆い隠されてきました。
 しかし、このような観点から、私達は片頭痛という頭痛を考えていかなくてはなりません。

 こういったことから、ミトコンドリアについての最新の知識を身につけて、このような観点から片頭痛を考えていかなくてはなりません。
 エビデンス、エビデンスと騒ぐ以前の問題として、これまでの先達の研究業績を基にして、ミトコンドリアについての最新の知識と照らし合わせることによって、片頭痛の本態を明らかにしていくのが近道と思われます。

 

 といいますのは、専門家はトリプタン製薬メーカーおよびトリプタン御用学者の作成される「国際頭痛分類 第3版β版」を絶対的な教義・教典とされ、これに反するものは一切排除されます。

 まさに、カルト宗教を彷彿とさせるものです。

 しかし、自然科学の一分野に過ぎない「臨床頭痛学」は、これに相対峙して、人為的な基準を設けることなく、生物学の法則に基づいて「ミトコンドリア」の観点から論ずるべきと考え、今後、片頭痛を考察していくことが重要と思っております。このような自由な発想が求められます。

 

   「臨床頭痛学」は生物学の法則に基づいて・・
     
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12282205419.html

 

 どちらの立場から考えるかは、皆さんの自由です。

 すなわち、製薬メーカーの利益・金儲け医療を優先するか、片頭痛患者さんの安寧を願うか、ということで、難しく考えることはありません。

 このように単純なことでしかなく、エビデンスをとやかく論じる必要は全くありません。これが、これまでの片頭痛医療の世界でしかなかったということです。どちらの論点に立とうとも、それぞれが根拠とする基盤が異なることから、お互いフィフテイ・フィフテイということでしか、ありません。

 

 今後、さらにご期待下さい。

 

 

 これまで、以下に記事を掲載していますので参考にして下さい。

 


健康か病気か
 
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12278978297.html


なぜ、頭痛研究は進展しないのでしょうか
 
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12264310387.html


「未病」という概念
 
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12171151161.html


未病を治すとは・・
 
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12278316667.html


”未病”という観点の是非
 
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12278121481.html

 

 

 これからは、ミトコンドリアとは何かについて、考えていくことにします。
 今回は、しばしの休憩で、これまでの論点を整理しました。