従来から、ストレスは慢性頭痛を増悪させると言われてきました。
そして、これまで以下のような記事でストレスによる慢性頭痛への影響について述べて参りました。
ストレスと慢性頭痛
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12281855442.html
ストレスはなぜよくないの???
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12053181513.html
ホメオスターシス(自然治癒力)と慢性頭痛
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12245533632.html
健康を維持するためには・・ その7
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12280637285.html
「目覚まし時計頭痛」って何??? ・・群発頭痛との関係
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12047908855.html
ミトコンドリアと生体リズム(体内時計)
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12173163251.html
これまで、述べてきましたことの要点は以下のようにまとめられます。
ストレスが加わることによって
1. 自律神経を乱す・・緊張型頭痛へ
2.ホメオスターシス(自然治癒力)を乱す
3.脳内セロトニンを枯渇させます・・片頭痛へ
4.生体リズム(体内時計)を乱す・・群発頭痛へ
5.マグネシウムを枯渇させます・・ミトコンドリアの機能低下
これらについての概略をもう一度説明します。
1. 自律神経を乱す・・緊張型頭痛へ
精神的または肉体的ストレスによる緊張型頭痛
頭痛の約7割を占め、ストレスが原因となって引き起こされる緊張型頭痛ですが、そんなストレスの原因には以下のような事が考えられます。
身体的なストレスが原因
身体的なストレスが原因である場合の多くが長時間のデスクワークによる同じ姿勢の維持や、パソコンの長時間使用による眼精疲労、それに伴う肩や首の筋肉の緊張を原因とします。また肩や首の筋肉が弱い人は頭部を支えるのに余計な負荷がかかるため緊張型の頭痛を起こしやすいと考えられています。
精神的なストレスが原因
デスクワークなどで肩や首になどに余計なストレスを普段感じている人以外にも、精神的なストレスだけによってこの緊張型頭痛を引き起こす人もいます。
これは性格によるもので、几帳面すぎる人など普段から色々な事に気を使いがちな人に多くみられます。
リラックスしているような状態では、自律神経系のうち副交感神経というリラックス系の神経が活性化しています。この状態だと頭部の神経もリラックスしており、頭部の筋肉も適度に緩んでいます。しかし反対にストレスがかかったときは交感神経という緊張系の神経が活性化します。緊張時は筋肉が収縮するため、頭部の筋肉も収縮し、頭を締め付けるため、これが頭痛の原因になります。
日常的にストレスの多い忙しい生き方が続いていると、交感神経刺激により血管は収縮し血流障害と低体温を招きます。このためエネルギー産生が、解糖系に傾くことになり、ミトコンドリア系が働かない状況をつくってきます。これが重要です。
ですから、ストレスを少なくして(ストレスにうまく対処して)、副交感神経優位の状態に戻していかなくてはなりません。
2.ホメオスターシス(自然治癒力)を乱す
ホメオスターシス(恒常性)には自律神経、内分泌系、免疫系の3つの働きが深くかかわっております。
自律神経系の調節には、”セロトニン神経系”が関与し、内分泌系はホルモンと”生理活性物質”が関与し、免疫系には”腸内環境”が重要な位置を占めております。
先述のように、ストレスによりまず自律神経が乱されてきます。
コルチゾールは、ストレスに対処するために副腎皮質で分泌されるホルモンのひとつで、「ストレスホルモン」と呼ばれることもあります。
主な働きは、血糖値を上昇させ、ストレスに対処するエネルギーを確保することです。また、コルチゾールには、免疫が原因で起こる炎症を抑える働きがあります。いずれも、ストレスに対応するために必要な働きです。
しかし、過剰なストレス状況が続くことによってコルチゾールが過剰に分泌されると、血糖値が上がりすぎたり、免疫力低下に伴い、感染症(風邪など)にかかりやすくなったりしてしまいます。加えて、脳の記憶を司る海馬を萎縮させると言われています。
その他、ストレスに反応して分泌される主なホルモンには、アドレナリンや、ノルアドレナリンがあるとされます。
このようにして、内分泌系に問題を引き起こすことになります。
基本的には、ストレスを受けると腸内環境は悪化します。その理由は、ストレスが自律神経に影響して便秘になってしまい、その結果、腸内環境が悪化してしまいます。
ビフィズス菌などの善玉菌は、ストレスを受けるとその数が減ってしまうと言われています。
このようにして、ホメオスターシス(自然治癒力)を構成する3つの要因が乱れてきます。
3.脳内セロトニンを枯渇させます・・片頭痛へ
