海展(国立科学博物館)のひとりツアー! 口コミ・感想」からの続きです。⇒

 

日本国内で恐竜王国といえば、真っ先に思い浮かぶのは福井県ですよね。ただ、他の県にも恐竜スポットは幾つかあります。そのうちの1つが福島県です。

ドラえもん「のび太の恐竜」のピー助こと、フタバスズキリュウ(フタバサウルス・スズキイ)が発掘されたことでも有名です。映画ドラえもん「のび太の新恐竜」にもゲスト出演していましたね。

化石発掘体験は、恐竜イベントなんかで何度かチャレンジしていますが、何れも人工的な疑似体験でした。1度は本物を掘ってみたい! という訳で行ってきました、「いわき市アンモナイトセンター」! 地元の方にとっては、小学校行事などで良く行かされているとのことで、あまり特別感はないそうです。ぇー、他県民からすると、すごいスポットだと思うけどなー。

事前予約はできません。ただ、車かタクシーでないとアクセスできないこともあり、夏休みで最も混雑していそうな時期でも、定員オーバーにはならなかったです。毎日やっている訳ではなく、開催日は週末などに限定されています。また、天候によっては中止になることもあります。なので、事前に電話して開催されることを確認してから出発です。
予め用意していくものは、特にありません。岩肌で発掘するため、転んだりすると危険です。サンダルなどは禁止。軍手は現地で買えます。

恐竜の化石でも掘り当てない限り、採り放題、持ち帰り放題です。化石発掘スポットは全国にいくつかありますが、持ち帰るのは2個だけとか、アンモナイトは持ち帰っちゃダメとか、制限あること多いんですけど、アンモナイトセンターは比較的緩いんじゃないでしょうか。


発掘スポットは街中にある小さめの公園ぐらいのスペースです。そこまで広くありませんが、実際にここから様々な化石が見つかっています。ヘルメットとゴーグルを装着して、手にはハンマーとタガネを持って、好きなところで発掘開始です。
タガネを持つ指を、手加減なくハンマーで打ってしまうと、一発で骨折です。子供よりも、実はパパさんでやらかす人が多いそうです(汗。貝の密集している地層を狙うんですが、その箇所だけエグれていて掘りにくい! 岩肌を直にタガネでカチ割っていくのは、結構難儀です。


そこでお勧めなのは、誰かがカチ割って、地面に転がっている塊です。これならタガネを使わなくても、上からハンマーで叩けば割れます。子供にはこっちの方が良いですね。

発見される化石ですが、恐竜の化石なんかはそれこそ数年に1回ぐらいしか見つからず、もし掘り当てれば新聞に載るレベルです。普通は、アンモナイトやサメの歯を狙うことになります。
現物も展示されていましたが、毎日見つかるレベルになると、すっごく小さいんですよね。その大きさは、小指の爪の先ぐらい。ご飯粒サイズです。

掘っても気付かずそのまま捨てちゃう人が大半とのこと。なので、「あー、見つからないなー」と前の人たちが捨てた塊の中にも、普通に化石が入っている確率は決して低くないという解説でした。


貝の化石、見付けたーーーー!!

人生初の化石発見です。二枚貝の破片は、探すまでもなく大量に見つかります。大半が細かく破片になっているので、原型を留めているやつを探すのは、それなりに大変ですが、何個かは見付けられるんじゃないでしょうか。
あと植物の化石もすぐ見つかります。というか、説明されないと、ただの黒い土です。触るとボロボロ崩れて、教えてもらえないと化石だって分かりません。こちらは確実に原型を留めていないので、石炭っぽい黒い土、という感じです。

貝、貝、貝! もうね、二枚貝の化石ばっかりです。珍しいやつは、そう簡単には見付かりません。見付けたかも知れませんが、小さすぎて気付けません。
二枚貝以外になると一気にレア度が上がって、うち以外にも50人ぐらい掘っていましたが、アンモナイト、サメの歯、琥珀、巻貝を見付けられたのは、それぞれ1組ずつといった感じでした。間違いなく埋まってはいますが、体験イベントの時間内に見付けられるかどうかは、運次第ですね。感覚的には、打率は1割以下ぐらいに思っておくと良いです。