ストレスを受けると、脳にある視床下部がそれを感知し、副腎から副腎髄質ホルモン(カテコールアミン)と副腎皮質ホルモン(コルチゾールなど)の分泌を促します。また間脳の橋の青斑核にあるノルアドレナリン神経からはノルアドレナリンが、交換神経末端からはアドレナリンが分泌されます。
さらに、ストレスが続くと交感神経が過敏となり、アドレナリンやノルアドレナリンの分泌が高まります。
セロトニンは過剰に分泌されたこれらのホルモンを抑制して、自律神経のバランスを整える働きも担っています。
人間の感情の基本は、"快"と"不快"です。快を感じた時にはドーパミンが分泌され、不快を感じた時にはノルアドレナリンが分泌されます。どちらにしても過剰の分泌は問題ですので、この時、セロトニンが働いて過剰分泌にブレーキをかけます。
脳の中で”快・不快”を感じるのは大脳辺縁系といわれる場所です。辺縁系には記憶の中枢である「海馬」や、情動を感じる「扁桃体」があります。扁桃体の刺激は視床下部という場所に伝わり脳内に色々なホルモン物質が出て自律神経を刺激します。幸せな気分はセロトニンやエンドルフィンが放出され、不快や恐怖ではアドレナリンやノルアドレナリンが放出され交感神経の働きを強めます。
嫌なことを経験しますと、海馬が”嫌な記憶”を扁桃体に伝えます。扁桃体では不快・恐怖・緊張といった反応が起こり、この刺激は視床下部に伝わりアドレナリンやノルアドレナリンが放出されます。アドレナリンは血管を収縮させますから肩や頸の筋肉の血流が減って筋肉の栄養が不足し、筋肉でできた老廃物を外へ運び出せなくなります。このため筋肉が凝ってしまうのです。これにより、肩こりが起こり、緊張性頭痛が引き起こされます。
このようにして、体がストレスを受けると、最終的にストレスの影響を緩和するために副腎皮質ホルモンが分泌されます。
副腎気質ホルモンはセロトニンが神経細胞を伝わっていく時にセロトニン回収口を塞いでしまいます(脳内セロトニンは生成量が少ないので、8割程度は回収しながら溜まりを作り、一部だけを神経の伝達に使う仕組みになっています)。
副腎皮質ホルモンが回収口を塞ぐと、一時的に神経伝達に使われるセロトニンは増えるのですが、ストレスが長く続くと貯まりが少なくなって、セロトニン不足を起こすことになります。
このようなことが繰り返し起きますと、セロトニンの再回収口は完全に機能を失い、慢性的なセロトニン不足を招きます。
縫線核に細胞体を持つセロトニン神経系(セロトニンが神経伝達物質)は脊髄後角でシナプス接続して、痛みを抑制します。
以上のことから、慢性的にストレスに晒されることによって、「脳内セロトニン不足」を来すことによって、痛みを制御ができなくなって、痛みを感じやすくなります。さらに、うつ病を引き起こすことになります。
4.生体リズム(体内時計)を乱す・・群発頭痛へ
人のカラダは地球の自転による24時間周期に合わせて、体温や血圧、ホルモンの分泌など、カラダの基本的な働きを約24時間のリズムで変化させています。この約24時間周期のリズムをサーカディアンリズム(概日リズム)といいます。このサーカディアンリズムは体内時計によって刻まれているため、体内時計が乱れると、さまざまな生体リズムも乱れてきます。
群発頭痛は、従来より体内時計の乱れから起きるとされています。
5.マグネシウムを枯渇させます・・ミトコンドリアの機能低下
通常、ストレスがかかるとアドレナリンが分泌されます。
アドレナリンによって心拍数が上がって、血圧上昇、血管収縮、筋肉収縮が起こります。
こうやって外部からのストレスに身体が対処しようとするわけです。しかし、こういった作用には必ずマグネシウムが必要で、ストレスがかかる状況が続けば、マグネシウム欠乏に陥ります。
ストレスの研究で有名な、ハンス・セリエによれば、身体の短期的な闘争反応、逃避反応から、慢性的ストレスに移行する際にもマグネシウムが消耗されると言います。また副腎(ストレス調整臓器)は、コルチゾールやストレスホルモンであるノルエピネフリンを作り出しますが、ノルエピネフリンはアドレナリンに似た作用を示し、同じくマグネシウム不足を生じさせます。
またストレスによる副腎の酷使は、マグネシウム不足を生みますが、体内のマグネシウムレベルが低い時にストレスにさらされると、より多くのアドレナリンが放出されてしまうのです。
アドレナリンは、イライラや怒りっぽさ、短気、感情の爆発などを作り出すので、まさに悪循環の流れが出来上がるわけです。こういった悪循環をストップさせるのには、マグネシウムレベルを回復させることが重要になってきます。
またストレス反応が続く間は、アドレナリンの放出を促進するのにカルシウムが必要とされますが、元々カルシウムが過剰になっているとアドレナリンが溢れかえってしまいます。しかし十分にマグネシウムがあれば、余剰カルシウムを抑えてくれ、通常レベル以下にしてくれるので、ストレス反応が抑制されます。
ストレス状態にある人の尿に含まれるマグネシウム濃度を測ると通常時に比べてマグネシウムの排泄量が増えています。
これは、ストレスに対する防衛反応として、ノルアドレナリンというホルモンが分泌されるときにマグネシウムが消耗されたためです。
強いストレスを感じると体内のマグネシウムがどんどん使われ、益々ストレス状態が悪化するという悪循環に陥ります。
「ミトコンドリアの働きの悪さ」に、マグネシウム不足が加わると・・
片頭痛の方は生まれつきミトコンドリアの機能低下が存在します。
ここにマグネシウムが不足すればどのようになるのでしょうか?
マグネシウムイオンは細胞内小器官(ミトコンドリア)の膜構造ならびに細胞膜構造において膜の安定性を保つ役割をしています。
細胞膜にはミネラルイオンが通過できる小さな「穴」があり、これを使って必要なミネラルを自在に出入りさせることで細胞内のミネラルイオン濃度の調整しています。ミトコンドリアには、細胞内のカルシウムイオン濃度を適正に調整する作用があります。
マグネシウムイオンが不足すると細胞内小器官(ミトコンドリア)の”膜構造ならびに細胞膜構造”のイオンポンプの力が弱くなり、細胞内小器官であるミトコンドリア膜の透過性も亢進し、ミトコンドリア内に入り込んだカルシウムイオンは、ミトコンドリア外へ出ていけません。このために、カルシウムはミトコンドリア内に少しずつ蓄積してきます。ミトコンドリア内カルシウムイオンの増加が起こります。このようにして、ミトコンドリア内カルシウムイオン濃度を薄めるために細胞浮腫、つまり水ぶとりの状態になります。
細胞内のカルシウムイオン濃度が異常に高くなり過ぎますと、ミトコンドリアの調整機能は破壊されてしまいます。その結果、調整機能が壊れたミトコンドリアは死滅してしまいます。
ミトコンドリアのエネルギー産生やミトコンドリア自体の生死には、ミトコンドリア内のカルシウムイオン濃度が強く関係していて、カルシウムイオン濃度は片頭痛の発症にも非常に大きな原因となります。
このようになった細胞に、適量のマグネシウムが供給されると、溜まっていたカルシウムイオンなどが排出され、それにつづき、水分も排出されますが、この水ぶとり状態も限度がありカルシウムイオンがある量を超えると、その細胞は不必要となり見捨てられます。そして、後にはカルシウムイオンなどで一杯になった固まりだけが残されます。これが石灰化した細胞のことです。結果的に、この細胞は死滅してしまいます。
細胞内のマグネシウムが著しく不足すると、カルシウムイオンを細胞外に排出するカルシウムポンプの調整機能が働かなくなり、筋肉は収縮状態(緊張した状態)が続くことになります。片頭痛の前兆や、発症の引き金となる脳血管の収縮は、脳血管細胞内のカルシウム濃度の高まりによっても生じます。それはつまり、マグネシウム不足がもたらす結果でもあるのです。
このようにして、マグネシウムイオンの低下はミトコンドリア内カルシウムイオンとナトリウムイオンの増加およびカリウムの喪失による細胞内でのカリウムイオンの低下を招きます。このようにして、細胞は興奮しやすくなります。 これが「脳過敏」を引き起こしてきます。このようにしてマグネシウムイオンの減少はミトコンドリアの代謝異常をきたして、神経細胞を興奮しやすくすることになります。これが『皮質拡延性抑制』を発生させることになります。
これらは片頭痛の根本的原因として考えられているものです。
片頭痛では、ミトコンドリア機能低下が生まれつき存在するために、ミトコンドリアはマグネシウムイオンの減少による影響をさらに受けやすくなることになります。マグネシウムイオンの低下は片頭痛発作の結果でなく発作の始まる前から存在しているのです。神経細胞の”興奮性の亢進”はマグネシウムイオンの減少の結果あるいはミトコンドリアの機能低下の結果として生じているものです。このようにして、「脳過敏」が形成されることになります。
片頭痛とてんかんは密接な関係にあって,「片頭痛は本質的にてんかんの一種である」ことが強調されていますが、”脳の興奮性の亢進”は、上記のことを示すものです。
そして、マグネシウム不足が持続すれば、ミトコンドリアの働きをさらに悪くさせることに繋がることになり、片頭痛を悪化させる”元凶”にもなってきます。
ストレスと活性酸素
ストレスがたまると活性酸素が増える
活性酸素を増やす要因には、食生活の乱れやタバコや大量の飲酒、過激なスポーツ、紫外線など、さまざまな要因があります。しかしそれだけではなく、ストレスも重要な要因のひとつです。代表的なメカニズムには、次のようなものがあります。
1.ストレスを受けると、ストレスに対抗する「副腎皮質ホルモン」が分泌される。この分泌と分解の過程で、活性酸素が発生します。
2.ストレスは、「抗酸化ビタミン」ともいわれるビタミンCを大量に消費します。
3.緊張が続くと血管が収縮し、一時的に血流が阻害されます。その後、血管が拡張したときに、血液が勢いよく流れますと、大量の活性酸素が発生します。