見付けられなかったお子様にチャンス! 夏休み限定のイベントだったかも知れませんが、終了後のジャンケン大会に勝つと、サメの歯をゲットです。あっさり負けるゆうくん。
でも大丈夫! クイズイベントもやっていて、こっちではサメの歯をもらうことができましたー! 「ママが解いたんだよー」と係の人に言い放つ、ゆうくん。しーっ、しーっ。それ言っちゃダメー。クイズイベントは、「大人の参加も大丈夫ですよー」とのことでした。セーフ!


自力で発掘できなければ、お金で買えばいいじゃない。お土産に、モロッコ産の三葉虫の発掘体験セットを買いました。天然ものではありますが、お家でハンマーでカチわって、何も入っていない石だったら悲しいじゃないですか?
そのため、見付かった三葉虫の化石を、見付かる前の状態にボンドでくっつけてあるそうです。これなら「はずれ」がないから安心だね! でも何かズルいね!



お店の人が、トノサマバッタを見付けたので、ゆうくんにプレゼントしてくれました。ところが腰が引けて、近寄ろうとしないゆうくん。受け取るのに失敗して、バッタはあっさり逃げていきました。
「か、か、可哀そうだから、逃がしてあげたの!」と強がるゆうくん。嘘が下手すぎる!


化石の貝を発掘した帰りに、海岸でも貝殻拾い。

映画「すずめの戸締り」でボクの心に突き刺さったのは、東京出身者が東北の海沿いを眺めて「綺麗な景色だ」と呟き、被災者である主人公がギャップを感じるシーンです。この場所では、多くの人たちが命を失いました。
でも、子供にはまだ、深く説明していません。素直に海を楽しんでいます。

 

 

 

いやいや、化石だけのために、いわきまで行くのはちょっと・・・。そんな首都圏の方は、埼玉にも化石掘りスポットあるみたいですね。「化石と自然の体験館」も良さそうな感じです。


折角いわきまで行くのなら、やっぱり「ハワイアンズ」でしょう! 感覚過敏の特性があって、濡れた水着が肌に密着するのに耐えられないゆうくんは、プールはパス。ショーと温泉だけ楽しみます。実は毎年見てはいるんですが、年齢と共に受け止め方が変わってきたらしく、今年はファイヤーダンスに感動していました。

あと写真は撮れませんが、温泉で泳いできました。裸で入る温泉は2つあって、「温泉大浴場パレス」は良くあるスーパー銭湯的な感じです。まあ、普通です。
もう1つが「江戸情話与市」。世界最大級の露天風呂と謳うだけあって、でかい!! 学校のプールなんかより、全然でかい!! でかすぎるから、1人当たりのスペースがむちゃくちゃ広い。泳ぎ放題、飛び込み放題です。色々な種類の湯があるタイプではなく、とにかくでかい露天風呂です。時間帯によってはイベントとかもあるみたいですね。


夏休み、田舎の想い出。お庭の水やり。田舎といっても地方都市なので、「これぞ大自然! 日本の古き良き田園風景!」みたいな環境はないです。でも、ゆうくんにとっては、この程度でも新鮮なようです。


夏休み、田舎の想い出2。花火。炎色反応について学べます。中学受験には出るんでしょうか? 嘘です。そんなお勉強モードではやっていません(汗。都内だとなかなか出来る場所が限られてますからねー。公園は花火禁止だし、うちのアパートにあるミニサイズな庭でやったらご近所迷惑ですから。

我が家にとって夏休み恒例のいわき観光は、まだまだ続きます。


⇒「カワウソと餌やり体験の口コミ・感想(アクアマリン)」に続きます。

 

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◆ 「家庭学習」で四谷大塚の授業に追いつきたい!
◆ 「療育」(発達グレー)のあれこれ!