4.ストレスがあると高血糖になりやすい。この状態も、活性酸素が増える一因となります。これが、エネルギー代謝を解糖系に偏らせ、ミトコンドリア系を働かさなくなる要因になってきます。
イヤな仕事や勉強、人間関係などのストレスも、体内で活性酸素がドッと増えます。よく、ストレスから胃潰瘍、十二指腸潰瘍になった、とききますがこれも活性酸素が犯人です。ストレスにより血管が強く収縮し血流障害がおき、虚血状態に陥った後、血流が再開する時大量の活性酸素がドッと洪水のように発生するのです。
ストレスホルモンの一種であるコルチゾルが免疫機能の重要な役割をになうNK細胞の機能を停止させ、生成時に活性酸素も発生させます。
ストレスが体にダメージを与える理由は、体内のあらゆる栄養素が消耗し、瞬間的に血管が収縮して血行が悪くなります。この血流が再開されるときにドッと大量の活性酸素が発生するのです。
体内のあらゆる栄養素が血液中に動員され、筋肉や副腎といったストレスとの闘いで活躍する組織に優先的に送られるのです。その一方、そのほかの組織は逆に栄養を絞りとられる結果となります。ストレスに対処するのに直接関係しない臓器(消化器や皮膚など)に送られる血液量が最小限に絞られます。
ストレスが解消されると、これらの臓器にも血液が戻ってきます。このときにも、活性酸素が大量に発生すると考えられています。現在のように繰り返しじわじわとストレスが続く状況では、体にとって大きな負担となります。例えば、ストレスがかかると心拍数や血圧が上がるのは、身に迫る危険に対抗するために自律神経により様々な臓器が調整された結果です。身に迫る危険に対抗するための、体の仕組みになっています。
片頭痛発作の引き金となるストレス
精神的なストレスによりアドレナリンが分泌されると、血糖値(血液中のブドウ糖濃度)は上がり、体脂肪も分解され始めるため体脂肪からの遊離脂肪酸が生成されるようになります。
本来、これらの体の変化は獣(外敵)などに襲われた時に人間が外敵と戦ったり逃げたりする時にエネルギー不足を起こさないための緊急的体勢の備えとして身に付いたものと考えられます。
通常、体脂肪のエネルギーへの利用は空腹時(食事を摂らない時)にエネルギーの不足分を補うために生じ、生成した遊離脂肪酸は直ちに体に必要なエネルギーとして使用されます。
しかし、エネルギーとして必要性がほとんどなく、単に精神的なストレスだけによる緊張のためだけに生成した遊離脂肪酸は血中の遊離脂肪酸濃度を高めるだけの結果となります。ストレスから開放されると消費されるあてのない遊離脂肪酸は一時的に血中の濃度を高めるだけの結果となってしまうのです。
その結果、血小板に直接作用して血小板の凝集を促進することや脳血管壁を傷つけ活性酸素を発生させるなどの現象を引き起こすと考えられます。
このため、ストレスを受けている時に発症するのではなくストレスから開放された時に片頭痛を発症しやすくなるのです。
ストレス対策
そして、ストレス対策として、以下のように述べて参りました。
ストレスはなくせるの??? その1
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12064791170.html
ストレスはなくせるの??? その2
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12064793710.html
以上のように、ストレスが加わることによって慢性頭痛は増悪してきます。
当初は、自律神経の乱れから緊張型頭痛を引き起こしてきますが、ここにさらにホメオスターシス(自然治癒力)を構成する3つの要因が、生活習慣の問題によって障害され、さらに長期間ストレスに晒されることによって脳内セロトニンが枯渇することによって、片頭痛へと進展していくことになります。
さらに長期間ストレスに晒され続ければ、体内時計を乱すことになり、睡眠時頭痛(目覚まし時計頭痛)や群発頭痛へと進展していくことになります。
このようにして、ストレスの加わる時間的な長さの相違によって、緊張型頭痛、片頭痛へと進展していくものと考えられます。
ここには、当然のこととして、片頭痛の遺伝素因が関与していることは言うまでもありません。
このように、慢性頭痛は、すべて一連の頭痛と考えなくてはなりません。